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人権・校閲

こちら人権情報局

ハーフではなくダブルと

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば
「ハーフではなくダブルと呼びたい。日本人の血が半分だけという発想は捨てて、違いをどれだけ豊かに束ねられるかが大切なんです」=スリランカ出身で羽衣(はごろも)国際大准教授のJ・A・T・D・にしゃんたさん(41)。にしゃんたさんの民族は獅子と人の間に生まれたという伝説がある。日本人の妻との間に生まれた長男は獅朗(しろう)君。(2010年9月6日「言葉の壁、軽妙に語る」から)

J・A・T・D・にしゃんたさん 羽衣国際大准教授/スリランカ出身、日本語教育大会で講演拡大J・A・T・D・にしゃんたさん

◎文化庁の日本語教育大会がこのほど東京都内であり、にしゃんたさんが「違いを楽しみ力にかえる ことばの壁を越えて」と題して講演した。スリランカ出身で現在は日本国籍。国籍条項などの「制度の壁」、偏見などの「心の壁」とともに乗り越えてきた「言葉の壁」について、なめらかな関西弁で落語風に語った。

■イベント

脱・貧困社会を 11日から渋谷で映画祭(9/8東京版)
 路上で雑誌を売って利益を得る仕組みでホームレスの人たちの自立を支援する有限会社「ビッグイシュー日本」などが、創刊7周年を迎える11日から16日まで「貧困と希望」をテーマにした映画祭を開く。会場は渋谷のアップリンク・ファクトリー。「ビッグイシュー・ウイーク」として、ほかにも様々な企画を18日まで展開する。詳しくは http://blog.livedoor.jp/big_7anniversary/

■今週の注目記事

見えない壁 突き破った--ニッポン人脈記・男と女の間にはシリーズ(9/6~連載中)
 心は女なのに、男の体で生まれる人たちがいる。2003年2月の朝、上川(かみかわ)あや(42)は東京都内の私鉄駅前に立つと、意を決してマイクに声を放った。「私は女性として暮らしています。でも戸籍は男性です」・・・・・・ 性同一性障害の人は、この国で数万人に上るとも言われる。異端視が社会から消えないなか、それでも本当の自分を生きようとしている人たちがいる。

光州事件、2人の壁に 映画「遠くの空」内山理名が主演(9/3)
 韓国人の中年上司と部下の女性。ひかれ合う2人を結びつける過去をたどる「遠くの空」(井上春生監督)が25日、東京・新宿のケイズシネマで公開される。物語は、韓国で1980年に起きた光州事件に焦点を結ぶ。主演の内山理名は事件を知り、衝撃を受けたという。

障害者支援施設で職員が虐待 大阪市が改善指導(9/1=大阪本社版)
 大阪市は8月31日、約90人が利用する同市鶴見区の知的障害者支援施設「つるみの郷(さと)」で、職員による障害者への虐待行為が2008年以降に4件あったと発表した。同日、施設を運営する社会福祉法人「椿(つばき)福祉会」に改善指導した。

虐待に素早い対応を こども相談センター新体制スタート(9/1=大阪本社版)
 大阪市西区で母親に置き去りにされた幼い姉弟が死亡しているのがみつかった虐待事件を受け、同市中央区の市こども相談センター(児童相談所)は1日、4人を増員し、虐待担当課長などのポストを新設。通報から30分以内に子どもの安否を確認できるよう、職員が交代で宿直を始めた。10月から大阪府警の警察官が日中に常駐する予定。

児童虐待対応ポスト、大阪市が新設へ 専任職員を増員(8/31=大阪本社版)
 大阪市西区のマンションで、母親に置き去りにされたとされる幼い姉弟の遺体が見つかった事件を受け、同市は8月30日、児童虐待への対応強化策を発表した。実施は9月1日。こども相談センター(児童相談所)に「虐待対応担当課長」「同課長代理」と「同係長」のポストを新設。専任職員を4人増やして充てる。

在外被爆者遺族、初の集団提訴 韓国の200人(8/31)
 韓国在住の被爆者の遺族約200人が8月30日、日本国外に出たことを理由に健康管理手当を打ち切ったのは違法だなどとして、国などに計約5700万円の支払いを求める国家賠償訴訟を大阪地裁に起こした。原告弁護団によると、「在外被爆者」の遺族による集団提訴は初めて。広島地裁でも提訴の動きがあり、遺族の原告数は最終的には計約2千人になるという。

■asahi.com>マイタウンから

【北海道】室蘭栄・細川さん 手話スピーチコンテスト1位(8/29)
 第27回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト(全日本ろうあ連盟、朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社主催、NEC協賛)が28日、東京・有楽町朝日ホールで開かれ、室蘭市の室蘭栄高3年、細川絢加(あやか)さん(17)=同市=が1位に輝いた。細川さんは「うれしい。学校の手話同好会で一緒に頑張ってきたみんなに感謝したいです」と受賞を喜んだ。→そのほかの入賞者、関連記事は http://www.asahi-welfare.or.jp/info/2010/tokyo/supikon10houkoku.html

【神奈川】「口で食べる」患者を支援(9/3)
 誰もが当然と考える「口で食べ、飲み込む」行為。だが、脳卒中などの後遺症でその行為が難しくなる「摂食・嚥下(えんげ)障害」に悩む人が後を絶たない。精神面も含めて患者のQOL(生活の質)にかかわるとして、県内では、入院早々から患者に口で食べさせ、機能回復に取り組む医療機関がある。「食のバリアフリー」を目指し、医療従事者も研究会を立ち上げた。

【富山】支援学級児童がスーパーの職場体験 高岡で始まる(8/30)
 障害のある子どもが地域の店で職場体験をする「ぷれジョブ」で、初めての活動となる小学生の職場体験が8月29日、高岡市のスーパーで始まった。週に一度の仕事を通して、本人の自信につなげるとともに、障害に対する理解を地域に広げていく。

【山梨】虐待や嫌がらせ 相談時間を拡大(9/8)
 甲府地方法務局と県人権擁護委員連合会は、6日から1週間を「高齢者・障害者の人権あんしん相談」強化週間とし、虐待や嫌がらせといった高齢者や障害者からの相談を、12日まで時間を拡大して無料で受けつけている。

【山梨】韓国併合から100年・小菅信子教授に聞く(8/29)
 8月29日は韓国併合から100年の節目。菅直人首相は植民地支配を反省する一方、「未来志向の日韓関係を構築する」とうたった談話を発表したが、歴史認識や領土問題をめぐるぎくしゃくした感情が横たわっている。未来志向の関係には何が必要か。両国関係に詳しい小菅信子・山梨学院大教授(近現代史・国際関係論・平和研究)に聞いた。

【愛知】女性映画祭開幕(9/8)
 国内外の女性監督の優れた作品などを紹介する「あいち国際女性映画祭2010」が8日から、名古屋市東区のウィルあいちを主会場に始まる。12日までの期間中、女性監督作品26本のほか、今年生誕100年を迎えた黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」など邦画6本も上映される。

【愛知】「病気も障害も大切」 思い込めた3映画、20日上映(9/8)
 病気も障害も大切。一人ひとりが大切な存在なんだ――。そんなメッセージを込めた3本の映画が20日、長久手町の愛・地球博記念公園内の愛知国際児童年記念館で上映される。全国各地の自主上映会で反響の大きかったドキュメンタリー映画だ。上映されるのは「1/4(よんぶんのいち)の奇跡」「光彩(ひかり)の奇跡」「宇宙(そら)の約束」。

【愛知】心の病、音楽の光を(9/5)
 心に障害を抱える人が社会とかかわるきっかけをつくろうと、豊橋市で来年1月、精神障害を持つ人の楽曲を審査する音楽コンクールが開かれる。2011年1月15日に豊橋市民文化会館で開かれる、こころの病・チャレンジド音楽の祭典「とよはし音楽祭」。心に障害を抱える人からの楽曲を募集している。期間は11月20日まで。

【兵庫】龍野の名所 点字で紹介(9/3)
 視覚障害者にまち歩きを堪能してもらおうと、たつの市の観光ガイドグループ「龍野ふるさとガイド」が、龍野城周辺の名所を紹介する点字パンフレットを作った。龍野ふるさとガイドの山本冨士子会長(69)らが6月、奈良県から訪れた視覚障害者の男女3人の観光案内をしたことをきっかけに作成した。

【鳥取】犯罪被害者支援「賠償制度も勧めて」弁護士ら全国集会(9/5)
 被害者支援のあり方を考える犯罪被害者支援全国経験交流集会が4日、鳥取市であった。弁護士ら約140人が、被害者が民事裁判を起こす際の負担を減らす損害賠償命令制度について話し合った。

【佐賀】知的障害者 裁く難しさ(9/6)
 2009年に刑務所に入った受刑者約2万8千人のうち、23%にあたる6520人は知能指数が知的障害相当だった。弁護人も含めて被告と法律家との意思疎通がうまくいかない例が少なくない。県内であった、知的障害者が法廷に出た裁判を例に考える。

【熊本】障害者団体が独自案(9/1)
 県内23の障害者団体は8月31日、県が制定を検討している障害者差別を禁止する条例について独自案をまとめ、参考にしてもらうように県と県議会に提出した。障害者差別に対して罰則ではなく、話し合いによって理解を深めることを条例の目的にしたいという。

【大分】表情豊かに手話表現/楊志館高・山元さん(8/29)
 第27回全国高校生の手話によるスピーチコンテストが28日、東京・有楽町朝日ホールで開かれ、大分市の楊志館高3年、山元友起さん(18)=同市=が奨励賞を受賞した。題目は「限りある命の育て方」。一人ひとりが思いやりをもって、すべての命を尊ぶ大切さを、強弱のメリハリをつけた手話表現と場内によく通る声でスピーチした。中学生時代から手話を勉強し続けて4年。手話の授業がある同校福祉科に進学し、学習の一環として県内の中学校で手話を教えている。