3年ぶりに日本での開催が予定されていた大リーグの開幕戦が19日、米国の対イラク武力行使をめぐり緊迫する中、中止になった。日本の関係者もチケット払い戻しの準備などに追われた。
日本側の主催者であるMLB開幕戦事務局などによると、東京ドーム(東京都文京区)で予定されていた25、26両日のマリナーズ対アスレチックスの開幕戦は、約10万枚の前売り券がほぼ完売していたという。事前の4試合を含め計6億円の売り上げを見込んでいた。
中止の決定を受けて担当者は、チケット払い戻しの広報などの対応に追われた。同事務局は「イチロー選手や佐々木投手ら日本人大リーガー初の凱旋(がいせん)試合。日米両国の野球にとって新しい時代を築く第一歩だっただけに悔やまれる」とのコメントを出した。
チケットや関連商品が当たるキャンペーンを進めていた「am/pmジャパン」は、提携する全国約1300店のコンビニエンス店にポスターを取り外すなどの指示をした。
同事務局によると、開幕戦2試合を含む22、23、25、26日に予定していた全6試合のチケットの払い戻しは購入先のチケット取扱所で受け付ける。払戻期間は20日〜4月19日(CNプレイガイドのみ21日〜4月27日)。
(03/19 14:11)
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