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11月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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家庭遺産 今週の家庭遺産
あなたの家族の思い出を、遺産として登録する家庭遺産。
今回もとっておきの遺産を三つご紹介致します!

6:いいとも消しゴム



小学3年生の時、同じクラスの仲良しだった友達なおみちゃんが
隣の市に引っ越すことになり、
お別れの日に「引っ越ししても仲良しでいようね」
という手紙を渡したところ、
後日この消しゴムが送られてきました。

それ以来、なおみちゃんとは音信不通ですが、
「笑っていいとも!」も終了してしまった今、
なぜかこれを捨てることができません。

所有者ネーム おかめちゃん


家庭遺産
「引っ越ししても仲良しでいようね」に、この返事。 なんとセンスのあるお友達でしょう! まさか手紙の返事が、消しゴムで来るとは。 3Dです!飛び出す返事です! 封を開けた瞬間の、おかめちゃんの驚きと喜びが 伝わってまいります。

それにしても「いいとも」。 たった四文字なのに、 こんなにも力強く、頼もしい言葉はありません。 さすが32年間続いた長寿番組のタイトルです。 放送は今年、惜しむらくも終了してしまいましたが、 そのぶん新たな付加価値がついたのではないでしょうか。 なおみちゃんの思い出と、 いいともの歴史を刻む家庭遺産として、 末永く大切にしてください。

7:タマゴのお雛さま



祖父が初孫(私の姉)のために手作りしたお雛さま。
タマゴの殻でできています。
姉が生まれた昭和37年の翌年のお雛祭りに作られたので、
もう50年以上も大事に、大事にしています。

祖父は約30年前に亡くなり、
離れて暮らしていた私は
祖父との思い出が少ないのですが、
毎年3月にこのお雛さまを飾る度に手先が器用で、
愛情のこもった祖父の人柄に
触れることができる大切な家庭遺産です。

繊細なお雛さまを壊すこと無く大事に保管している母にも感謝です。

所有者ネーム 河野広子


家庭遺産
タマゴの殻。そんな割れやすいモノの代名詞といってもよいお宝を50年以上大切にされているとは……感動です! それにエピソードがまたいい話ですね。 お祖父さんの時代は、タマゴはもっと貴重で、ありがものだったはず。 それだけにこのお雛さまには、初孫に対する深い願いが込められていたのではないでしょうか。

やさしいお顔にも、お祖父さんの人柄がにじみ出ております。 そしてなにより、この繊細なお雛さまを大切にされた50年という歳月が、貴重なお宝だと思います。 今後とも大切に保管してあげてください。

8:キングオブ小石



子供たちが小さい頃、夏になると、
よく北陸のほうに海水浴に出かけていました。

10年ほど前、子供たちが「きれいな石あったー。」
と言って小石を見せにきて、
「本当にきれいだね。記念に持って帰ろうか」と言ったところ、
喜んで張り切り、二人で交互に「きれいな石あったー」
「もっときれいな石あったー」「水中メガネで海の中も探したー」と、
どんどん持ってくるので、30個以上積み上がってしまい、
こんなに持って帰れないし、どうしようかと考えて、
暫定10個の『キングオブ小石』を持って帰ることにしよう!と提案しました。

写真は、まだそれから数時間、次々に持ち込まれる度に厳しく鑑定した結果、
勝ち残った栄誉あるただの小石です。(笑)
百円ショップで買ってきたガラス瓶に入れて、わりと大切に飾ってあります。

所有者ネーム 胡桃 晴


家庭遺産
家庭遺産は、金銭的な価値を問いません。ただの小石でも立派な遺産です! 瓶の中の小石はさすがに選び抜かれただけあって、それぞれが個性的で、なんというか、キャラが立ってます(笑)

この小石を見るたびに、お子さまとの楽しい思い出がパッと浮かぶのなら、 高価な宝石よりずっと価値のあるものだと思います。 買った宝石より拾った小石、です。これからも大切になさってください。

家庭遺産では、みなさまからの味わい深い遺産を心よりお待ちしております。 遺産登録ご希望の方は下の「応募はこちらから」をクリックください。
申請から認定までの流れ
 あなたの家の家庭遺産を写真に撮り、それにまつわるエピソードと共にお送りください。 応募の際は、応募フォームの注意書きもよくご覧ください。

 応募いただいた家庭遺産について、より詳細なエピソードをお聞きする場合がございます。その際こちらから連絡を差し上げますので、連絡をとれるご自身のメールアドレスと電話番号をご記入ください。

 認定された家庭遺産は、朝日新聞デジタルと一部紙面で順次掲載します。またご応募いただいた方には認定証をお送りいたします。
家庭遺産とは?

~家庭遺産委員長・天久聖一さん寄稿~
 家庭遺産。それはどこの家庭にもある、家族にとって忘れられない思い出のつまった宝物です。世界遺産が後世に残したい人類共通の遺産なら、家庭遺産はその家庭バージョン。家族だけが知っている、もっとささやかな遺産です。

 それは他人から見るとぜんぜん意味のないものかもしれませんし、場合によっては当の家族からも迷惑がられているものかもしれません。たとえばお父さんが家族の白い目もかえりみず集めたコレクション。お母さんが突然つくりだした奇妙な手芸品、こどもたちが幼い頃つくった謎の工作。旅行先で浮かれて買ったものの、いまは押入で埃を被っている土産物などなど。

 そんな捨てるに捨てられない、けれどたしかに家族の歴史を刻んだ宝物を発掘、紹介するのが私たち家庭遺産委員会の活動です。あなたの家庭に眠る貴重な遺産を、その遺産にまつわるエピソードを添えてお送り下さい。あなたの思い出がつまった家庭遺産には、世界遺産以上の価値があるはずです。きっと。

筆者プロフィール天久 聖一

1989年、マンガ家としてデビュー。現在は演劇脚本、小説執筆、映像制作など多方面で活躍している。マンガのバカドリルシリーズや、ほぼ日刊イトイ新聞での連載「味写道」「家庭遺産」を執筆。朝日新聞デジタルで「家庭遺産」をリニューアルし、連載を開始。

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