イラン地震の被災者救援のため、政府は自衛隊機によるテント輸送を検討しているとされるが、人道援助団体ピースウィンズ・ジャパン(PWJ、本部・東京)は29日中にも、航空機をチャーターしてテント500張りを現地に届ける。
PWJは29日にパキスタンのカラチで1張り115ドルの厚手の寒冷地用テントを購入。同日中にイラン国内のケルマンまたはバムに空輸し、空港からはトラックで被災地に届ける。
大西健丞・統括責任者は「日本の高価なテントを軍用機で遠路運ぶより、隣国で購入したものを民間機で運ぶ方が迅速で効果的だ」という。総費用は約9万5500ドル(1000万円余)で、一般からの募金を呼びかけている。問い合わせはPWJ(電話03・5451・5400)へ。
(12/29 06:24)
|