米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)では3日朝から、米海兵隊が新型輸送機MV22オスプレイのエンジン整備などをした。米軍は今後、整備が済んだ機体から順次、訓練飛行を始めるとみられる。
基地の駐機場には、1〜2日に到着した9機が2列に並べられ、午前8時前から整備員たちが周りを忙しく動き回っていた。尾翼が赤く塗られた隊長機とみられる機体を一時格納庫に移し、別の機体のプロペラを上向きに動かすなどした。本格的な整備が行われているとみられるが、いずれの機体もプロペラは回転させていない。
基地を見下ろす高台の公園では、住民や観光客らがひっきりなしに訪れ、「あれがオスプレイか」などと指さしていた。東京都墨田区の会社員阿部隆さん(44)は「本当に町の真ん中に基地がある。オスプレイは優秀な飛行機だと思うけど、沖縄の人たちが嫌がる気持ちも分かる」と話した。
沖縄はオスプレイ配備への反発を強めており、3日夜には、政府が普天間飛行場の移設先としている名護市で配備反対の市民集会が開かれる。他の市町村でも、自治体や議会主導の反対運動が計画されている。
一方、米軍岩国基地(山口県岩国市)に残る3機のうち2機は、部品の交換を伴う整備が必要な状態。普天間への移動には数週間かかる見通しだ。