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人権・校閲

こちら人権情報局

学校に行きたい

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば
「学校にいきたい。元気なうちに見通しをつけたいので、応援をお願いします」=障害のため通えなかった学校への就学を希望している和歌山県美浜町の中橋健さん(75)が、文字板を手でさしながら訴えた(2010年9月12日和歌山版「障害あっても学校に」から)

「障害あっても学校に」 市民団体が支援集会 御坊 /和歌山県拡大文字板をさして「学校にいきたい」と訴える中橋健さん(左)=和歌山県御坊市薗の市中央公民館

◎障害のため通えなかった学校への就学を希望している和歌山県美浜町の中橋健さん(75)を支援する集会が11日、御坊市薗の市中央公民館で約30人が参加して開かれた。市民団体「障害者の生活と権利を守る御坊日高連絡協議会」が主催した。協議会によると、中橋さんは2歳のときの高熱の後遺症で会話や歩行が困難になった。小学校は「就学免除」とされた。44歳の時、養護学校を訪ねて入学を求めたが、年齢を理由に断られたという。協議会は中橋さんが県立の特別支援学校などに入学できるよう、10月に県教委へ申し入れる予定で、署名集めをしている。

■映画

◎「アイ・コンタクト」=9/6夕刊に監督のインタビュー「映画監督・中村和彦さん ろう者だっていろいろ」(9/14東京新聞夕刊にも記事)
 音のない世界でサッカーをする、ろう者の女性たちを記録した映画。昨夏の聴覚障害者の五輪(デフリンピック)に出た日本代表チームを追った。補聴器を外さなければいけないルールで、目と目の合図(アイ・コンタクト)が頼りとなる。9月18日から東京の「ポレポレ東中野」で公開。順次各地で。→ http://www.pan-dora.co.jp/eyecontact/
初日舞台あいさつ「ろうあ者女子サッカー日本代表が主役です」

◎「ベンダ・ビリリ! ~もう一つのキンシャサの奇跡」 =9/17夕刊(9/10毎日・読売・東京新聞夕刊、9/14東京新聞夕刊)
 コンゴ(旧ザイール)・キンシャサの路上で演奏中に見いだされ、世界的に旋風を起こしている音楽バンド「スタッフ・ベンダ・ビリリ」。彼らが欧州公演を成功させるまでのドキュメンタリーである。8人のメンバーのうち5人は、ポリオ(小児まひ)の後遺症による身体障害がある。バンド名の意味は「外見をはぎとれ」。内面の精神を見よというメッセージを、ファンクやソウル、レゲエを加味した「コンゴリーズ・ルンバ」に乗せて届ける。東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開中。順次各地で。来日公演も。→ http://bendabilili.jp/index.html

■本

「だいじょうぶ3組」(乙武洋匡著、講談社)=9/12読書面(9/13読売夕刊、9/14産経、9/7毎日夕刊)
 乙武さんは、今年3月までの3年間、東京都杉並区の小学校で先生をしていた。その経験を織り込んで書いた初めての小説。車いすの赤尾慎之介を主人公に、5年生の子どもたち、同僚、介助員として付きそう親友との1年間を描いた。出来事はほぼ現実だが、結果の部分は創作だという。「そのまま書くとハッピーエンドにならない話もある。僕が目指しているのは、楽しく読む中でメッセージが届く作品」

「ドキュメントひきこもり 『長期化』と『高年齢化』の実態」(池上正樹著、宝島社新書)=9/12読書面

■イベント

写真絵はがきで見る朝鮮の暮らし 韓国併合100年展
 植民地下の朝鮮の人々の暮らしや自然風景を紹介する展覧会「『写真絵はがき』の中の朝鮮民俗」が、京都市北区紫竹の高麗美術館で開かれている。韓国併合(1910年)から100年の特別企画で、約300枚の貴重な絵はがき類で当時の社会や歴史を振り返る。10月17日まで。(9/17夕刊にも記事)

■今週の注目記事

証拠書類は点訳せず 全盲女性の訴訟 名古屋市が方針(9/16愛知版)
 名古屋市に住む全盲のあんま鍼灸(しんきゅう)師梅尾朱美さん(60)が、弁護士の助けを得ずに自ら点字で作った訴状で名古屋地裁に起こした行政訴訟で、被告側の名古屋市は15日、意見を述べる書面を提出する際には点字訳を付ける方針を示す一方、証拠書類については点字訳しないことを梅尾さんに伝えた。点字だけで訴訟ができることを求めてきた梅尾さんは「読めない部分に対しては反論もできない」と反発している。

「難病訪問介護短い」提訴 和歌山の患者、市に撤回求め(9/16大阪本社版)
 全身の筋肉が衰えて身体が動かなくなる難病「筋萎縮(きんいしゅく)性側索硬化症(ALS)」の患者2人が、和歌山市が決めたヘルパーによる重度訪問介護サービスの時間は不当に短すぎるとして、市を相手に決定の取り消しと計200万円の慰謝料の支払いを求める訴訟を16日、和歌山地裁に起こした。2人の代理人弁護士らによると、ALS患者の重度訪問介護サービスをめぐる訴訟は全国で初めてという。

難病の77歳ピアニスト、初のCD 神戸の十川さん(9/11大阪本社版)
 手足の皮膚が硬くなるなどの難病と闘う神戸市東灘区のジャズピアニスト十川(そがわ)千江子さん(77)が、初のCDアルバムを制作した。同じ病気を持つ人たちの心の支えになれば、と願う。12日に大阪市内で開かれる自身の音楽教室の50周年パーティーで発売するとともに、1年ぶりにステージに立つ。

「夜間中学補助やめないで」 生徒ら、署名活動 大阪(9/10大阪本社版)
 大阪府内にある公立中学校の夜間学級(夜間中学)の生徒や先生が10日、府に対して、生徒への通学費補助の打ち切り方針の撤回や、廃止された給食の復活へ向けた協力などを求め、大阪市役所前で署名活動をした。近畿夜間中学校生徒会連合会の呼びかけで、11校から約130人が参加。集まった署名に要望書を添え、橋下徹知事に提出する。

■asahi.com>マイタウンから

【北海道】ギターがあればこそ 札幌の熊野さん演奏会(9/17)
 先天的な病気で四肢に障害があるギタリスト、熊野宏和さん(33)が19日、札幌市中央区北1西2の札幌市時計台で、チャリティーコンサートを開く。20歳から始めたギターは、様々な困難を経る中で、いつも傍らにあった。「色々な人の支えがあって今がある。そんな思いを伝えたい」。収益は浦河町の児童養護施設に寄付し、身寄りのない子どもたちのために役立ててもらう。

【北海道】障害年金無料相談会(9/16)
 23日(木・祝)、午前10時~午後3時、札幌市中央区南4西10の北海道難病センター3階(西11丁目駅)。4人の社会保険労務士が、障害年金をはじめ年金全般の疑問や相談に応じる。要予約。

【北海道】障害のある人たち働く「元気カフェ」(9/16)
 障害のある人たちが働く「元気カフェ」が21日、札幌市役所の1階ロビーで開店する。喫茶店の宮田屋珈琲(札幌市清田区)と社会福祉法人・ともに福祉会(札幌市西区)の協力で実現。従業員は7人で、うち5人が21~34歳の障害のある人たち。来店者はロビーの開放的なスペースで、イスに座ってコーヒーを楽しむことができる。営業時間は平日午前8時から午後6時までの市役所開庁日。

【神奈川】障害者、自立への船出(9/12)
 「老若男女を問わず、ハンディキャップがあろうとなかろうと、すべての人がヨットを楽しめる」。こうした活動に、藤沢市のNPO法人「セイラビリティー江の島」が取り組んでいる。少々の風では傾かない「アクセスディンギー」というヨットを使い、障害者もセーリングを楽しむ。現場をのぞいてみた。

【石川】障害者事業所にオーブンを寄贈(9/15)
 知的障害者の生活支援をする介護事業所「鈴見台虹の家」(金沢市鈴見台5丁目)に14日、自動車産業の労働組合でつくる自動車総連から、業務用オーブンが寄贈された。虹の家に調理室ができることに合わせたもので、利用者や職員は大きな拍手で感謝の思いを伝えた。

【石川】虐待防止へ「おせっかい隊」 向こう三軒両隣巻き込む(9/8)
 全国で多発する子どもや高齢者の虐待を「向こう三軒両隣」のつながりで防ごうと、金沢市・木越地区で7日、「おせっかい隊」が発足した。行政や警察はもちろん、個人宅に立ち寄る機会が多い宅配業者や新聞配達員などにも協力を依頼。ささいな情報も逃さないためのアンテナを張る。

【三重】共に育む 里山と人(9/15)
 名張市のNPO法人「赤目の里山を育てる会」(伊井野雄二理事長)が、障害のある人たちを対象にした就労支援施設「赤目の森作業所」を、同市上三谷の「エコリゾート赤目の森」内に開いた。自然の中で、さまざまな作業をすることで障害者に適応力をつけてもらうとともに、里山を活性化させることが狙いだ。

【大阪】障害ある子へ、教科書もバリアフリー(9/10)
 発達障害や視覚障害のある子どもたちのために既存の教科書を改良した「マルチメディアデイジー教科書」をより広く活用してもらおうと、社会福祉法人日本ライトハウス情報文化センター(大阪市西区江戸堀1丁目)が12日にセミナーを開く。

【兵庫】「生きる」テーマに深町さんが個展(9/15)
 トウモロコシやシイタケ、レモン……。色鮮やかな野菜や果物の数々が川西市小花1丁目の画廊シャノワールを彩っている。重度の脳性まひで体の自由がきかない同市中央町の深町正さん(47)が生きることをテーマに描いた「四季彩展」だ。和紙に水彩絵の具がにじんだようなタッチの作品はいずれも右足でマウスを操作しながらパソコンを使って描いた。19日まで。 

【奈良】学ぶ喜び 祖国の母に(9/3)
 5月13日付朝刊の「声」欄の投書に胸を打たれた。筆者の朴尚任(パク・サンイム)さんは、桜井市の91歳の夜間中学生。祖国の朝鮮半島に眠る母への思いをつづっていた。日本へ渡ってからどんな人生を送り、なぜ夜間中学に通うようになったのか。朴さんが通う天理市立北中学校夜間学級(同市丹波市町)を訪ねた。

【広島】味覚障害越え家庭料理の店(9/14)
 手術の後遺症で味覚障害を負った福山市の主婦、岩光菊代さん(59)が今月、世羅町に月曜限定の料理屋を開業した。元々料理は得意。手術後は落ち込んだ時期もあったが、「自分自身で病気になってはダメだ」と一念発起した。料理屋を生きがいに「人生をもう一度楽しもう」と意気込んでいる。

【徳島】障害の等級誤り 女性に手帳交付(9/9)
 県は8日、徳島市に住む重度の身体障害者の女性(82)に、等級を誤った障害者手帳を交付していたと発表した。最も重い1級だったのに、約5年間にわたり4級と誤って入力されていた。県職員のミスが原因という。

【愛媛】タンデム自転車、しまなみの風感じて 今治でイベント(9/12)
 2人乗り専用の自転車「タンデム自転車」の公道走行が県の道路交通規則改正で8月1日から認められたことをうけた初の体験イベント「ブラインドサイクリング2010」が11日、今治市波方町であった。後部席はハンドル操作なしで乗ることができる利点を生かし、視覚障害者ら約140人が参加して、潮風を感じながらのサイクリングを満喫した。親子で初めてのタンデム自転車を楽しんだ県立松山盲学校中学部2年の米屋明歩さん(14)は「風が気持ちよくて楽しかった」と満足そうだった。

【福岡・北九州】在日無年金訴訟棄却 「闘いこれから」(9/9)
 県内の在日韓国・朝鮮人9人が国籍を理由に年金を受給できないのは法の下の平等に反するとして、国に賠償を求めた訴訟は8日、福岡地裁で原告の請求が棄却された。原告らは落胆した表情を見せたが、「闘いはこれからだ」と控訴審への決意も見せた。

【長崎】太鼓が開く 自立への扉(9/11)
 雲仙市の知的障害者6人でつくるプロの和太鼓チーム「瑞宝太鼓(ずいほうだいこ)」が、8月にあった第9回東京国際和太鼓コンテストの組太鼓一般の部で2位にあたる優秀賞に輝いた。団員はプロの演奏家としても、社会的自立に向けても自信を深めている。26日には時津町で公演がある。

【長崎】DV・セクハラの相談案内、公衆トイレに(9/8)
 夫や恋人からの暴力(DV)、職場のセクハラを誰にも相談できずに悩んでいる女性向けの相談窓口や連絡先を記したカードを、諫早市が市内の公共施設の女性トイレ計50カ所に置いている。

【熊本】うちのイチ押し:ベーカリーぴゅあ(天草市)の「白パン」(9/15)
 見た目は平凡な白くて丸いパンだが、一口ほお張ると何とも言えないもっちりとした柔らかな食感と、カスタードクリームの甘さが口の中に広がる――。食パンを作る過程で余ったパン生地を使い、試行錯誤の末に生み出したクリームパン、「白パン」だ。天草市内の23~43歳までの障害のある男女8人と、7人のスタッフが働く「ベーカリーぴゅあ」の人気商品。