沖縄に配備された米新型輸送機MV22オスプレイが4日午前、訓練飛行を始めた。1機は米軍普天間飛行場(宜野湾市)を飛び立ち、沖縄本島沖の伊江島補助飛行場(伊江村)に一時着陸。再び離陸し、名護市辺野古の上空などを飛んだ後、普天間に戻った。さらにもう1機も普天間を離陸した。1日に飛来してから沖縄での訓練飛行は初めて。
基地内では他の機体の整備も進められており、今後も順次訓練するとみられる。
午前9時前、格納庫前に駐機していた1機が動き始め、プロペラを斜め上に向けながら滑走を始めた。ふわりと浮かび上がると、約15秒後にはプロペラの角度を水平に変えて北西方向へ直進していった。
普天間飛行場は市街地に囲まれており、機体は上空を飛んで、米海兵隊の伊江島補助飛行場に向かった。村役場によると午前9時25分、住民から「オスプレイが着陸している」と通報があった。機体は再び離陸し、普天間飛行場の移設先とされている名護市辺野古の上空を通過。金武(きん)町のブルービーチ訓練場上空でホバリングした。午前10時55分ごろ、普天間に着陸した。沖縄本島周辺の米海兵隊基地を周回した形だ。
また午前11時40分ごろには、隊長機が普天間を離陸した。
オスプレイは1〜2日に計9機が普天間飛行場に飛来。残る3機は岩国基地(山口県岩国市)にとどまっているが、米海兵隊は数週間かけて普天間に移動させたい方針。
オスプレイの配備に対する反発は県内で広がり続けている。仲井真弘多(ひろかず)知事と佐喜真淳・宜野湾市長は、週明けにも野田佳彦首相に直接会って配備撤回を求める。