メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

人権・校閲

こちら人権情報局

苦しいときは一歩前へ

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
〈asahi.com内の記事へのリンクについて=日付の古いものは表示されないことがあります〉

■今週のことば
「世界に飛び込め。苦しいときには一歩、足を前に出すんだ」=猿まわし師の村崎太郎さんの父親のことば(2010年7月25日「おやじのせなか」から)

村崎太郎さん 伝統芸能「猿回し」公演で差別と向き合う(ひと)拡大村崎太郎さんと4代目次郎

◎「父は部落解放の運動家でした。山口県の被差別部落の出身で『貧しさから抜け出すには、部落を改善しなければ』と立ち上がった。私が高校2年の正月、父に『太郎、猿まわしにならんか』と告げられました。『ロマンのない人生はつまらん。猿まわしには千年の歴史がある。努力し、差別をはねのけ、部落が誇るスターになれ』と」

・村崎太郎さんは、猿まわし師。17歳で猿の次郎とコンビを結成し「反省」のポーズで人気者に。2008年に被差別部落出身であることを公表。妻の栗原美和子さんと6月に「橋はかかる」(ポプラ社)を出した。著書はほかに「ボロを着た王子様」(ポプラ社)。栗原さんも村崎さんとの結婚時の経験などを基に小説「太郎が恋をする頃までには…」(幻冬舍)を出している。

 →栗原美和子さんへのインタビュー

■今週の注目記事

◎百年の明日 ニッポンとコリア 埋まらぬ溝
 ・文化財 今こそ返して 「友好の目玉」韓国世論期待(7/28)
 ・元慰安婦 薄れゆく記憶 老いる日々「日本、謝罪を」(7/29)
 ・勤労挺身隊「奴隷の生活」 帰国後は過去隠す(7/30)

◎流出の朝鮮文化財6万点 国内250カ所で所蔵(7/28)
 朝鮮半島から流出した文化財が、日本の大学や寺社など計250カ所で所蔵されていることが韓国国立文化財研究所の調べで分かった。韓国政府関係者が明らかにした。韓国側は、流出の経緯を詳しく調べて返還への道筋を探りたい考えだが、費用の問題などから調査は進んでいない。

石塔「あるべき故郷に」 韓国・利川市、日本に返還訴え(7/22)
 韓国京畿道の利川(イチョン)市で、植民地時代に日本に持ち出された石塔を元の場所に戻すよう求める署名運動の輪が広がり、人口の半分を超える10万9千人分が集まった。趙炳敦(チョ・ビョンドン)市長が21日、署名簿を携えて日本の所蔵先を訪れ、「日本による韓国併合100年を機に、石塔をあるべき故郷に戻してほしい」と訴えた。

※Astandの「WEB新書」の「百年の明日 ニッポンとコリア」シリーズ最新刊

8.戦争と分断、「北の家族よ」

既刊は次の通りです。

1.光化門復元に未来託す/2.関釜航路、歴史の証人/3.民族の文字ハングル、歴史の鏡
4.「親日派」の歴史に探る未来/5.墓と遺影に刻んだ「家族」/6.経済の交わり、隣国を結ぶ
7.100歳ハルモニ、波乱の人生

◎予防原則の教訓忘れるな(7/29夕刊)=環境面「えこ事記」。7月のテーマは「四大公害」です。
 病気に苦しむ患者たちにとって公害は今も現実だ。公害が引き裂いた地域社会の再生がもう一つの大きな課題だ。特に、被害者と加害者が同じ地域にいる水俣の傷は深かった。企業城下町として、チッソに経済的に依存するため、患者は裁判や補償でチッソを脅かす存在として市民から疎まれた。患者と行政、市民同士、患者同士の中にさえ対立を生んだ。水俣では90年代から、地域社会を修復し新たなきずなをつくろうという「もやい直し」運動が進められている。元水俣市長の吉井正澄さんは話す。「患者も市民も企業も行政も、みんなが将来への希望を持ち、誇りに思う地域に再生しないと、本当の解決にならない」

手話通訳者同行せず聴覚障害者宅を捜索 愛知県警(7/27名古屋本社版夕刊)
 愛知県警が今年5月、覚せい剤の密売事件の捜査で、聴覚障害者の夫婦宅に手話通訳者を同行させず、筆談だけで3時間半、家宅捜索をした。尿検査の結果は陰性で、覚せい剤使用の疑いはなかった。刑事訴訟法上、今回の家宅捜索に違法性はないが、健聴者と同等になるよう捜査機関側に「合理的な配慮」を求める国際条約の精神から大きくずれていると、愛知県聴覚障害者協会は27日、県警に改善を申し入れた。

工夫重ね障害者主役 ホンダ太陽、工具改造しミス減らす(7/26)
 従業員の半数が障害者という部品工場が、大分県にあります。手足が不自由でも正確に作ることができるよう、工具に工夫を加える「からくり改善」が支えています。その成果は健常者の負担やミスも減らし、従業員のやる気も導き出せるとあって、親会社のホンダはグループ内に広げようとしています。

脳障害の学者 功績に博士号 立命館大学が授与(7/25)
 ドイツ・ワイマール憲法や生存権の研究で知られ、今は脳障害で寝たきりの状態が続いている憲法学者の鳥居喜代和(きよかず)・札幌学院大元教授(58)に24日、母校の立命館大学から特別博士号が授与された。本人が病気などで明確な意思を示せなくても、関係者の要望で業績を評価できるよう規定を整備し、「大学をあげて思いに応えた」という。

障害児教育「共に学ぶ」に近づくには(7/23社説)
 日本の障害児教育が、大きな転換を迫られている。政府の「障がい者制度改革推進会議」が先月まとめた意見書に、「障害の有無にかかわらず、すべての子が地域の小中学校に在籍するのを原則とする」との提言が盛り込まれた。これまでの原則と例外をひっくり返す形だ。本人や親が望んだ場合に、特別支援学校・学級で学ぶようにするという。

負けない日系ブラジル人 モデル、起業家、農家…(7/21大阪本社版)
 長引く不況の直撃を受けた在日の日系ブラジル人。職を失って帰国する人が相次ぎ、2009年末には約26万7千人と、2年前より5万人減った。一方で、南米生まれの持ち味を生かして起業するなど活路を見いだし、日本社会に溶け込んでいる人も少なくない。その姿は「移民社会」の可能性を示してもいるようだ。

障害者サッカーW杯、出場費用が不足 NPOが寄付募る(7/20)
 サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催地、南アフリカで8月、「もう一つのW杯」と呼ばれる知的障害者サッカーの世界選手権が開かれる。日本代表は3度目の出場を予定しているが、出場費用が工面できておらず、支援するNPOが寄付を呼びかけている。詳細は、日本知的障がい者サッカー連盟ホームページ(http://jffid.org)へ。

「知的障害者のW杯」記録映画で知って 県内から3選手(7/23茨城版)
 「もうひとつのワールドカップ」といわれ、県内から3人の正、補欠選手が選ばれている第5回サッカー世界選手権(国際知的障害者スポーツ連盟主催、8月21日~9月12日、南アフリカ)を広く知ってもらおうと、24日に取手市と龍ケ崎市で、2006年の同選手権の日本代表の活躍を描いた映画「プライドinブルー」が無料上映される。龍ケ崎市では8月7日午前10時、さんさん館でも上映する。派遣費用に充てる募金箱も置き、協力を呼びかける。

■イベント
日本の植民地支配 歴史認識問いシンポ 韓国併合100年で8月(7/24)
 韓国併合100周年を迎え、日本の植民地支配の歴史をどのようにとらえたらいいのかを考えるシンポジウム「『韓国併合』100年を問う」が8月7、8の両日、東京大(東京都文京区)弥生講堂一条ホールで開かれる。国立歴史民俗博物館(電話043・486・6473)の主催。事前の申し込みは不要。参加は無料だが資料代が500円。7日は午前10時40分から、8日は同10時から。

第27回高校生手話スピーチコンテストの入場者募集
 高校生が手話と音声を同時に使ったスピーチで競うコンテストの入場者を募集します。全国の応募者から原稿とビデオの審査で選ばれた10人が出場。耳の不自由な人の生活を取り上げてきた映像作家今村彩子さんの講演もあります。
 ◇8月28日[土]午後0時30分、東京・有楽町朝日ホール。無料。定員500人
 ◇往復はがきに住所、氏名(返信用にも)、電話番号を記入し、8月4日までに〒104・8011朝日新聞厚生文化事業団「スピーチコンテスト」係(03・5540・7446、http://www.asahi-welfare.or.jp/)。ホームページからも申し込めます。応募多数の場合は抽選。

■asahi.com>マイタウンから

【埼玉】高齢者お手伝い、お礼は商品券 志木市商工会が新事業(7/23)
 志木市商工会は23日、高齢者の買い物や家事をボランティアが手伝う「志木市地域支え合い・お手伝い隊」事業を始める。ボランティアは謝礼として地元の商店で使える商品券を受け取る仕組み。この事業では、高齢者や障害者の元に市民ボランティアが派遣され、買い物の代行や通院の付き添い、部屋の掃除などを手伝う。

【千葉】聴覚障害者、市役所支所で相談可能に/市原市(7/29)
 テレビ電話方式で市役所の手話通訳者と同支所の聴覚障害者が通話できるシステムを、市原市が27日から導入した。市は「本庁に来なくても相談ができ、支所での相談や手続きがスムーズになるのでは」と期待する。

【愛知】障害持つ子らの働き場広げたい(7/21)
 春日井市の高蔵寺ニュータウンの活性化に取り組むNPO法人「まちのエキスパネット」は今秋、同市のJR高蔵寺駅近くに喫茶店を開店する。障害児の母親たちが運営に当たり、3年後には独立を目指す。「将来は障害を持つ子供たちの就労の場に」と期待を膨らませている

【大阪】障害児へスポーツ指導 動画 HPで公開(7/26)
 発達障害児らを対象に運動教室を開いているNPO法人「チットチャット」(大阪市中央区)が、障害児にスポーツを教えるコツを解説したDVD「発達障がい児のための運動サポート」を作り、ホームページ(http://www.npo-chitchat.com/)上で無料公開している。DVDはグループ編、室内編、プール編の3部構成。実際の指導方法を理事長の森嶋勉さんや専門家が解説している。

【兵庫】手話カフェ広がる輪 口コミで県外からも(7/27)
 耳の聞こえない人も聞こえる人も手話や筆記で会話を楽しむ「手話カフェ」が今月で4周年を迎えた。聴覚障害者らでつくる神戸の市民団体「ひょうご聴障ネット」が、毎月第3水曜日に神戸市灘区の商店街で店を開いている。口コミで話題になり、和歌山や岡山などの遠方からも客が訪れる。

【鳥取】「非入所」家族 続く孤独 ハンセン病の母とともに差別 男性が国・県提訴(7/28)
 国のハンセン病施策は強制的に施設に隔離された患者のほか、施設に入らず自宅で身を潜めて暮らした患者と家族にも深い傷を今も残す。非入所の母親とともに差別され、精神的、経済的な損失を被ったとして、北栄町の男性(64)が国と県に約2千万円の損害賠償を求めた訴訟が鳥取地裁で争われている。非入所者の遺族が起こした裁判は全国初。非入所者やその家族であることを隠して生活している人が多く、国も人数すら把握していない。

【香川】ハンセン病 悲しい歴史 解剖台前に慰霊祭 大島青松園(7/22)
 国立ハンセン病療養所「大島青松園」(高松市)でかつて使われた解剖台が近くの海岸から今月8日に引き揚げられ21日、同園で慰霊祭が行われた。解剖台は瀬戸内国際芸術祭2010に合わせて展示されている。1960年代初めごろまで、入所者の遺体の解剖に使われ、85年ごろに解剖室の取り壊しに伴って島の西側の海岸付近に捨てられたという。入所者自治会会長の山本隆久さん(77)は「治療薬を開発して飲ませるなど、薬の作用を見たかったのではないか。モルモットと同じ扱いだった。数百人が台の上に乗せられ、見ていられなかった」と話す。

・ハンセン病映画「風の舞」上映会 高松(7/26香川版)
 大島青松園(高松市)のハンセン病元患者、塔和子さんを主人公にしたドキュメンタリー映画「風の舞 闇を拓く光の詩」(約1時間)の上映会が、26日、8月2、9、16、23日の午後6時から高松市錦町1丁目の市男女共同参画センターで開かれる。この映画は、塔さんの経験に基づき2003年に制作された。懸命に生きる塔さんの日常と療養所で暮らす人たちを映しだし、生きることの意味や命の重みを描いている。参加無料。

【愛媛】「捜査は違法」と無罪 13時間取り囲み強制採尿(7/24)
 覚せい剤取締法違反(使用)の罪などに問われた松山市の男性被告(34)の判決が23日、松山地裁であった。村越一浩裁判長は「任意で取り調べていた被告を警察官が約13時間にわたって取り囲み、令状もなく強制的に採尿をした」と述べ、捜査を違法と判断。同罪について無罪を言い渡した。一方で、松山市内の駐車場で他人の車のガラスを割るなどした暴力行為等処罰法違反罪などについては認め、被告に懲役1年10カ月(求刑懲役3年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

【福岡・北九州】国際車椅子バスケ手伝って(7/23)
 北九州市で10月に開かれる第8回北九州チャンピオンズカップ国際車椅子(いす)バスケットボール大会の運営や宣伝を手伝うボランティアスタッフを、北九州市が募集している。7月31日まで。大会ホームページ(http://www.kitakyushu-cup.com/)でも受け付け。

【熊本】赤ちゃんポスト 預け入れ後数年間検証へ 専門部会(7/24)
 熊本市の慈恵病院が運営する赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を短期的に検証する市の専門部会が22日開かれ、今後、受け入れ後数年間の子どもの状況など中期的な検証を行うことを確認した。