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東京と大阪のアーレフ(オウム真理教から改称)道場や、広島県教職員組合(広島市)が5月から6月にかけて銃撃された事件で、警視庁や大阪府警、岐阜県警などは19日午前、岐阜県内に拠点がある刀剣愛好家団体「刀剣友の会」会長で会社役員村上一郎容疑者(54)=岐阜市西川手9丁目=ら同会員6人を銃刀法違反(発射)と建造物損壊の疑いで逮捕した。同会事務所があるとされる刃物販売会社「日本レジン」(岐阜県岐南町)など14都府県の59カ所を捜索している。容疑者の1人の車から自動式拳銃1丁が見つかった。
捜査当局によると、6人は警視庁などの右翼関係者リストにないが、友の会の会報で「七生報国」という言葉を使うなどしていることから、警視庁などは右翼的な思想に基づいて事件にかかわったとみて背後関係の有無の解明を進める。
3件の事件直後に「建国義勇軍」や「国賊征伐隊」を名乗る男から関与を認める電話が報道機関にあった。同様の団体名の犯行声明が出た事件はほかに、昨年11月から今年11月まで20件あり、捜査当局が関連を調べる。
ほかに逮捕されたのは会社員服部達哉(40)=兵庫県姫路市▽古物商手伝い中村隆治(32)=横浜市▽パソコン講師麻布孝弘(38)=岐阜県岐南町▽古物商経営野々山文雄(52)=横浜市▽会社員速水春彦(46)=岐阜県柳津町=の各容疑者。
調べでは、村上容疑者らは5月29日夜と6月13日夜、東京都杉並区と大阪市西成区にあるアーレフの道場にそれぞれ銃弾1発と3発を撃ち込んだ。さらに6月27日夜、広島市東区にある広島県教職員組合書記局に銃弾2発を発射し、窓ガラスを壊した疑い。村上容疑者は一部関与をほのめかす供述をしているという。
事件後、朝日新聞社などに「国賊征伐隊」などを名乗る男から電話があり、「赤報隊の生き残りや。おまえら殺してやるからな。まずはアレフや」「全国の日教組を殱滅(せんめつ)する」と告げた。
捜査当局は、3件の現場で見つかった銃弾の線条痕が酷似していたことから同じ銃が使われた可能性があるとみて捜査。その後、それぞれの現場から走り去った車の所有者が友の会の会員で、2台は同じ車で所有者は2人と判明。この2人が事件後に村上容疑者に電話していたという。
会報などによると、友の会は「日本人の会」という別称を持ち、会員は公称約3万人。「日本国籍を有せぬ者及び左翼は入会できない」という。
(12/19 12:57)
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