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人権・校閲

こちら人権情報局

ありのまま生きた

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■今週の注目記事

命の灯、燃やし尽くした--ありのまま舎の山田富也さんを悼む(9/24宮城版)
 仙台市内の社会福祉法人ありのまま舎の専務理事、山田富也さんの葬儀が9月23日、しめやかに営まれた。全身が少しずつ動かなくなる難病、筋ジストロフィーと闘いながら、障害者が人間らしく生きる活動を追求し続けた。奪われた筋力の代わりに与えられた精神のエネルギーを、自立ホームの建設や出版、映画制作に注ぎ込み、命の灯を燃やし尽くした58年間だった。

(再利用画像)山田富也さん 社会福祉法人ありのまま舎専務理事拡大1993年に朝日社会福祉賞を受けたときの山田富也さん。電動車いすで動き回り、大きな声で快活にしゃべっていた

◎弔辞を述べたのは、30年以上、山田さんを物心両面で支え続け、社会福祉法人ありのまま舎の総裁も務める三笠宮寛仁さま。「このような経営はなかなかできることではない。素晴らしい仲間としてつきあってきた。人生をありのまま生きた彼の一生を大事にしてほしい」としのんだ。

朝日社会福祉賞を受賞した山田富也さん死去(9/21)

寛仁さま「私は異端の皇族」 異例の記者会見(9/27)
 三笠宮寛仁さまは9月27日、静岡県浜松市で10月30日から始まる「第3回国際ユニバーサルデザイン会議2010inはままつ」の主催者側として事前の記者会見に臨んだ。皇族がこうした形で会見で答えるのは極めて異例だとの指摘には、「私は異端の皇族と言われておりますんで」と笑顔でかわした。 寛仁さまは、ユニバーサルデザインを生かした町づくりの好例として中部国際空港や愛・地球博を挙げ、「障害者のためだけではなく、高齢者でも妊婦でも楽に歩いていける町づくり」の重要性を強調した。

ホームレス支援雑誌「ビッグイシュー」に初店舗 西梅田(9/28大阪本社版)
 ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー」を販売する常設店が10月1日、大阪・西梅田に誕生する。路上で雑誌を売ってきた50~60代の販売員が共同経営。「これまで雑誌と接点がなかった人にも手に取ってもらいたい」と意気込んでいる。

生活保護の高齢者に老眼鏡 贈り続け3代、50年(9/24大阪本社版)
 毎年の「敬老の日」の前後、生活保護を受けるお年寄りたちに老眼鏡を贈り続ける眼鏡店が大阪府泉佐野市にある。3代にわたり、今年で50年目。プレゼントした老眼鏡は延べ3千個を超えた。 贈っているのは1927年創業の「ヨシノ眼鏡(がんきょう)店」。民生委員をしていた創業者の故・吉野恒一(つねいち)さんが61年、「お世話になっている地元に何か恩返しをしたい」と市に相談して始まった。以来、2代目の健治郎さん(80)、3代目の勝さん(54)と受け継がれてきた。

■イベント

◎コンゴのバンド スタッフ・ベンダ・ビリリ(9/24夕刊「段ボール生活 車いす仲間とバンド結成」
 中部アフリカ、コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。その路上に暮らす身体障害者らのバンド、スタッフ・ベンダ・ビリリが初来日した。「意志さえあれば人生は変えられる」。そんなメッセージを、今、世界で誰よりも説得力をもって歌えるバンドだ。
コンゴ発!障害者中心のバンド来日(9/28大阪版)
 10月2日から大阪で、彼らを5年間にわたって記録したドキュメンタリー映画も公開される予定だ。

■映画

◎「七瀬ふたたび」(9/24夕刊「権力者の差別に抗する」
 他人の心を読む超能力を持つ七瀬は国家レベルの巨大組織に命を狙われる。七瀬たちはここでは被差別者の暗喩(あんゆ)として描かれる。差別の風圧を避け、息を潜めて生きているにもかかわらず、権力者は、社会秩序を維持するためだけに、彼らの全滅を図ろうとする・・・・・・

■asahi.com>マイタウンから

【北海道】酒や果物供えアイヌ民族の伝統儀式 旭川・石狩川河川敷(9/26)
 旭川市を流れる石狩川の河川敷で9月25日、豊漁を祈りながらサケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式カムイチェップノミがあった。1988年から毎年行われており、今回で23回目。参加者たちは酒や果物を供え、土地や海などの神に祈りをささげた。

【東北】韓国併合100年@東北=韓国併合から100年の今年、歴史のその後や人々の交流を東北で取材した。
進む世代、変わる心
苦難越え 共生目指す
対話、先人が後押し

【岩手】映画「弁護士 布施辰治」を北上市で上映(9/29)
 人権派弁護士として知られる布施辰治(1880~1953)の生涯を描いたドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」が10月1日、北上市内のさくらホールで上映される。戦後の冤罪事件を手がけた北上市出身の弁護士後藤昌次郎さん(86)と、布施の遺族とのつながりから上映が実現した。

【茨城】福祉のパン屋 野菜もコメも(9/25)
 龍ケ崎市の知的障害者たちが予約のあった家々に車でクロワッサンなどを届ける「福祉のパン屋さん」の取り組みが今年で10年の節目を迎え、9月8日からは新鮮な朝採り野菜や新米、花、農家手作りの揚げ餅の宅配も始めた。

【東京】「日本語教育充実を」(9/26)
 ミャンマー(ビルマ)から国境を越えてタイの難民キャンプで暮らしていた少数民族カレン族の5家族27人が9月28日、来日する。日本政府が試みる「第三国定住」難民の第1陣だ。だが、ミャンマー軍政の迫害や紛争を逃れて日本国内で暮らすカレン族はすでに、東京を中心に約100人いるという。その一人、都内に住むソー・バラ・ティンさん(41)は新たな仲間の到着を心待ちにしている。 

【新潟】安吾賞にキーンさん 特別賞は月乃さん(9/25)
 新潟市は9月24日、市出身の作家、坂口安吾の精神を体現した人を顕彰する「安吾賞」を、日本文学・日本文化研究者ドナルド・キーンさん(88)に贈ると発表した。特別賞には、心身障害者のパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」の代表、月乃光司さん(45)が選ばれた。

【石川】県HP、バリアフリーに 文字見やすく、音声ガイドも(9/24)
 県は10月1日から、視覚障害者向けに文字を大きくする機能を付加したり、デザインを見直して閲覧しやすくしたりするなど、ホームページ(HP)を一新する。全ページを見直す全面的なリニューアルは開設以来初めて。

【石川】音楽の活用、広がっていますか(9/27)
 音楽を通してお年寄りや障害のある人たちの機能回復や安定を図る「音楽療法」が県内でも広まりつつある。一般の認知度はまだ高いとはいえないが、高齢化社会が進む中で需要は確実に増えている。能登地域の老人ホームや養護学校などで活動する冨田恵子さんに内容や効果、家庭での活用法などを聞いた。

【山梨】カフェに朗読の響き(9/30)
 主婦もいれば働く人もいる。そんな10人の女性でつくる朗読ボランティアグループが大月市にできて14年。グループは10月2日、同市のカフェで、太宰治や雨月物語を現代のことばに直した作品など4作を楽しむ朗読会を開く。グループは「朗読ボランティア如月(きさらぎ)の会」。市広報や市議会だよりを目の不自由な人のために録音する活動でスタート。その後、活動の範囲はどんどん広がった。

【岐阜】シイタケ栽培、障害者の働く第一歩に 山県に施設開設(9/27)
 シイタケ栽培を通じて障害者の一般企業就労を支援する施設を、岐阜市の田中文子さん(64)が山県市に開いた。未来ある若者の役に立ちたいとの思いから会社を定年退職後に私財を投じて建設し、県の認可を取った。軌道に乗るかどうかはまだ分からないが、10月にも新しい仲間5人が加わり、障害者20人態勢で本格的な生産に入る。

【静岡】藤枝のおばあちゃん劇団、「自殺予防」訴える新作劇(9/25)
 94歳の元保健師を座長に、平均年齢80歳を超すおばあちゃんだけ5人が団員の「おばあちゃん劇団ほのお」(藤枝市)が、自殺予防をテーマにした新作劇に挑戦している。初演は9月11日に行われ、次の公演先を募っている。

【滋賀】私の心 歌に乗って/わたぼうしコンサート(9/30)
 障害者の詩に曲をつけ、全国で歌ってきた奈良市のグループ「歌うボランティアわたぼうし」のコンサートが10月3日、高島市今津町の市民会館で開かれる。グループに詩を投稿してきた同町住吉の林英行さん(47)が発起人となって実現。自作の詩も曲に乗せて披露される。

【滋賀】障害者アートと現代美術、一堂に(9/29)
 障害者アートと現代アートの作品を一堂に並べた企画展「ミクロとマクロ」が、近江八幡市永原町上の「ボーダレス・アートミュージアムNO―MA」で開かれている。それぞれの個性的な作品が、会場を不思議な空間をつくり出している。出展者は4人の障害者と3人の現代アート作家。11月28日まで。

【大阪】介護士ボクサー 世界ランク入り(9/30)
 昼間は介護士として働き、ファイトマネーを高齢者や障害者施設などに寄付する大阪市生野区出身のボクサー大沢宏晋(ひろしげ)選手(25)=大星ボクシングジム所属=が9月中旬、WBCフェザー級ランキング16位に登録された。大沢選手は「みんなの声援に支えられてここまでくることができた」と話している。

【大阪】「第三国定住」考える集い ミャンマー難民5家族来日へ(9/24)
 軍事政権下のミャンマー(ビルマ)を逃れ、タイの難民キャンプに暮らす少数民族カレン族の5家族27人が9月28日に来日する。迫害や紛争から逃れた難民を第三国が受け入れる「第三国定住」の第一陣。日本の難民政策の転機とも位置づけられるこの第三国定住を考える集いが23日、大阪市港区の弁天町学習センターであり、市民団体の日本ビルマ救援センター(大阪市城東区)が来日予定の難民との面談の様子を紹介した。

【奈良】盲導犬にふれ「うれしかった」 宇陀で動物愛護フェス(9/27)
 動物愛護週間の最終日にあたる9月26日、宇陀市のうだアニマルパークで第28回なら動物愛護フェスティバルが開かれ、動物を飼っている家族連れなどでにぎわった。フェスティバルでは、○×形式のクイズや獣医師による無料相談教室などがあり、動物飼育への理解を呼びかけた。「ワンちゃんとお話の会」では、主に子どもを対象に、引退した盲導犬とふれ合いながら、絵本の読み聞かせなどをした。

【鳥取】精神疾患 自宅訪ね支援(9/24)
 統合失調症など精神疾患の患者が地域で暮らしながら24時間365日、医療と福祉の支援を受けられる「包括型地域生活支援プログラム(ACT)」が全国で広がってきた。県内でも、国立病院機構鳥取医療センター(鳥取市三津)が平日の日中のみだが、医療と福祉のサービスをチームで提供する活動を始めた。今後24時間支援を目指すが、診療報酬の対象になっていないことが制度上の課題として残る。

【徳島】「死なれんでよ」と伝えたい 自殺防ぐNPO発足1年半(9/28)
 全国で年間3万人を超える自殺者。県内でも年間約150人が命を絶つ現状に、大きなことはできなくても、せめて身近な人に「死なれんでよ(死んではなりませんよ)」と伝えたい。そんな思いを持つ人たちでつくるNPO法人が徳島市にある。その輪が今、広がりを見せている。

【香川】「誰もが走る喜びを」 てんとう虫マラソン参加者募集(9/30)
 走る楽しさを知ってもらおうと、「四国てんとう虫マラソン大会」(同大会世話人会主催)が昨年に続き、今年も11月に高松市で開かれる。代表世話人の社会福祉士、砂金(いさご)則男さん(68)=同市木太町=は「ハンディの有無にかかわらず、障害者と健常者が助け合って共に走ることが目標。自然の中を風を切って走る喜びを体感してみませんか」と参加を呼びかけている。

【愛媛】ミャンマー政治難民 キャンプの実態紹介(9/27)
 今治市出身のジャーナリスト長井健司さん(当時50)がミャンマー(ビルマ)で2007年に射殺された事件から9月27日で丸3年。 同市別宮町3丁目の四国霊場第55番札所南光坊(板脇俊匡住職)では26日、ビルマ人政治難民で「ビルマ民主化支援会」代表のココラットさん(40)=愛知県一宮市=を招いてドキュメンタリー映画の上映・講演会「ビルマ(ミャンマー)と日本・今治」が開かれた。

【高知】ホームレス支援・貧困 「考える会」が発足(9/27)
 ホームレスや貧困で苦しんでいる人の生活を支援しようと、「ホームレス支援と貧困問題を考えるこうちの会」が9月26日、高知市内で発足した。会では今後、ホームレスの人の困窮の実態を把握し、行政への生活保護申請の支援や物資提供をするほか、ホームレス問題への市民の啓発も進める。また、保険料が払えず医療を受けられない人の問題などにも目を向け、支援策を考えていく。

【福岡・北九州】車いすでも収穫の喜び ブドウ棚下げる配慮 直方の農園(9/28)
 直方市の福祉施設「つむぎの里」に通う約10人が9月27日、同市頓野の「安田農園」でブドウ狩りに挑戦した。棚の位置を50センチほど低くして、車いすに乗ったままブドウが取れるようにした一画があり、ブドウを直接手に取って楽しんでいた。

【大分】ヒートデビルズ選手とビーチ清掃(9/27)
 夏に多くの海水浴客でにぎわった砂浜をきれいにする清掃活動が9月26日、大分市神崎の田ノ浦ビーチであった。バスケットボールクラブに所属する大分・別府両市の小学生ら約450人が参加。ごみ袋を片手に、木片や空き缶、たばこの吸い殻などを熱心に集めていた。大分ヒートデビルズ大分地区後援会と県身体障害者陸上競技協会の共催で、バスケットボールbjリーグのヒートデビルズの選手や、車いすマラソンの選手らも加わり、一緒に汗を流した。