大地震が襲ったイラン南東部ケルマン州の古都バムでは29日、発生から4日目を迎えた。ドイツやトルコ、ロシアなど20を超える国の援助関係者数百人が到着、捜索活動を続けているほか、捜索犬を連れた日本の救助隊も現地入りし、近く医療活動も始める。しかし生存率が落ち込む分岐点とされる72時間を過ぎ、夜間は氷点下になる厳しい気候の中、新たな生存者が見つかる可能性はきわめて低くなっている。
内務省は29日、これまでに2万5000人の遺体が埋葬されたと発表。また死者数はさらに増え、3万人にのぼるとの見通しを示した。
(12/29 20:49)
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