中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は18日、就任後初の記者会見で、イラク問題について「平和解決をはかり、戦争を避けるという中国の立場は鮮明だ。今はまさに矢が放たれようとしているが、少しでも望みがある限り、政治的解決をはかる努力を続ける」と述べ、最後まで国連の枠組みによる解決を目指すべきだと強調した。
また、日中関係と自らの訪日について「高いレベルの往来も含め、日本との関係を発展させたい。私自身は適切な雰囲気の中で日本を訪問したいと思っている」と述べ、靖国神社参拝に対する中国の批判に小泉首相が配慮するなど、日本側の環境整備が前提になるとの姿勢を示した。
温首相は昨年、副首相として訪日予定だったが、小泉首相の靖国参拝で実現しなかった。
(03/18 19:29)
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