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〈メディア激変62〉広がりのデータ ミニブログ、ネット人口の1割

2010年7月2日18時59分

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写真アスキー総合研究所の遠藤諭所長

 通りを隔てて、向こうは一人がたたずむオフィス街、こちらは老若男女がにぎやかに行き交う繁華街――。

 ネットのトレンドを毎年調査する「インターネット白書」(インプレスジャパン)最新版の表紙は、ツイッターなど短いメッセージをやりとりする「ミニブログ」人口の変化を、街の人通りに例えたイラストだ。昨年4月の調査ではネット利用者の1.4%だったが、1年後には9.7%へと急増した。

 「昨年はまだきちんと調査の対象にもならなかったものが、この1年であっという間にトレンドになった」と、調査を担当したインプレスR&D社の柴谷大輔さん(33)。特に端末別でのミニブログ利用を見ると、「iPhoneなどのスマートフォン(多機能携帯電話)経由でネットを利用する人のうち、42.5%が使っている。パソコンと一般の携帯電話でネット利用する人の19.1%と比べても、非常に高い」。

 アスキー総合研究所が、昨年の12月に行ったツイッターの利用状況調査によると、昨年1月から3月にかけて使い始めた利用者は6.3%。それが4〜6月は13.7%、7〜9月が23.5%、10〜12月が25.7%。増加に拍車がかかっていく様子が分かる。

 始めたきっかけは、「ブログやネット上の口コミを読んだこと」が半数程度。利用者の3割近くが東京在住だ。

 多くの市場調査では、ツイッターを使ったりタブレット型多機能端末「iPad」を買ったりするのは、比較的高い年齢層とされる。「だがこの調査では、ツイッター利用者は20代が最も多く、平均年齢は35.7歳。若い人の利用が伸びている。iPad利用者も、若い人が増えていくのでは」と同研究所長の遠藤諭さん(54)は分析する。

 ツイッターの企業による利用も広がっている。インプレスの調査では、その割合は1900社中6.2%。「製品サービスの広報」が62.7%と最も高く、「企業の広報」(50.8%)、「キャンペーン」(47.5%)と続く。

 「ツイッターで、自分の専門分野を話題にしている人を探してフォロー(登録)すれば、機械的な検索サービスでは分からない、密度の濃い情報が的確に収集できる」と遠藤さん。これからは専門家やビジネスマンの利用も伸び、ツイッターが社会の実質的なインフラになる可能性があると考えている。(服部 桂)

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