イラン保健省のニクナム国際部長は8日、世界保健機関(WHO)の救援担当者とともに当地で記者会見し、同国南東部バムで起きた大地震による死者がこれまでに3万1000人、負傷者が2万2000人に達したことを明らかにした。
ほとんどが人口9万7000人のバム市内かそのすぐ近郊の居住者だったという。地震によりバムでは人口の3分の1近くが死亡、負傷者を加えれば半分を超えたことになる。
同部長によると、バムの医療関係者のうち約半分が死亡、病院や保健所もすべてが全半壊し、使えない状態になったという。WHOは、医療サービスを再建するため、今後3カ月以内に400万ドル(約4億2000万円)、その後の1年間で約3000万ドルの援助が必要になるとしている。
(01/09 10:22)
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