イラン大地震の被災者を救援するため、日本赤十字社の医療チーム第2陣の先発グループ7人が17日、成田空港を出発した。21、27日にも計5人が順次出発する。昨年末に現地入りした14人の交代要員で、約4週間の活動を予定している。
出発した7人は各地の赤十字病院の医師や看護師ら男性5人と女性2人。いずれも95年の阪神大震災の際、神戸市内などで救援活動に携わったメンバーという。第2陣のチームリーダーで、熊本赤十字病院国際医療救援部副部長の宮田昭さんは「現地はどういう心のケアをしたらよいかをみなければならない時期にきている。そうした点に重点をおいた治療活動にあたりたい」と話した。
日本赤十字社によると、被災地バムに日赤が設置した診療所には、毎日100人近くの被災者が訪れている。寒さやほこりによって、風邪をひいたり、呼吸器系の疾患にかかったりしている患者が多いという。
(01/17 17:37)
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