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人権・校閲

こちら人権情報局

私の命を吹き込みたい

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば
「アイヌ民族として生きる自信を教わったこの曲に、私の命を吹き込みたい」=賛美歌「アメイジング・グレイス」をアイヌ語で歌うジャズ歌手、熊谷たみ子さん(2010年9月1日東京版「アイヌの誇り 私は歌う」から)

熊谷たみ子さん拡大アイヌ語で「アメイジング・グレイス」を歌う熊谷たみ子さん=6月、横浜市、高波淳撮影

◎首都圏に暮らすアイヌの人たちを追った記録映画「TOKYOアイヌ」が完成した。映画の最後を飾るのは、横浜市在住のジャズ歌手、熊谷たみ子さんがアイヌ語で歌う賛美歌「アメイジング・グレイス」。50代を迎え、自身がアイヌ民族であることを活動の場で初めて宣言し、歌を通して生い立ちと病気に向き合っている。3日には赤坂のバードランドでライブがある。映画の完成試写会は5~12日、横浜市港北区のスペース・オルタで。

■イベント
◎水俣・明治大学
 なくなった患者約500人の遺影や劇症患者の脳標本など計300点の展示を通して、発生から約半世紀が経過した公害病・水俣病を考える。4~19日、東京・御茶ノ水の明治大学駿河台キャンパスで。1200円。http://minamataforum.blog69.fc2.com/

マグナムが撮ったエイズ治療の写真展「命をつなぐ」
 国際的な写真家集団「マグナム・フォト」に所属する写真家8人が、世界9カ国でエイズ患者を撮影した写真約550点を紹介する「命をつなぐ」展。5日から22日まで、東京・有楽町朝日スクエア/ギャラリーで。「WEB新書エイズ・チャリティ特別版」も期間限定販売。

■今週の注目記事
性暴力被害者…孤立させぬ 支援情報サイトづくり(8/30大阪本社版)
 性暴力の被害者を孤立させないようにと、被害の経験者や支援者らでつくる組織が、全国各地の警察や病院などの支援状況をまとめたポータルサイトづくりに動き出した。なかなか周りに相談できない被害者たちが新たな人生を踏み出す後押しになればという。来年3月のスタートを目指す。進めているのは、性暴力の被害経験者と支援者でつくる「レイプクライシス・サバイバーズネット関西」(大阪市)。

〈はぐ〉イクメン・シリーズ(8/30、8/31、9/2 、9/3 夕刊)=「ソフリエ」も登場。

■今週の本
◎「支えられて ALS療養者になって」(牛久保結紀著、文芸社)=8/28群馬版「闘病の視点伝える出版 『支えられて』感謝」
 全身の筋肉を動かせなくなっていく難病「筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症」(ALS)。その闘病者で元訪問看護師の牛久保結紀(ゆうき)さん(49)=伊勢崎市長沼町=が、「支えられて ALS療養者になって」(文芸社、税別1200円)を出版した。「看護師」と「患者」の両方を体験した視点から、「経験を伝えられるのではないか」と出版を思い立った。

◎「リハビリの夜」(熊谷晋一郎著、医学書院)=8/27
 第9回小林秀雄賞と新潮ドキュメント賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が26日にあり、小林秀雄賞は加藤陽子氏の「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(朝日出版社)に、新潮ドキュメント賞は熊谷晋一郎氏の「リハビリの夜」(医学書院)に決まった。授賞式は10月1日、東京・虎ノ門のホテルオークラで。

◎「韓国併合百年と『在日』」(金賛汀著、新潮社)=8/27夕刊「在日の100年を記録」
 ノンフィクション作家で在日朝鮮人2世の金賛汀さんが出版した。「私たちの歴史は日本人にも同胞にも、学校できちんと教えられていない」と執筆の動機を語る。

◎「日々コウジ中--高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック」(柴本礼著、主婦の友社)=8/20「高次脳機能障害 漫画に/夫支える柴本さん、6年間描く」
 脳卒中や事故の後遺症で記憶力や注意力が低下する「高次脳機能障害」。国内に30万とも50万人とも推計されるが、見た目からは障害がわかりにくく、周囲に理解されないことが多い。40歳代でこの障害になった夫の社会復帰を支える妻が「悩む人たちの参考になれば」と6年間の生活を漫画にした。

■asahi.com>マイタウンから
【北海道】岩見沢高等養護学校の2人全日本写真展入賞(8/27)
 「現代を撮る」をテーマにした「全日本写真展2010」(全日写連、朝日新聞社主催)の高校生の部に、岩見沢高等養護学校表現写真部の3年生白戸千愛(しらと・ちあき)さん(18)の作品「タンポポ、がんばれよ。」と2年生の佐々木雅史さん(16)の「泣かないで」が入選した。同校の表現写真部員は6人。撮影後の処理が簡単なデジタルカメラが普及したため、4年ほど前から活動が活発になり、昨年は全国特別支援学校文化祭(全国大会)で最優秀賞を受賞した。

【岩手】介護食器にもデザイン性「てまる」展(8/28)
 高齢者や障害者が使う福祉食器に、使いやすさだけでなくデザイン性ももたせようと開発された「てまる」シリーズの展覧会が、盛岡市のアイーナ4階で開かれた。県内の磁器・木製品工房と県工業技術センターの共同開発で、スプーンですくいやすいように工夫した皿や、指をかける溝があって持ちやすい茶わんなどが並んだ。

【千葉】人込み避けて動物とふれ合い(8/30)
 千葉市動物公園(千葉市若葉区)で休園日の8月23日、障害を持つ子どもたちを動物園に招待するイベント「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」が開かれた。人込みでの行動が難しい障害者とその家族を閉園後や休園日に招き、ゆっくりと楽しんでもらうというもの。抽選で選ばれた、障害を持つ子どもとその家族ら約300人が参加。約3時間、キリンの餌やりや、小動物とのふれあいを楽しんだ。

【千葉】障害者・高齢者向け特殊歯科、26日から診療 柏市(8/26)
 柏市は8月25日、柏市柏下のウェルネス柏で、26日から障害者・高齢者向けの特殊歯科診療を始める、と発表した。一般歯科では治療が難しい障害者・障害児の歯科治療のほか、高齢者が口から食べ物をとり、のみ込むための指導にも力を入れる。

【東京】障害者参加し ネットを監視(8/29)
 ネット上の有害情報などを監視する作業を、障害者の仕事として事業化する試みに、インターネット・コンサルティング会社とNPO法人が取り組んでいる。働く意欲があるのに、体が不自由なために通勤できず、仕事の機会が狭められている現状の中、働き方の選択肢が増えると期待されている。

【神奈川】海の家「ボーダレス」 性同一性障害仲間で営業2カ月(8/30)
 性同一性障害(GID)の20代の若者が今夏、逗子市の海水浴場で海の家を開き、8月29日に2カ月間の営業を終えた。その海の家は「浜辺の食堂 ボーダレス」。スタッフは達成感を抱え、来年も開くことを決めた。

【神奈川】箱根病院 吹奏楽と花火競演(8/27)
 筋ジストロフィーなど重い病気の入院患者が多い国立病院機構箱根病院(小田原市風祭)で8月25日、東海大吹奏楽研究会の生演奏と仕掛け花火が競演した。日頃は病棟から出ることすらままならない人たちは、音楽にタイミングを合わせて次々上がる花火に陶酔の一夜を味わった。

【神奈川】夢つかんだ誇り、響く和太鼓 障害者ら、初の単独ライブ(8/27)
 知的障害のあるプロの和太鼓奏者・友野龍士さん(21)が参加する和太鼓としの笛のユニット「The J.B.’f(ザ・ジェイビーフ)」が、川崎市アートセンターで初の単独ライブを開いた。4人のメンバーのうち2人は視覚障害者。障害を超えた緩急自在の迫力あるステージを披露した。

【新潟】「聴導犬」もっと知って(8/27)
 特定の音に反応し、耳の不自由な人に教える「聴導犬」。県内唯一の利用者で村上市に住む主婦加藤準子さん(68)が、認知度の向上を呼びかけている。盲導犬や介助犬と比べて小柄なこともあり、ペットと間違えられるのが悩みだという。

【山梨】進まぬ障害者就労、不況のせい? 法定雇用達成は半数(8/26)
 障害者の雇用情勢は足踏み状態が続いている。「健常者でさえ、不況で就職先が見つからない。仕方ない」。働きたいと願う障害者からはそんなあきらめが伝わってくる。景気は循環する。私たちはいつまで不況のせいにできるだろうか。

【山梨】父子家庭「企業の理解、進まない」 甲斐でBBQ交流(8/24)
 甲斐市の双葉水辺公園で8月22日、ひとり親家庭の交流を目的にバーベキューをする集まりがあった。イベントを発案した甲府市の会社員三浦浩司さん(33)は、県父子家庭の会の会員で、小3の息子と小2の娘を育てている。離婚後、母子家庭に比べて父子家庭への支援がないことに疑問を感じ、同会に入った。

【京都】吃音の悩み 一緒に話そう(8/30)
 吃音(きつおん)者の自助グループ「京都言友会」が4月から、あいさつや朗読の練習をする「吃音改善研究会」を始めた。子どもの場合、心のケアや言語訓練をする教室が各自治体にあるが、大人になるとそのような支援もほとんどなくなる。

【兵庫】「盲導犬のこと知って」訓練披露/芦屋(8/30)
 盲導犬への理解を深めてもらおうと、芦屋市高浜町のダイエー・グルメシティ芦屋浜店で8月29日、「盲導犬ふれあい教室」が開かれた。兵庫盲導犬協会の渡辺とし子さんたちが、さくら(メス、3歳)、たくま(オス、7歳)とともに、買い物客らに犬の役割や訓練方法を紹介した。

【兵庫】重度身体障害者6人の作品展/淡路(8/28)
 身体に重い障害がある島内在住者による作品展「アートスタジオ夢☆6人の作家展」が、淡路市多賀の県立淡路文化会館で開かれた。障害者の芸術・文化活動を支援するNPO法人「重度身体障害者生きがい支援の会 アートスタジオ夢」の主催。小学3年~60代の6人がアクリル絵画9点と書8点を展示している。

【奈良】障害者が作る商品、販路広げたい 奈良にアンテナショップ(8/31)
 授産施設などの商品を販売し、障害者の雇用拡大を進めるアンテナショップ「ふれあい SHOP」(仮称)が9月1日、奈良市の県女性センターの一角にオープンする。店内にはベーカリーコーナーを設けてパンを販売し、店内の座席で飲食することもできる。物販では店内の壁面やワゴンに商品を並べて販売。草木染のハンカチや木製コースターなど、各施設の個性豊かな製品が並ぶ予定だ。

【和歌山】白球追い 多彩なプレー(8/30)
 第10回和歌山市長杯争奪身体障害者野球大会(県身体障害者野球連盟主催)が8月29日、和歌山市有家の市民球場であった。和歌山、大阪、兵庫、奈良、静岡の5府県から各1チーム、計80人の選手が参加した。トーナメントで戦い、奈良スピリッツが優勝。ヤマト和歌山は、初戦で奈良スピリッツに1―6で敗れた。

【島根】「会話」お手伝い/聴覚障害者らに朗報(8/26)
 パソコンで文書を打ち込むと、合成音だが話し言葉のように伝えられるソフト「スピーチサポート」を、松江市殿町で障害者の社会参加を支援しているNPO法人「プロジェクトゆうあい」が企業と共同開発した。ふだんの生活でよく使う約500種類の文章も登録してあり、話をすることが難しい人を手助けできるという。

【広島】原爆小頭症の家族ら「広島に専門相談員を」国に要望(8/31)
 母親の胎内で被爆した影響で原爆小頭症になった人と家族、支援者でつくる「きのこ会」のメンバー7人が8月30日、東京の厚生労働省を訪れ、医療や福祉の相談に応じる専従の医療ソーシャルワーカー1人を、最も患者が多い広島市に配置するよう要望した。