「建国義勇軍」などを名乗るグループによる一連の事件で東京地検は9日、岐阜県を本拠地とする刀剣愛好家団体「刀剣友の会」会長の村上一郎容疑者(54)ら計12人を銃刀法違反(発射)の罪などで起訴した。
ほかに起訴されたのは会社員服部達哉(40)、古物商店員中村隆治(32)、パソコン教室講師麻布孝弘(39)、古物商野々山文雄(52)ら各容疑者。
起訴状によると、村上容疑者らは昨年5月29日と同年6月13日、東京都杉並区と大阪市西成区にあるアーレフ(オウム真理教から改称)の道場に拳銃の銃弾計4発を撃ち込んだ。同年6月27日には、広島市東区にある広島県教職員組合書記局に銃弾2発を発射。名古屋市の朝銀中部信組や新潟市の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の事務所にも銃弾を発射したなどとされる。
この事件に絡み、同会の最高顧問の西村真悟衆院議員(民主)は、内定していた衆議院災害対策特別委員長への就任を辞退した。
(01/09 23:15)
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