米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、定例の連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、主要短期金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年1.25%のまま据え置いた。イラク戦争が不可避な情勢となり、「不確実性が非常に高まっている」(声明)ことを踏まえ、今後の金融政策の運営姿勢については言及を避けた。
ただ、声明に「情勢を一層注意深く見ることが大切」との文言を入れた。戦況が予想以上に悪化したり、大規模テロなどが起きたりし、それが経済に予想以上の悪影響を与えるのであれば、次回の5月の定例FOMCを待たずに緊急利下げに踏み切る姿勢を示した、との見方も出ている。
(03/19 07:15)
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