AFP通信によると、昨年3月のイラク戦争開戦以降、死亡した米兵の数が3日までに600人になった。うち戦闘では408人、事故などによる死者数は192人。昨年5月にブッシュ米大統領が大規模戦闘の終結を宣言してからの死者数は、293人にのぼっている。
旧フセイン体制崩壊から9日で1年を迎えるイラクでは、米軍に対する攻撃が相次いでいる。
バグダッドで2日、道路脇に仕掛けられた爆弾で米軍兵士1人が死亡、1人が負傷した。またカタールの衛星テレビ、アルジャジーラが伝えたところによると、バグダッド西方のファルージャ近郊で1日、米軍の車列が襲撃され、海兵隊員1人が死亡した。
さらにバグダッド北方のバクバでは1日夜、パトロール中のイラク人警察官の乗った車両が銃撃され、3人が死亡。さらに北部キルクークで2日、自爆犯を止めたイラク人警備員2人が死亡した。
バグダッド北方のバクバでは3日、パトロール中の米軍の車列が通過した際に道路脇に停車していた車両が爆発。アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ・アルアラビアは「複数の米兵が負傷した」と伝えた。
(04/03 22:01)
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