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日航、客室乗務員が清掃兼務へ 経費節減へ国内線の大半

2010年11月3日18時27分

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写真ビニールの手袋をはめ、座席周りのゴミを回収する=羽田空港

写真ビニールの手袋をはめ、座席周りのゴミを回収する=羽田空港

 日本航空は今月中旬から、小型機(160人乗り前後)で運航する国内線の大半で、客室乗務員に機内清掃も「兼務」させる。客室乗務員は人気が高い花形職種だったが、今や経営再建が最優先。年間約3億円の委託費の節約効果を見込んでいる。

 日航グループの国内線は1日約600便あり、約8割が小型機。関連会社などから、1機当たり5人の清掃員が派遣されていたが、今後は3人に減らし、客室乗務員4人のうち3人が清掃に加わる。計6人で約10分をかけてゴミやイヤホンを回収し、背もたれのポケットを整理する。

 客室乗務員による清掃は、一部の運航子会社で導入済みだが、本体を含むグループ全体に広げ、経費削減を徹底する。関連会社に委託している搭乗ゲートの案内業務の兼務も検討中。清掃に時間がかかる中大型機では、運航への影響などを検証した上で導入の可否を決める。

 海外の格安航空会社(LCC)や国内の新興航空会社では、客室乗務員の兼務が一般的。日航は経営破綻(はたん)後、低コストの中小型機への転換を掲げ、小型機の運航でも利益をあげるため業務分担の見直しに踏み切った。現場では「戸惑いもあるが、四の五の言っていられない」との声が出ている。(澄川卓也)

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