
沖縄への配備を前に、米軍岩国基地に駐機しているオスプレイが報道陣に公開された=27日午前11時9分、山口県岩国市、藤脇正真撮影

沖縄への配備を前に、米軍岩国基地ではオスプレイの体験搭乗を実施。国会議員らが乗り込んだ=27日午後0時47分、山口県岩国市、藤脇正真撮影
米軍岩国基地(山口県)で27日、国会議員や地元関係者らを対象にした米新型輸送機オスプレイの体験搭乗があった。午前10時半すぎに最初の2機が離陸し、基地問題を担当する岩国市幹部ら計30人が乗った。
山口県の山本繁太郎知事、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は防衛省から搭乗を打診されたが、断った。両県の市町村長も不参加で、一部は職員が乗った。広島県大竹市も含めて22市町村が打診を受けていた。山本知事は「搭乗することが県民の不安を解消することにつながらない」。仲井真知事も「(機体の)安全性に疑義があるのだから、搭乗する気はない」と明言している。
オスプレイは岩国基地に12機が一時駐機し、21日から準備飛行(試験飛行)をしている。27日の体験搭乗は自治体の職員や議員、報道関係者らも含め、計約90人が対象で、基地周辺を飛んだ。3グループに分けて飛び、2機ずつ使用。参加者は搭乗終了後、地上からオスプレイの機体を見学したり、撮影したりした。朝日新聞記者は報道関係者の抽選に外れ、搭乗していない。
オスプレイについては、防衛省沖縄防衛局が26日に沖縄県や宜野湾市などへ「早ければ28日から、準備ができた機体を順次、普天間飛行場へ移動する」と連絡。米軍は10月中の本格運用を目指している。