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日本道路公団が、「幻の財務諸表」作成に携わり地方に「左遷」された職員3人を、12月1日付で東京・霞が関の本社に戻す人事異動を決めたことが分かった。3人は6月16日付で異動したばかりで、異例の再異動となる。前回は藤井治芳総裁(当時)の意向が働いた人事とされ、藤井氏の解任と新総裁の就任を受け、「藤井色一掃」(公団幹部)の動きが出てきた。
異動が内示された職員は、地方の支社や建設局に勤務する中堅ら3人。前回の異動前は、本社の経理課やプロジェクトチーム(民営化総合企画局に改編)の職員として、昨夏に財務諸表を作成した。
3人は公団が今年6月に公表した「公式」の財務諸表の作成にも携わる立場にあったが、公表前に異動を内示された。いずれも、6月1日付で総務部調査役から四国支社副支社長に異動し、その後、月刊誌に内部告発して同支社調査役となった片桐幸雄氏の部下だったこともあり、公団内でも「改革派一掃人事」(幹部)と言われた。
今回の人事には、「藤井氏の遺産」を排除したい国土交通省の意向も働いたとされる。公団と藤井氏に提訴された片桐氏の処遇について、近藤剛新総裁は20日、「人事担当からいきさつを聞いて判断したい」と述べた。藤井氏が設置した「コンプライアンス本部」や「改革本部」についても見直す考えだ。
(11/21 09:51)
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