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![]() ウォータートン・グレーシャー国際平和公園(米・カナダ) 守れ世界遺産―海外では(3)2005年11月14日15時05分 氷河に削られた山々に、朝一番の光が差し込んだ。赤く染まる岩肌に真っ白なマウンテンゴートが現れ、がけをゆっくりと登っていく。
米国とカナダにまたがるウォータートン・グレーシャー国際平和公園。2国が共同管理する世界でもまれな自然遺産だ。 カナダ側で一昨年までレンジャーだったマーシャル広報官(45)は、1987年夏、両国レンジャーの親善行事「ピーストレック」に参加した。初めて会った隣国の「同僚」と山を歩き、自然への思いを語り合って意気投合した。 共同管理が始まったのは73年前。この間、管理をめぐって目立った衝突はなかったという。定期的な打ち合わせや、動物調査の結果や入山者情報の共有。国境を越えるシカの数や、発信器のデータなども即座にメールで報告しあう。 マーシャルさんは「息のあったやりとりは、両国スタッフの顔の見える関係があってこそ」と話す。山を歩いた米国のレンジャーとは、今も家族ぐるみのつきあいだ。 ◇ 〈ウォータートン・グレーシャー国際平和公園〉 アメリカ北西部のモンタナ州とカナダ・アルバータ州にまたがる45万ヘクタールあまりの国立公園。氷河と地殻変動でできた3000メートル前後の切り立った山々と深い谷が続き、グリズリーやマウンテンゴート、ハイイロオオカミなどが生息する。
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