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人権・校閲

こちら人権情報局

試合前の涙、ありかな

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■今週のことば
 試合前に泣くなんて、本来ならばその時点で負け。その場に立っていることに満足してしまっているんだから。ただ、在日として、今この場に立っていることがどういうことなのかを考えれば、彼の涙も、「ありかな」と思えた=サッカーW杯北朝鮮代表の鄭大世(チョン・テセ)が「自分のサッカー人生を振り返って一番お世話になった」と語る愛知朝鮮高級学校サッカー部監督・李太ヨン(リ・テヨン=ヨンは金へんに庸)さん(2010年6月22日「W杯を語ろう」から)

(W杯を語ろう)李太鏞さん 愛知朝鮮高級学校サッカー部監督拡大北朝鮮代表・鄭大世の恩師である愛知朝鮮高校の李太ヨンさん=愛知県豊明市
 
速報)涙の鄭大世拡大試合前の国歌演奏で涙をこらえる北朝鮮の鄭大世=越田省吾撮影

1次リーグ敗退 鄭大世「ミスで負けた、申し訳ない」(6/22)
鄭大世、涙の「北朝鮮代表」 「祖国」への夢かなう サッカーW杯(6/16)
 Jリーグでプレーする在日3世の鄭大世(26)が15日、北朝鮮代表としてワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のブラジル戦のピッチを踏んだ。韓国籍の鄭大世にとって、かなわぬはずの夢が、現実となった瞬間だった。44年ぶりに出場した「祖国」の国歌が流れた。丸刈りで臨んだ鄭大世は一人、人目もはばからず大泣きした。

安英学、初勝利へ「一歩ずつ」 在日Jリーガー、きょう最終戦(6/25)

■今週の注目記事

東京初の女性JR駅長デビュー 四ツ谷駅と目白駅(6/23)
 東京都内では国鉄・JRを通じて初となる女性駅長2人が23日、着任した。中央線四ツ谷駅(新宿区)の白山弘子さん(39)と山手線目白駅(豊島区)の清水佳代子さん(37)。女性駅長は、1705駅あるJR東日本全体でも3年ぶりだ。

フィンランドに女性首相 大統領とともに女性ツートップ(6/23)
 フィンランド議会は22日、首相を辞任したバンハネン氏の後任に、与党第1党・中央党の党首で女性のマリ・キビニエミ氏(41)を選んだ。女性首相は、2003年にヤーテーンマキ中央党党首が就いて以来2人目。ハロネン大統領も女性で、国家元首と行政トップが再び女性で占められることになった。

ギラード氏、豪州初の女性首相 ラッド氏、不人気で退陣(6/24)
 オーストラリアのギラード副首相(48)が24日、同国初の女性首相に就任した。与党労働党は同日、首都キャンベラで緊急議員総会を開き、ギラード氏を新党首に選出、ラッド前首相(52)はこの日予定されていた党首選への立候補を断念した。同党内では支持率低下の著しいラッド氏では総選挙を戦えないとする声が強まっており、教育や労働問題などを担当し、女性副首相として人気があるギラード氏の登板を期待する声が広がっていた。

障害者政策、当事者と煮詰めて 参院選に望む(6/23)
 名古屋市近郊の愛知県日進市。主婦竹内由美子さん(44)の日課は、小学5年の次男楽登(がくと)くん(10)を学校へ送り迎えすることだ。楽登くんは自閉症で、人との交流が得意ではない。入学した時は何も話せなかったけれど、だんだんと自分の思いを伝えられるようになっていく。その日々の成長が、うれしい。5年前、様々な障害のある子がいる家族らと「じゃんぐるじむ」という会を結成した。複雑な福祉サービスをわかりやすく説明する冊子を作る活動などを通じて、福祉政策には関心を寄せてきた。

◎障害者支援の新制度、来夏素案(6/23)
 障害者自らが制度作りを進める政府の「障がい者制度改革推進会議」の総合福祉部会は22日、障害者自立支援法を廃止した後の新制度についての論点を取りまとめた。来夏をメドに素案をまとめ、2012年の通常国会への法案提出を目指す。新制度を規定するのは、「障がい者総合福祉法」(仮称)。この日は、法の理念・目的や障害の範囲、支援体系など9分野にわけて論点を整理した。

◎特別職の「育休」を制度化 文京区議会、条例案可決(6/22)
 4月に約2週間の「育休」を取得した東京都文京区の成沢広修(なりさわ・ひろのぶ)区長(44)が、開会中の6月定例区議会に、これまで規定がなかった特別職の区長と副区長の出産休暇や育児休業、介護休業を制度化する条例案を提出した。21日の本会議で可決された。

求む「イクメンの星」 男性育児参加へ厚労省が企画(6/18)
 20日の「父の日」を前に、厚生労働省は17日、お父さんたちに子育てに参加してもらおうと、「イクメンプロジェクト」をスタートさせた。子育てに積極的なお父さんを「イクメンの星」として毎月1人選び、男性の育児参加を後押しする。

パパ業の極意学ぶ連続講座 西東京市が来月開講(6/18)
 東京都西東京市は「パパの極意 パパ業は、地球で一番ステキな仕事~心の底から人生を楽しもう」と題した連続講座を7月4日から3回にわたって開く。NPO法人ファザーリング・ジャパンのメンバーが講師を務め、住吉町6丁目の住吉会館などが会場。「イクメン(育児に積極的な男性)」が話題になる中、ワークライフバランスを地域から進めようと企画された。

愛情の記憶「パパ手帳」 妊娠・出産わが子に伝えたい 京都の産婦人科作成(6/17大阪本社版夕刊)
 子育てにいそしむお父さんが「イクメン」ともてはやされるなか、京都市中京区の産婦人科、足立病院が「パパ手帳」を作った。副題は「20年後の君へ」。妊娠、出産、成長と折々に思いをつづり、20歳になったら渡す――。パパがつづる親子の成長物語だ。

■今週の本

「カワサキ・キッド」(東山紀之著、朝日新聞出版)=6/22川崎版「東山紀之さん自伝出版」で紹介
 タレントの東山紀之さんが、川崎市で過ごした自らの少年時代を赤裸々に書いた自伝「カワサキ・キッド」を出版した。ロシア人の血を引く祖父のこと、小学校2年まで暮らした川崎区のコリアン・タウンでの朝鮮人母子との交流、大河ドラマ「琉球の風」出演で知った沖縄の人々への思いなどをつづっている。

■asahi.com>マイタウンから

【青森】心の傷抱えた子に光 情緒障害児施設開設(6/20)
 親からの虐待や学校でのいじめなどが原因で、気持ちや行動をうまく制御できない子どもたち「情緒障害児」を治療する施設「情緒障害児短期治療施設」が4月、県内に初めてできた。県内では虐待件数の増加に伴って、同じような苦しみを味わう子どもたちは増える可能性がある。これまで専門的な治療を受けられなかった子どもたちにとっては朗報だが、「傷ついた心のケアや自立を支えるのは、社会全体の責任」という指摘もある。

【青森】盲ろう者交流団体設立を(6/15)
 目と耳の両方に障害のある盲ろう者に交流の場を提供する「友の会」の設立を、県内に住む盲ろう者が切望している。青森県は、準備団体を含めて全国の都道府県で唯一、友の会が存在しない。

【千葉】路上生活者支援・ビッグイシュー 販売開始(6/19)
 路上生活者が売り、その利益で自立を目指す雑誌「ビッグイシュー」の販売が18日、JR千葉駅前で始まった。県内での販売は船橋市に次いで2カ所目。

【埼玉】「大活字本」1000作突破(6/21)
 高齢者ら視力が衰えてきた人たち向けに、新座市の社会福祉法人「埼玉福祉会」が手がけてきた拡大文字の書籍「大活字本」が発行30年を迎えた今年、シリーズで1千タイトルの大台を超えた。普通の書籍より価格が高いため、納入先は図書館中心だが、高齢化社会で潜在ニーズも高い。読みやすさを求めて試行錯誤を繰り返しており、「いつまでも読書を楽しむためにも、図書館で一度手に取ってみて」と関係者は話している。

【神奈川】育て親は受刑者 盲導犬へ第一歩(6/22)
 刑務所の受刑者が子犬を育て、自身の更生と盲導犬の育成を目指すプロジェクトで、国内初の3頭として育てられたうちの2頭が、横浜市港北区の日本盲導犬協会・神奈川訓練センターで訓練を受けている。初めての「路上試験」も受け、盲導犬への第一歩を踏み出した。

【神奈川】障害者の就労支援/茅ケ崎市(6/14)
 茅ケ崎市は今夏、市内のサザン通り商店街の空き店舗を活用した障害者の就労支援施設をオープンさせる。障害者らが販売や接客などを訓練する機会を増やし、自立と民間事業所への雇用拡大につなげるのが狙いだ。店舗の名称は「サザンポ」に決まり、ロゴマークもできた。

【山梨】29歳 高校中退 仕事なし--集いの場から 2010参院選(6/15)
 甲府市内の飲食店に集まった20~30代の男性3人が口をそろえた。会社の倒産、病気、派遣切り――。理由はそれぞれ違うが、全員無職だ。「難しい政策は分からない」という男性。一つだけ、「とにかく、雇ってもらいたい」。そこに一歩でも近づく政治を望んでいる。

【長野】伴走者としての協力をお願い(6/17)
 県視覚障がい者マラソン協会会長・保科清さん。「協会の目標は、ランナーと伴走者を増やし、世界を目指す選手も育てることです。視覚障害者マラソンへの理解が深まり、健常者のランナーのみなさんには伴走者として協力していただければ、ありがたいです」

【静岡】手話の輪育んだ二人三脚 漫画に(6/15)
 「一人でも多く、手話のできる人を育てたい」。ともに聴覚障害を抱えながら語りあった妻は5年前に先立った。30年もの間、二人三脚で歩んできた伊東市の聴覚障害者の夫婦の歩みが、月刊コミックの漫画になった。

【関西】「不可能への挑戦はちょっと面白い」 全盲教師が担任に(6/19)
 大阪府立春日丘高校(茨木市)に勤める全盲の英語教師、山本宗平さん(31)が、この春から初めて1人で学級担任を受け持っている。生まれた時から視力はないが、1年3組40人の生徒を声で聞き分け、それぞれの個性と向き合う。「私を教材に、彼らがどんな可能性を見つけてくれるか楽しみ」と話す。

【奈良】男女平等度、全国11位(6/18)
 奈良は岩手や山梨、岐阜、大阪と並んで全国で11位――。東北大の研究グループが男女平等度を都道府県別にランク付けしたところ、そんな結果が出た。歴史ある土地だけに、県民の意識も保守的かと思いきや、健闘ぶりは意外だった。でも、一体なぜ?

【大阪】高齢者ら専用駐車スペースを府内に設置へ(6/19)
 70歳以上の高齢者や妊娠中の女性らを対象に、道路に専用の駐車スペースを設ける「高齢運転者等専用駐車区間制度」で、府警は7月末までに府内33カ所に計70台分つくると発表した。公園や老人福祉センター、子育て支援センターなどの公共施設周辺の道路に設ける。府内の対象者は約38万人にのぼるため、府警は今後も駐車スペースを増やしていく方針だ。

【大阪】脳脊髄液減少症の情報提供を府に要望(6/17)
 11年前の交通事故をきっかけに激しい頭痛や吐き気などに襲われるようになり、今年3月、「脳脊髄(せきずい)液減少症」と診断された府立港南造形高校3年の万膳(まんぜん)志帆さん(17)が16日、府庁を訪れ、同症の診断や治療が可能な病院を府が調べ、情報提供するよう求める要望書を提出した。同席した「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」の中井宏代表理事によると、大阪、東京を除く45道府県は診療可能な病院を調べ、ホームページなどで公表しているという。

【広島】外国人の労働環境守れ(6/21)
 海外からの研修生や実習生、定住外国人への賃金不払いなどの実態を報告する集会が20日、広島市で開かれた。県内では、昨年1月と今年6月に中国人の実習生らが未払い賃金の支払いを求めて裁判を起こしたが、裁判に持ち込まれるのはほんの一握りだ。国は出入国管理法を改正し、7月に施行。研修生らの法的な保護が強化される。

【山口】萩「E・G・F」に福祉助成金贈る(6/22)
 朝日新聞厚生文化事業団の今年度の西部朝日福祉助成金の対象団体に決まった萩市江崎のNPO法人「E・G・F」に21日、助成金45万円の目録が贈られた。同法人は、知的障害や精神障害のある人たちの社会参加や就労支援を目指して2008年に設立。休耕田を借り、地域の人たちにも手伝ってもらいながら果物や野菜、花の苗などを育て販売している。

【山口】訴える 心の傷/下関市(6/19)
 性犯罪の被害を受けたことをきっかけに、被害者である「サバイバー」の姿を取材している米国バージニア州在住のフォトジャーナリスト大藪順子(のぶこ)さんの講演会と写真展が20日、下関市豊前田町3丁目の海峡メッセ下関で開かれる。

【山口】参院選・課題を追う・福祉/障害者 かさむ負担(6/17)
 政権は代わったが、暮らしにはさして変化が見えない。宇部市の西村和幸さん(49)は、そう感じている。父として、障害者として。

【徳島】心と脳によいアート(6/21)
 絵画や彫刻の制作で認知症や発達障害の予防・改善を目指す「臨床美術」を知ってもらおうと徳島市内の美術クラブ「M・あ~とさ~くる」が20日、同市内で体験講座を開いた。参加者らは講師の助言で思い思いの絵を描きリラックスした雰囲気だった。

【香川】点字入りの名刺 小学生が製作体験(6/22)
 人権や福祉にもっと関心をもってもらおうという「小学生の点字教室」が21日、丸亀市川西町南の県人権啓発展示室であり、同市立城辰小学校の5年生75人が点字の名刺づくりを体験した。

【香川】「青松園の将来 国示せ」 ハンセン病問題(6/20)
 「『らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日』祈念 講演と映画のつどい」(朝日新聞高松総局など後援)が19日、高松市の市民文化センターであった。ハンセン病問題を考える市民の会(会長、松尾邦之・香川大法学部長)が計画した。入所者の高齢化が進む国立療養所大島青松園(高松市庵治町)の将来を心配する声もあがり、参加した約90人が耳を傾けた。

【香川】こえび隊のサポート活動 瀬戸内国際芸術祭(6/18)
 瀬戸内国際芸術祭2010(7月19日~10月末)の開幕まであと1カ月。会場となる七つの島々では、サポーター組織「こえび隊」が参加アーティストの作品制作を手伝い、展示場所を掃除するボランティア活動をしている。5月30日には、名古屋市や徳島県などの20~30代の大学生や会社員ら15人のこえび隊が大島に渡った。ハンセン病の元患者約110人が暮らす国立療養所「大島青松園」の入所者4人と交流し、昭和のころの園内の写真を見ながら、島での暮らしについて話を聞いた。園内を歩いて2千人超の入所者の遺骨を納めた納骨堂なども見学し、強制隔離の歴史を学んだ。

【香川】遺影とともに車いす遍路(6/16)
 高知市横浜のケアハウスに入居する武永昭勝(あきかつ)さん(71)が、電動車いすで四国霊場八十八カ所巡りを続けている。雨に打たれびしょぬれになったり石段を上れなかったり。困難は多いがゆっくり、ゆっくりと進む。供養のため、97歳で亡くなった母、ハルさんの遺影が車いすの前部に取り付けられている。

【熊本】障害者差別の事例集作成(6/16)
 障害者差別って、なに? 障害者でも意識しにくいという差別の事例集を、NPO法人ヒューマンネットワーク熊本(熊本市)がまとめた。障害者が感じた「嫌な体験」802件を国連の障害者権利条約の規定に基づき、教育や労働など11分野に整理した。同NPO法人は「事例集は障害者が一般の人に一方的に示すものではなく、住みやすい街を一緒に作るものさしにして欲しい」と話している。