中米エルサルバドルで21日、大統領選挙の投開票が行われる。与党候補がリードしているが野党候補はイラクからの撤兵を主張しており、スペインで起きた野党の逆転勝利が飛び火する可能性もある。
立候補しているのは4人だが、与党の右派、民族主義共和同盟のサカ党首(39)と、左派のファラブンド・マルチ民族解放戦線のハンダル元党首(73)が有力だ。サカ氏はスポーツ記者出身で、サッカー報道などで知名度は抜群だ。ハンダル氏は内戦時代はゲリラの指揮官だった。
過半数を得票する候補がいなければ5月に決選投票となる。
現フロレス政権は親米性が強く、中南米で初めて昨年8月に360人をイラクに派兵した。サカ氏も派兵を継続する方針だ。一方、ハンダル氏は「勝てば撤兵する」と明言した。
(03/21 13:53)
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