米国土安全保障省のリッジ長官は18日、米国内でテロ組織アルカイダがイラク情勢に呼応し、大規模なテロを起こす恐れが強まっていると発表した。
ブッシュ大統領がイラクに最後通告をした17日夜、関係政府機関が集まった会議で情報担当者が「多数の死者を出したり、米国経済や米国民の心理に打撃を与えたりする攻撃が近づいている」との説明があった。生物・化学兵器を使う恐れもあるという。
米国がイラクを攻撃すれば、アルカイダが「イラク人民の代理」を名乗って具体的な行動を起こす恐れが強まるとして同省は17日夜、5段階あるテロ警戒レベルを、上から2番目のオレンジ(テロ攻撃の危険性が強い)に引き上げた。
また、原発や橋などの警戒態勢も盤石にする「自由の盾」作戦を始めた。
(03/19 10:26)
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