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人権・校閲

こちら人権情報局

山崎直子さん、宇宙へ

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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今週のことば

山崎直子さんが宇宙に旅立ちました。「ママさん宇宙飛行士」とよく言われますが・・・・・

宇宙飛行士・山崎直子さん拡大スペースシャトルの訓練用模型を前にした山崎直子さん

「みなさん、私をママさん飛行士と呼ぶのをやめてもらえると、ありがたいのですが」=宇宙飛行士・山崎直子さん(2010年1月9日朝刊別刷り土曜be「フロントランナー」から)

 「一人で『ママ』ができているわけではない。『夫が仕事を辞めて支えてくれているから今の私がある』。そんな配慮からだった」と記事にあります。
 夫の山崎大地さんもツイッターで、「『ママさん宇宙飛行士』」なんていう肩書きを使うよりも、もっと家族や、母と娘の絆を示す方法が沢山ある」(12:35 PM Mar 30th)とつぶやいています。子どもがいる女性を取り上げるときに、画一的に「ママさん選手」などとしてしまいがちな新聞の書き方を反省させられます。

 朝日新聞以外では、作家の金原ひとみさんが「ママさん作家」と言われる立場から、「ママさん飛行士」という言い方を批判しています(4/8東京新聞)。

 一方、山崎大地さんが朝日新聞に連載していた「新宇宙家族」では、結婚前の話として「『私はママさん宇宙飛行士になりたい。未婚でもいいから』と彼女は言った」とも書いてあります(2010年3月6日朝刊別刷り土曜be)。

 山崎直子さんの本「何とかなるさ!」を読むと、生後11カ月の娘さんを置いてロシアに訓練に行くなど、周りの人たちの支えがあって、夢が実現できたことがわかります。そうした経験を経て、「ママさん宇宙飛行士」ということばについての感じ方も変わったのでしょうか。

 スペースシャトル打ち上げの各新聞の記事(4/6朝刊)を見ると、娘さんの視点から「ママ宇宙へ」と書いたものは別として、「日本人初の『お母さん飛行士』」「ママさん飛行士」という表現も見られました。

 ほかには、

「不利・優遇なく実力勝負 化粧品OK 生活では“らしさ”」=訓練や任務は男性と同じでも、生活の中では“女性らしさ”をのぞかせる(3/8産経新聞)

「宇宙に『男女差なし』 『荷物運び』力いらず 女性4人滞在は最多」(3/28読売新聞)

 という記事が目に付きました。
 山崎大地さんのツイッターに戻ると、「今の日本の宇宙飛行士には、まだまだ男女の差はありますよ。課題だらけです」(5:41 PM Mar 29th)だそうです。

 「天声人語」(4/7)でも山崎直子さん、山崎大地さんについて書いています。夫婦茶碗の「男女同量」がキーワードです。

今週の注目記事

障害者100人不屈のタスキ 沖縄~北海道駅伝(4/7)
 事故で障害を負った冒険家の風間深志さん(59)が企画。全国の障害者約100人が、電動アシスト付き自転車などを使って、沖縄から北海道まで日本縦断駅伝をしている。7日朝は、78人目の走者が東京・有楽町駅を北に向けて出発した。

アイヌ民族「聖地」の川 水源に処分場計画 国連に訴え(4/7)
◎33歳 私の球春 23日開幕の女子プロ野球 最年長の山元選手(4/7)
手すりクネクネ時代 「直線より安心」病院・学校にも(4/5)

「はぐ HUG 育む」シリーズ
 少子化の今、親は、地域は、企業は、どう子どもたちを育み抱きしめていけばいいのか。体験や取り組みを通して考える「はぐ HUG 育む」シリーズが夕刊で始まりました。まずは、男の育休から。
<男の育休>過疎の村 パパは研修中(4/5)
 妻が出産する男性職員を対象に1カ月の育児休暇を有給の研修扱いにする制度を始めた福島県飯舘村。
<男の育休>会社が「取得のススメ」(4/6)
 有給休暇を40日まで積み立てて育児などにあてられる制度のあるNTTデータ。育休の最初の5日間を有給にし、妻が主婦でも取れるようにした旭化成グループ。
<男の育休>後任探して社長説得(4/7)
 今できるバージョンアップは「主夫力」をしっかり磨くことだ。
<男の育休>取りたい でも尻込み(4/8)
 「会社がホームで、家庭がアウェーになってませんか」
<男の育休>「さおだけ屋・・・」も挑戦(4/9)
 公認会計士の山田真哉さんが2年間の育休中

 「増えるか男の“産休”」(日経新聞4/7夕刊)という記事もありました。

連載 百年の春/与論から三池へ
 西部本社発行紙面の朝刊社会面に掲載された連載。与論島を出た人たちが三池炭鉱へ移り住んで、今年で100年。厳しい差別にあった彼らを励まし、慰めた歌を頼りに、日本の近代化を支えた人々の歩みを振り返る。
・(上)ユンヌ誇って炭坑節/差別越え3年前やっと(4/6)
・(中)望郷のせて「十九の春」(4/7)
・(下)「誠の心」を結ぶ魂の歌(4/8)

「障害者」か「障碍者」か 「碍(がい)」を常用漢字に追加求め意見相次ぐ(4/5)
 文化審議会の漢字小委員会の論議や、各自治体の動きなどを紹介。

点字だけの訴状、名古屋地裁が受理 全盲女性の本人訴訟(4/3)
 全盲の女性が名古屋市を相手にした行政訴訟の訴状を点字だけで作り、2日、名古屋地裁に提出。手続き上の不備はないと判断して受理された。全盲の弁護士らによると「前例がないケース」という。

asahi.com>マイタウンから

【多摩】
人工呼吸器必要な難病の女児 保育園初登園(4/2)
障害者の工房がこだわりの味(3/31)

【愛知】
「偏見なくしたい」日本一周(4/3)
 小児まひの後遺症が残る加藤さん(59)。6年前に徒歩で始め、途中から電動車いすに。バリアフリー化を訴え、まもなくゴールを迎える。

高齢者・障害者・妊婦に駐車スペース(4/6)
 道路交通法改正で19日から。事前に標章の交付が必要。

【奈良】
生きがい見つけ逝く(4/1)
 電動車いすサッカーのワールドカップ(W杯)日本代表としてベスト4に輝いた奈良市の重松弘樹さんが2月、27歳の若さで急逝した。筋ジストロフィーという病を抱え、両親やヘルパーの介護を受けながらサッカーに打ち込んできた。

「家族は厳罰望まず」/長女殺害事件(3/30)
 精神障害のある長女を殺害した被告に裁判員裁判で懲役7年の判決。

【大阪】
セクハラ相談員がセクハラして処分(4/3)

【兵庫】
障害ある人のパン屋 県庁に(4/7)

【岡山】
DV被害 最多653件/09年県内(3/29)

【大分】
原因不明の病状に苦悩/脳脊髄液減少症(3/30)
 なかなか診断もつかず、偏見に苦しむ患者も多い。

【長崎】
人の痛み分かる心伝え(4/1)
 1日に亡くなった被爆の語り部吉田勝二さんは、原爆で顔に傷が残ったため、差別に苦しんだそうです。
 吉田さん死去についての詳細はこちら。
  長崎の代表的な被爆語り部、吉田勝二さん死去 78歳(4/1夕刊)

写真展

難民たちの表情活写 渋谷さんの作品展、新宿で(4/8東京版)
 フォトジャーナリスト渋谷敦志さんの「明日があるから~国境に生きるビルマ難民は今~」。迫害を受けているカレン族やシャン族を取材した。コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3丁目)で、14日まで。