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安倍氏、別荘で人事練る 強まる各派の圧力

2006年09月23日16時13分

 自民党総裁の安倍官房長官は山梨県鳴沢村の河口湖近くの別荘にこもり、週明けに予定する党三役と閣僚人事の最終調整。党内各派は「適齢期」の議員を入閣させようとうごめいており、東京を離れるのはこうした「圧力」から逃れるためだ。党内融和を重視して要望に応じるか、振り払って清新さを演出するか――。24日まで別荘で構想を練ることになる。

 総裁選で自主投票だった津島派(75人)は、佐田玄一郎、仲村正治、鴨下一郎、三原朝彦4氏の入閣を求める方針を決めている。津島雄二会長は「人事は安倍氏が自分で判断するのは当然だが、よく意見を聞いてほしいと言ってあるし、そういうことになるだろう」と話す。

 派として安倍氏を支持した伊吹派は、伊吹文明会長の党政調会長への起用を要望。冬柴鉄三幹事長の入閣を求めている公明党の幹部は「経済産業、総務、国土交通のどれか」とポストにまで言及している。

 22日には青木幹雄党参院議員会長が安倍氏と会い、参院枠として閣僚2、副大臣4、政務官8を確保するよう要請。安倍氏は「それは守ります」と応じた。参院側は若林正俊、溝手顕正両氏を閣僚に推す。そのまま受け入れるかが、安倍氏の参院への姿勢をはかる焦点となる。

 こうした空気を踏まえ、森前首相は「挙党態勢が大事。多くのみなさんの力を借りるべきだ」と融和を説く。一方で「安倍さんの好きなようにカラーを出した方が参院選対策としてもいいと思う」(久間章生総務会長)という意見も根強く、安倍氏がどちらの路線を選ぶかが自民党内の関心事となっている。

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