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人権・校閲

こちら人権情報局

あの日の傷跡が 強さに変わる

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば
「あの日の傷跡が 強さに変わる 誰かを愛する優しさになる 立ち上がるその足の道を照らす 生きてゆく力になる」=アマチュアデュオのボーカル、山本恵子さんが、性暴力被害の経験を基にして作った歌「STAND(スタンド)」から(2010年6月11日)

山本恵子さん アマデュオ「PANSAKU」のボーカル/性被害、前に進み歌うよ拡大新曲の披露に向け、永吉明香さん(右)と練習する山本恵子さん=愛知県蒲郡市、遠藤啓生撮影

あの日の傷、強さに変わる 性暴力被害者へ歌でエール(6/11)
 愛知県を拠点に活動するアマチュアデュオ「PANSAKU(パンサク)」のボーカル、山本恵子さん(30)が、性暴力被害の経験を基にした歌「STAND(スタンド)」を作った。同じ被害者に「一人じゃないよ」と伝わりますように――。

○「理解者の存在 救い」 暴行被害女性、犯罪被害者白書に手記(日経新聞6/11夕刊)
 政府は11日、「2010年版犯罪被害者白書」を閣議決定。性犯罪被害に遭った経験を公表し、同じ被害者の支援活動を続ける小林美佳さんの手記が掲載された。内閣府サイト→http://www8.cao.go.jp/hanzai/whitepaper/w-2010/pdf/gaiyou/pdf_gaiyou/clm4.pdf


■今週の注目記事

国、証拠にアダルト閲覧歴 長時間出張争点の過労死訴訟(6/14)
アダルト画像を国側が提出撤回へ(6/16)
 大阪府内の男性会社員(当時37)の遺族が起こした過労死認定訴訟で、被告の国が生前の男性の業務用パソコンの閲覧履歴を調べ、「出張先でアダルトサイトを見ていた」とする書面とサイトの画像を証拠として大阪地裁に提出した。訴訟の最大の争点は、出張時の移動時間を労働時間ととらえるかどうかに絞られていたが、国側は昨年11月、「男性は宿泊先でパソコンを仕事以外に使っていた」とする主張を裏付ける証拠としてわいせつ画像などを地裁に提出。宿泊先でパソコンを使った時間については労働時間に加算するよう求めていない遺族側は「争点とは関係なく、嫌がらせ的な立証だ」と抗議、裁判長も撤回を求めた。国側は15日、撤回する方針を明らかにした。

アニメ映画「どんぐりの家」 モンゴル留学生が字幕(6/13)
 ろう障害に加え、知的障害や精神障害もある重複障害の子どもと家族の姿を描いた日本のアニメーション映画「どんぐりの家」に感動したモンゴル人留学生が、祖国の人たちにも見てもらいたいと、自分たちでモンゴル語の字幕をつけた。この夏からのモンゴルでの上映を目指し、募金活動などを進めている。

犯歴データベース誤登録、国に賠償命令(6/11=大阪本社版)
 警察庁のデータベースに誤った犯歴情報を登録されて人格権を侵害されたとして、大阪市西成区の男性(65)が330万円の支払いを求めた国家賠償訴訟の判決が10日、大阪地裁であった。小林久起裁判長は「誤った犯歴がたびたび利用され、精神的苦痛を受けたことが認められる」と述べ、国に1万2千円の支払いを命じた。

障害者の7割「差別受けた」政府白書(6/11)
 障害がある人の約7割が差別や偏見を受けた経験があることが、政府が11日に閣議決定した「2010年障害者白書」で明らかになった。6割超が「今も感じる」と回答しており、差別がなくならない実態が浮き彫りになった。→内閣府サイトhttp://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/index-w.html

障害児の苦手分野を支援 子どもとケータイ(6/11)
 言葉の理解やコミュニケーションなどに障害を抱え、生活や学習にさまざまな困難を抱える子どもたちがいる。その支援に携帯電話を活用しようと、香川大学と富士通(本社・東京)による実証実験が、5月から行われている。

○境界を生きる:子どもの性同一性障害(毎日新聞6/13~6/17)

■イベント

◎死刑制度考える集会 日弁連
 日本弁護士連合会は25日夜、殺人事件などの被害者の遺族で死刑廃止を訴えている国際非政府組織「人権のための殺人被害者遺族の会」を招き、死刑を考える集会を東京・霞が関の弁護士会館で開く。午後5時半~同8時。無料。問い合わせ・申し込みは日弁連法制第2課(03・3580・9854)へ。日弁連サイトの案内→http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100625.html

■今週の本

「新聞と『昭和』」(朝日新聞「検証・昭和報道」取材班著、朝日新聞出版)
 3月まで連載していた「検証・昭和報道」が本になりました。「女たちの昭和史」「病の昭和史」(ハンセン病など)、「交流と共生の昭和史」(在日コリアン)など、人権と差別にかかわるテーマも取り上げています。

「これからの『正義』の話をしよう」(マイケル・サンデル著、早川書房)=6/13読書面で紹介
 入学試験でマイノリティーを優遇するアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)をめぐる論争、障害のあるゴルファーがカートを使うことを許可すべきかどうか、など、人権問題を考えるうえでも参考になります。

◎「ビッグイシューの挑戦」(佐野章二著、講談社)=ホームレス自立へ挑むビッグイシュー 日本代表、活動を著書に(6/5)
 雑誌の販売を通してホームレスの自立を支援する「ビッグイシュー日本」の佐野章二代表(68)が、創刊から7年近い活動を振り返る「ビッグイシューの挑戦」(講談社)を出した。佐野さんが危機感を抱いているのは、近年増えている若年層ホームレスの問題。中高年のホームレスは働く意欲があり、目標を実現するための支援策を考えればよかったが、20代などの若いホームレスはより孤独で、仕事以前に人生に対して明るいイメージを持てない人が増えているという。

■asahi.com>マイタウンから

【北海道】「障害の特性に応じた支援策を」(6/10)
 参院選を前に、障害がある人の声を国政の場に届けようと、「障がい福祉の明日を拓(ひら)く」と題した緊急フォーラムが9日、札幌市内で開かれた。与野党に対し、現状の障害福祉制度への要望や注文などを伝えた。

【秋田】大仙市、シミュレーター公開(6/5)
 高齢者の横断事故を防ぐ「歩行環境シミュレーター わたりジョーズ君」のシステム公開が4日、大仙市であり、栗林次美市長らが体験した。三次元のコンピューター・グラフィックスを使い、ルームランナーの上で、スクリーンに映った横断歩道を左右から来る車などを見ながら安全に渡る体験が出来る。高齢者らの歩行、判断能力をチェックして、横断事故防止に役立てようという狙い。

【福島】徘徊のお年寄りには声かけが大切(6/14)
 郡山市で5月、認知症とみられるお年寄りの捜索願3件が相次いで出された。いずれも無事に発見されたが、こうしたケースを防ぐ手だてはないのか。5月中旬、福島市であった「徘徊(はいかい)老人」の捜索訓練の現場を訪ねた。

【埼玉】介護タクシー 利用に広がり(6/14)
 体が不自由な人が車いすのまま乗車できる「介護タクシー」が、県内で利用者に浸透してきた。個人事業者が多く予約を取りづらいのが難点だったが、一般のタクシー会社並みのコールセンターができた。

【多摩】福祉と経済 お菓子で結ぶ(6/11)
 東京経済大学(国分寺市)の学生が、市内の障害者と共同作業でお菓子を販売している。参加しているのは経済・経営を学ぶ学生たちで、経済理論を福祉の現場で生かそうという試みだ。今年度は学内の生協に常設コーナーをつくり、学外での販売にも乗り出した。

【神奈川】障害者の就労支援/茅ケ崎市(6/14)
 茅ケ崎市は今夏、市内のサザン通り商店街の空き店舗を活用した障害者の就労支援施設をオープンさせる。障害者らが販売や接客などを訓練する機会を増やし、自立と民間事業所への雇用拡大につなげるのが狙いだ。

【富山】障害の種別超えて支援校再編(6/12)
 ろう学校で知的障害のある生徒を受け入れるなど、障害の種別を超えた再編がすすむ。軽度知的障害の生徒を対象にした高等養護学校の検討も今後始まる。

【福井】刑務所出所の高齢者・障害者の社会復帰支援(6/11)
 刑務所を出所した高齢者や障害者の社会復帰を支援する「県地域生活定着支援センター」が10日、福井市月見3丁目に開所した。社会的偏見も残るなか、受け入れ先もなく出所後に生活苦などで再び犯罪に走るケースが近年、問題視される。支援センターは、福祉サービスなどへの連携で再犯防止を目指す。

【長野】介護情報を検索「信州べんり帖」(6/14)
 老人ホームや通所施設、入浴・看護などの訪問サービスを、どう探したらいい? そんな介護の悩みに応える検索サイト「信州介護べんり帖(ちょう)」が今月、登場した。

【三重】検察側が被害者配慮 行為の詳細は書面で(6/9)
【三重】わいせつ事件 猶予付き判決 裁判員裁判(6/11)
 県内で初めて性犯罪を審理する裁判員裁判が8日、津地裁で始まった。検察側は証拠調べで、わいせつ行為の詳細を朗読せず、裁判員にだけ書面を渡して黙読させるなど、被害者に配慮した。
 10日に判決公判があり、裁判長は懲役3年執行猶予4年(求刑同3年)の判決を言い渡した。判決後、裁判員3人と補充裁判員1人が会見に応じ、「被害者保護のため、裁判員裁判から性犯罪を除外すべきだと思うか」との質問に対しては、4人とも「除外の必要はない」と意見を述べた。

【三重】児童虐待4、5月で30件 鈴鹿(6/11)
 鈴鹿市は10日、市内で4、5月の2カ月間で発生した児童虐待事案が30件あったことを明らかにした。保健福祉部長が市議会一般質問で答弁した。質問した矢野仁志議員は「人口20万都市の鈴鹿に児童養護施設がなく、被害を受けている子の一時保護に他市へ行かなければならないのは問題だ」と指摘した。

ブルースなら、自由に走れる 難病の山下さん、全国の障害者と共演計画 /京都府拡大ハーモニカでブルースを演奏する山下さん。ライブは大勢の客で盛り上がった=1日、右京区のライブハウス「ウーララ」

【京都】僕はブルースで 自由に走れた。(6/8)
 難病で視力と握力を失いながら、ハーモニカでブルースの演奏を続けている車いすのミュージシャンが京都にいる。北区の山下純一さん(35)=写真。幼い時から病と闘い、「音楽だけが自由になれる道」と夢をかなえた。デビューから10年。全国各地の障害者とのライブ実現に向け、夢は続く。「生きづらさを感じていたけれど、音楽の世界ではみんなと対等になれる。ものすごい自由を感じた」「病が進行し、いつか音楽ができなくなるのではないかという恐怖は常にある。いまにかける気持ちを音に乗せ、一回一回心を込めて演奏したい」

【兵庫】知的障害者サッカー日本代表選出/姫路(6/11)
 「もう一つのワールドカップ」と呼ばれ、知的障害者が出場するサッカー世界選手権大会の日本代表に、県立姫路特別支援学校高等部3年の草信(くさのぶ)政裕さん(17)が選ばれた。ポジションはゴールキーパー。「精いっぱいプレーして、力を出し切りたい」と練習に打ち込んでいる。大会は8月23日~9月11日にW杯と同じ南アフリカで開催され、日本を含む16カ国が参加する。

【島根】ALSの療養環境改善を(6/14)
 運動神経細胞が侵されて全身の筋肉が萎縮(いしゅく)する難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の療養環境を改善しようと、患者と行政、医療、介護関係者らによる県内初の意見交換会(日本ALS協会県支部主催)が13日、松江市殿町のサンラポーむらくもであった。約100人が参加し、活発に議論を交わした。

【山口】真の自立 育む作業所(6/12)
 「障害者の真の自立のためには、生きていこうという強い意欲と経済的裏付けが必要だ」。こんな考えを基本に掲げる障害者作業所「第二夢つむぎ就労支援センター」が、宇部市西宇部南2丁目に開設された。リサイクルのアルカリ乾電池を製造・販売する事業を通じて、働く喜びと責任感を作業者に育てていく。作業者と雇用契約を結ぶ県内7カ所目の就労継続支援A型事業所だ。

【徳島】相談5年で2.9倍に いじめ・パワハラ(6/15)
 2009年度に徳島労働局に寄せられた労働相談のうち、いじめや嫌がらせ、パワーハラスメントの相談が計233件あり、5年前に比べ2.9倍に増えたことがわかった。同労働局は、短期で不安定な雇用形態が増えていることや、過度な成果主義が背景にあるとみている。

【香川】求むカセットデッキ、長年活動の高松朗読会(6/11)
 目の不自由な人に声で情報を届けてきた高松市のボランティア団体「高松朗読会」が今年、結成27周年を迎える。イベントや健康に関する情報、小説などを毎月1本のカセットテープに吹き込んで視覚障害者らに無料で送り届けている。だが、最近はマイクを使ってテープに録音できる機器が少なくなり、活動が困難になりつつあるという。

【愛媛】虐待通報61件 5年で倍増(6/14)
 児童虐待があったとして昨年、県警に情報が寄せられた件数は61件で、過去5年間で倍増していることが分かった。県警がこのほどまとめた。今年も5月末までにすでに27件の虐待情報が寄せられ、うち4件が殺人未遂や傷害罪などで事件化した。

【大分】障害者ら2000人がスポーツ満喫(6/15)
 知的障害者が徒競走やダンスに挑む「県ゆうあいスポーツ大会」(県など主催、朝日新聞社など後援)が13日、大分市横尾の大分銀行ドームで開かれた。授産施設や厚生施設など44施設から2052人が参加し、100メートル走や走り幅跳びなど13種目に挑み、力いっぱい競技した。