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11月18日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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お待たせいたしました!
あなたの家族の思い出を、遺産として登録する家庭遺産!
今回は驚きあり、しみじみあり、笑いあり、とっておきの遺産を二つご紹介いたします!

No.027

第1回 短期宝くじ

日本政府発行 昭和28年 第1回 短期宝くじ 50円
一等賞金 1,000,000円
父親が亡くなって机の整理をしていた時に見つけて、鞄の中に大事にしまっていたものです。
今でも時たま鞄の中のこの「宝くじ」を見るたびに、厳格な父を思い出します。

所有者ネーム マスモト エリコ

家庭遺産

昭和28年と言えば終戦から8年、日本はまだまだ貧しい時代でした。
いまのジャンボ宝くじは一等3億円、当時の100万円を換算してもそれには及びませんが、その頃の状況を考えると、金額以上の夢があったに違いありません。

厳格なお父さんが、実はひそかにそんな夢を買っていたのかと思うとしみじみすると同時に、どこかホッとします。
家族の前では厳しかったお父さんも、ひょっとしたらどこかの飲み屋でニヤニヤしながら、100万円の使い道を考えていたのかもしれません。
その瞼にはきっと、家族の笑顔が浮かんでいたでしょう。
あの頃のお父さんの夢、これからも大切になさってください。

No.028

洗濯機のネコ画

ある日、実家に帰ると洗濯機のフタ母の落書きがありました。
猫の絵です。

実家では猫を二匹飼っているのですが、
「フタを開けっ放しにしていたら、うっかり猫が入ってしまうかもしれなくて、気がつかずにそのまま洗濯機を回したりしないように」と、
猫に向けてではなく、自分への警告として描いたそうです。
二匹いるので、律儀に二匹とも描いていること、フタの取っ手のカーブを生かして描いているところなどがいいなと思いました。
絵はそのうち自然に消えてしまったので、撮っておいて良かったです。

所有者ネーム 安彦 幸枝

家庭遺産

猫にではなく自分への警告というところに、グッと来ました。 たしかに猫には読めませんもんね。(笑)
でもこの絵から漂う危機感は、きっと猫たちにも本能レベルで伝わるはず。

取っ手の部分が、うまく猫の曲線美を表現しています。
この無意識の遊び心に、お母さんのアーティスト性を感じずにはおれません。

実はこのお母さん、栄えある家庭遺産1号に登録された「イチローのサインボール」の作者でもあります。
今後とも遺産量産職人として、多くのアート作品を制作されることでしょう。それを小まめに記録される娘さんもまた、素敵です。
たのしい遺産、ありがとうございました!

さて、いかがだったでしょうか?
家庭遺産はみなさまからの投稿あっての企画です。
大掃除のこの季節、ご家庭から「発掘された」思い出の遺産を、是非お送りください。

応募は下記のリンクから簡単にできます。
また応募者全員に「家庭遺産認定書」をお送りします。
みなさまからの遺産、心よりお待ちしております。

※デザインは変更する場合もあります
申請から認定までの流れ

 あなたの家の家庭遺産を写真に撮り、それにまつわるエピソードと共にお送りください。

 応募いただいた家庭遺産について、より詳細なエピソードをお聞きする場合がございます。その際こちらから連絡を差し上げますので、連絡をとれるご自身のメールアドレスと電話番号をご記入ください。

 認定された家庭遺産は、朝日新聞デジタルと一部紙面で順次掲載します。またご応募いただいた方には左の認定証をメールでお送りいたします。

家庭遺産とは?

~家庭遺産委員長・天久聖一さん寄稿~
 家庭遺産。それはどこの家庭にもある、家族にとって忘れられない思い出のつまった宝物です。世界遺産が後世に残したい人類共通の遺産なら、家庭遺産はその家庭バージョン。家族だけが知っている、もっとささやかな遺産です。

 それは他人から見るとぜんぜん意味のないものかもしれませんし、場合によっては当の家族からも迷惑がられているものかもしれません。たとえばお父さんが家族の白い目もかえりみず集めたコレクション。お母さんが突然つくりだした奇妙な手芸品、こどもたちが幼い頃つくった謎の工作。旅行先で浮かれて買ったものの、いまは押入で埃を被っている土産物などなど。

 そんな捨てるに捨てられない、けれどたしかに家族の歴史を刻んだ宝物を発掘、紹介するのが私たち家庭遺産委員会の活動です。あなたの家庭に眠る貴重な遺産を、その遺産にまつわるエピソードを添えてお送り下さい。あなたの思い出がつまった家庭遺産には、世界遺産以上の価値があるはずです。きっと。

筆者プロフィール天久 聖一

1989年、マンガ家としてデビュー。現在は演劇脚本、小説執筆、映像制作など多方面で活躍している。マンガのバカドリルシリーズや、ほぼ日刊イトイ新聞での連載「味写道」「家庭遺産」を執筆。朝日新聞デジタルで「家庭遺産」をリニューアルし、連載を開始。

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