イラク中部ティクリートなどで28日朝、警察署などに対する同時多発的な攻撃があり、AP通信によると計24人が死亡した。国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者とされる人物が前日に「選挙に参加する者は背教徒」などとする声明を出しており、呼応した可能性もある。
AP通信とロイター通信によると、ティクリート近郊の警察署に武装した男たちが侵入し、警官ら12人を殺害したうえ建物を爆破。北部モスルでも警察署が襲われ、警官1人が死亡した。
中部バクバでは自動車爆弾で国家警備隊員ら5人が死亡。バグダッドの北約30キロのムラディヤでは自動車爆弾が爆発し、市民5人が死亡した。
またAFP通信によると、中部バラドで有権者登録事務所が襲撃され、1人が死亡したという。
国民議会選挙を約1カ月後に控え、武装勢力は治安機関や選挙関係者を標的にした攻撃を重ねている。
(12/29 01:51)
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