「建国義勇軍」などと名乗るグループによる一連の事件で、東京地検は3日、刀剣愛好家団体「刀剣友の会」会長の村上一郎容疑者(54)=銃刀法違反などの罪で起訴=ら計10人を銃刀法違反や脅迫などの罪で追起訴し、一連の事件の捜査を終えた。
ほかに起訴されたのは会社員服部達哉(40)、古物商店員中村隆治(32)、古物商野々山文雄(52)の各容疑者ら。
起訴状によると、村上容疑者らは02年11月〜昨年12月、山形県鶴岡市の加藤紘一衆院議員の事務所などに銃弾と脅迫状を送りつけたり、東京都目黒区の田中均外務審議官宅に爆発物を模した不審物を置いたりした疑い。
村上容疑者は自ら脅迫行為などの相手を選び、昨年4月ごろから「建国義勇軍」と名乗って複数の事件にかかわっていたという。
(02/03 21:27)
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