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人権・校閲

こちら人権情報局

性的少数者を正しく理解する週間

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば
「恋人と何げなく手をつないで、ディズニーランドへ行きたい」=「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」の実行委員会代表・石川大我さん(2010年5月17日「ひと」欄から)

石川大我さん(ひと)「性的少数者を正しく理解する週間」の実行委代表拡大「性的少数者を正しく理解する週間」の実行委代表 ・石川大我さん

 「何であなたは男が好きなんですか」と問われる。その男性に聞き返す。「じゃあ、なぜ、あなたは女性が好きなんですか」

 社会の中で孤立しがちな、同性愛者や性同一性障害の人ら、性的少数者(セクシュアル・マイノリティー)への理解を進めるために実施される週間です。5月16日から23日まで。

◎同性愛差別、米軍変わる? 判明なら除隊、撤廃へ動き(5/20)
 同性愛者であることを公言して米軍に勤務することを禁じた法律の撤廃に、オバマ大統領が本格的に動き出した。「あらゆる差別に反対する」とするオバマ氏にとって試金石とも言える政策転換だが、イラクとアフガニスタンで戦争を抱える米軍内からは「現場が混乱する」と反発の声が上がり、曲折は必至だ。

○性同一性障害「配慮を」 文科省が都道府県教委に通知(毎日新聞5/13)

○「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」については http://www.lgbt-week.jp/

○石川さんの本は、「ボクの彼氏はどこにいる?」(講談社文庫)

■今週の注目記事

多様な南米社会そのままに 弱者や少数派の人形集めた店 ブラジル(5/19)
 ブラジル・サンパウロに、一風変わった人形店がある。ここの人形は、「お人形さんは金髪に青い目」という既成概念に当てはまらない社会的弱者や少数派の子の姿を表すものばかり。店主の黒人女性が少女のころ、祖母に作ってもらった人形がその原点だ。

◎インド、もう一つの差別 北東部出身者、首都で暴力被害(5/19)
 インドで時折、どこか日本人に似た顔立ちの人々に出くわす。ミャンマー(ビルマ)や中国などと国境を接する北東部の出身者だ。容姿やことば、生活習慣は東南アジアに近い。進学や就職のため上京した首都ニューデリーで暴力にさらされ、カーストとは別のもう一つの差別として社会問題になっている。

差別発言を調査 サッカー・Jリーグ、仙台浦和戦で
 Jリーグは18日、15日に宮城スタジアムであった仙台―浦和戦で、一部の浦和サポーターから仙台選手への差別発言があったとして調査を始めたことを明らかにした。両クラブからの報告などによると、試合終了後に会場から引き揚げる選手に対して人種差別発言があったという。発言者の特定など、Jリーグは両クラブを通じて詳しい事実関係の調査を進めている。

人権教育、地域で濃淡 東北5県、推進計画無し(5/17)
 文部科学省が2008年に人権教育の新たな指導指針を示したものの、東北の5県を含む7県で推進方針や計画が策定されていないことがわかった。こうした地域差は、これまでの同和教育などへの取り組みの違いが一因となっているようだ。

都心ホームレスの3割、知的障害の可能性 医師ら調査(5/17)
 東京都心のホームレスの3割以上は知的機能に障害があるとみられることが16日、精神科医や臨床心理士らで作る研究チームの調査でわかった。精神疾患も4割以上にあった。知的機能を含むホームレスのメンタル面に関する専門家による初の実態調査という。ホームレス施策に障害者支援の視点も必要だと同チームは指摘する。

○もう一つの祭典、出場ピンチ(日経新聞5/17夕刊)=サッカー・ワールドカップと同じ南アフリカで8月に開かれる、知的障害者のサッカー世界選手権。企業の寄付が不況で減少、派遣費用がまだ4分の1しか用意できていない。→「もう一つのW杯」へ応援(朝日新聞4/19東京版)

■asahi.com>マイタウンから

【北海道】障害者の就職、最多 昨年度(5/13)
 北海道労働局は12日、障害のある人が道内のハローワークを通じて就職した件数は、2009年度は前年度比11.5%増の2146件と過去最高だったと発表した。一方で、解雇者は164人と前年度と比べて52人増えた。同労働局は、景気低迷による企業の業績不振の影響を受けたとみている。

【秋田】知的障害、情状が争点(5/15)
 県内2例目の裁判員裁判が18日から4日間、秋田地裁で行われる。対象となるのは、母親がパチンコ店の駐車場の車内に乳児を放置し死亡させたとする保護責任者遺棄致死事件。争点は被告の知的障害の有無だ。判決は21日に言い渡される。

【埼玉】全盲の先生 漫画になる(5/13)
 長瀞町立長瀞中の教壇に立って3年目を迎えた全盲の教師、新井淑則(よしのり)さん(48)の半生が、主婦向けの漫画月刊誌「フォアミセス」(秋田書店)の6月号に掲載された。中途失明の苦難を克服し、普通学校の教壇に復帰する夢をかなえた新井さんの強い生き方に加え、支えた家族たちの姿が編集者を動かした。

【関西】がん患者向けファッション考案 16日に患者らがショー(5/15)
 おしゃれをして闘病生活を明るく彩りませんか。そんなメッセージを込めたがん患者向けのファッションが考案された。大阪の患者と家族らがアイデアを出し合い、服飾スクールの生徒の協力を得て仕上げた計15組。16日にファッションショーを開き、患者らがモデルになって披露する。

【滋賀】脳脊髄液減少症/将太君 闘病支えよう(5/13)
 交通事故やスポーツ事故に起因する「脳脊髄(せきずい)液減少症」に苦しむ少年を救おうと、少年の住む大津市の日吉台の住民たちが「脳脊髄液減少症を考える日吉台の会」を発足させた。診断基準や治療方法が未確立のうえ、健康保険も適用外の病気と闘うため、住民たちは国の支援を求めて署名活動をするなど少年とその家族をバックアップする構えだ。

【奈良】被害者の母親出廷/裁判員法廷 初の要約筆記者手配も(5/19)
 奈良地裁で開かれた強姦(ごうかん)致傷事件の裁判員裁判。被害者の母親が出廷し、ついたて越しに意見を述べた。補充裁判員の1人に耳の不自由な人が選ばれたため、パソコンで審理の内容を書き起こす要約筆記者が手配された。裁判長が検察側、弁護側双方に対し、ゆっくり大きな声で話すよう配慮を求めたという。

【和歌山】腎臓病や移植 関係者考える/23日和歌山(5/14)
 腎臓病や臓器移植について患者や医療関係者らが集まって考える「全腎協全国大会in和歌山」が23日、和歌山市の県民文化会館で開かれる。13日、主催の全国腎臓病協議会の宮本高宏会長らが県庁で会見し、「一般の方にも参加していただき、一人でも多くの人に病気や臓器移植の現状を知ってもらいたい」と呼びかけた。午前10時開会。入場無料。

【和歌山】荒れた言葉 無意識に(5/13)
 電車の中や職場で「死ぬ」「殺す」などの乱暴な言葉を無意識に発する――。「トゥレット症候群」という発達障害の人で、こんな症状が出る人がまれにいる。中には専門医の診断や治療を受けないまま長期にわたって周囲の偏見にさらされる人も。県内在住の男性(29)の場合、診断を受けるまで10年余りかかった。

【広島】不妊手術強いられた女性の映画、広島へ(5/15)
 障害者だという理由で不妊手術を強いられた広島市南区に住む佐々木千津子さん(62)の日常を描いたドキュメンタリー映画「ここにおるんじゃけぇ」(97分)が16日、同市中区のWEプラザ(同市女性教育センター)で上映される。どんな日常なのか、自宅を訪ねた。

【山口】社会復帰 どう後押し(5/12)
 県内でも引きこもり、不登校に悩む人たちは多い。心の不安をのぞくのにかかる時間は人それぞれ。家族の協力も不可欠だ。社会復帰をどう後押しするべきなのか。支える人たちに聞いた。

【香川】口でシャッター 18年の「闘いの記憶」(5/13)
 高松市在住のアマチュア写真家、松本ひさしさん(73)=本名・松元寿直(すなお)さん=は18年前、仕事中の大事故で左腕が思うように動かなくなった。だが、大好きな写真をあきらめなかった。シャッターを口で押すなどして撮影を続け、今年、撮りためた作品を一冊に集めて自費出版した。

【徳島】性被害理解して 28ページの冊子発行(5/12)
 暴力被害の防止に向けて活動している「女性グループ・すいーぷ」(徳島市)が、性被害を正しく理解してもらうための冊子「蘖―Hikobae」(A5判、28ページ)を作った。

【福岡】福祉行政 網の目漏れた(5/13)
 小郡市の民家で、無職女性(75)と長女(46)の遺体が見つかってから1カ月がすぎた。2人は普段から近所づきあいも少なく、行政が定期的に見守る対象にも入っていなかった。足が不自由な母親を、視覚障害のある長女が介護するなかで起きた今回のできごと。悲惨な結末を防ぐ手だてはなかったのだろうか。

【佐賀】障害者施設 助成継続を(5/16)
 障害者が寝泊まりしながら働く入所型授産施設への公費助成の継続を求めている太良町の授産施設理事長、村井公道さん(72)が15日、全国行脚を始めた。スタートとなった佐賀市のJR佐賀駅前の演説では、「障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現を目指し、全国を遊説したい」などと訴えた。

【佐賀】難病持つ人の就労 支援ネットがシンポ(5/16)
 パーキンソン病などの難病を持つ人の就労について考えるシンポジウムが15日、佐賀市内であった。主催した県難病支援ネットワークの三浦睦子理事長は「難病のある人が病名を明かして就職活動をすることは不可能に近く、生活が成り立たないという相談も多い。社会全体の問題としてとらえてほしい」と呼びかけた。

【熊本】認知症サポーター 受講者割合日本一に(5/12)
 認知症の人に接するための基礎的な知識を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を受講した人が県全体の人口の3.28%(3月末現在)に達し、全都道府県で初めて1位になったことがわかった。県の発表によると、2006年度以降、累計で5万9385人が受講した。