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夏の参院選の「前哨戦」となる25日投開票の衆院統一補選で、朝日新聞社は18日までに全3選挙区で情勢調査(電話)を実施し、取材で得た情報も加えて中盤情勢を探った。埼玉8区と広島5区で、民主と自民の候補が互角の激しい争いを繰り広げている。鹿児島5区は自民新顔が優位に立った。どの選挙区も調査時点では有権者の3割以上が投票態度を明らかにしておらず、最後まで予断を許さない選挙戦となりそうだ。
●埼玉8区
木下厚 59 民前
柴山昌彦 38 自新〈公〉
柳下礼子 57 共新
公職選挙法違反の罪で起訴された新井正則前衆院議員の辞職に伴う。木下氏と柴山氏が接戦を展開している。柳下氏は支持拡大に懸命だ。
比例区から転じた木下氏は、前職の知名度を生かし、民主支持層をまとめ、無党派層から半数近い支持を得ている。20代と60代の支持が厚く、職業別では製造・サービス従事者層や事務・技術職層に浸透。
公募で候補者となった柴山氏は自民支持層の大半を固め、公明支持層もほぼ取り込んでいる。無党派層への広がりはいま一つだが、女性の支持は木下氏を上回る。柳下氏は共産支持層を固めた。
●広島5区
寺田稔 46 自新〈公〉
松本進 51 共新
三谷光男 44 民新
池田行彦元外相の死去に伴う。三谷氏と寺田氏が接戦を展開、松本氏は伸び悩んでいる。
宮沢喜一元首相の元秘書、三谷氏は民主支持層と社民支持層の大半を取り込み、無党派層にも食い込んでいる。池田勇人元首相の孫娘の夫で元内閣府参事官の寺田氏は自民支持層の8割以上をまとめ、公明支持層も固めている。松本氏は共産支持層をまとめたが、広がりがみられない。
●鹿児島5区
茅野博 60 共新
森山裕 59 自新〈公〉
竪山勲 55 民新
山中貞則元通産相の死去に伴う。参院議員から転じた森山氏が、他の2候補を大きく引き離している。竪山氏は伸び悩み、茅野氏は苦しい。
《調査方法》 各選挙区内の有権者に対し、15日から18日にかけて、朝日RDD方式で電話調査を実施した。有効回答数と回答率は次の通り。
▽埼玉8区556件、57%▽広島5区587件、59%▽鹿児島5区569件、65%
《候補者一覧の見方》 候補者一覧は届け出順、四角囲み政党は推薦、年齢は投票日現在。
(04/19)
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