米軍岩国基地(山口県岩国市)に残っていた新型輸送機MV22オスプレイ6機のうち、新たに3機が2日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備された。同日午前10時ごろに相次いで岩国を離陸し、正午すぎに普天間へ着いた。
米海兵隊は、岩国に7月から一時駐機していた12機を、数週間かけて普天間に移動させるとしている。普天間では2日午前、すでに配備された6機の機体の向きを変えたりプロペラを畳んだりする作業が繰り返された。近く試験飛行を始める可能性がある。
オスプレイ配備について仲井真弘多知事は2日、県議会の一般質問で「極めて遺憾。徹底した安全性の確認がされ、県民の不安が払拭(ふっしょく)されない限り、配備は中止すべきだと政府に強く申し入れたい」と答弁した。
普天間飛行場の野嵩(のだけ)ゲート前では、この日も約150人が集まり、シュプレヒコールを上げた。稲嶺進・名護市長が3日に抗議の市民大会を開くことを報告すると、拍手が起きた。市民らはオスプレイの飛行に抗議しようと、普天間周辺の数カ所でたこや風船を揚げている。9月9日に開かれた県民大会の実行委員会によると、配備反対の署名運動を県民に呼びかけるなど、引き続き抗議の意思を示すという。
また沖縄県は2日、先着した6機の着陸時に、滑走路南側に近い上大謝名(うえおおじゃな)地区では83.7〜89.2デシベルの騒音が計測されたと発表した。90デシベルの騒音は、工場の中やカラオケ店内と同程度のうるささとされる。1日午前には、空中給油機の着陸時にも90.3デシベルが計測されている。