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人権・校閲

こちら人権情報局

車いすって面白い

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■今週の注目記事

団地運動会で車いすリレー(10/22神奈川版)
 「車いすって面白い」。17日、宮向(みやむかい)団地(横浜市神奈川区)の運動会で、子どもから大人まで約70人が車いすのリレーを楽しんだ。同団地に住む粟野美加さん(39)が、車いすの楽しさを多くの人に知ってほしいと発案。障害児の母でもある粟野さんが、苦労して車いすを集め、実現にこぎつけた。

運動会で車いすリレー 障害児の母・粟野さんが実現 横浜・神奈川区の団地/神奈川県拡大車いすの面白さを体感して笑顔=横浜市神奈川区

・二分脊椎(せきつい)症で車いすが手放せない颯太ちゃん(3)。バスの乗降や街中の段差に苦労していた粟野さんが車いすの楽しさを実感したのは、福祉機器を扱う企業が主催する車いすの講習会に出た時だった。前輪を上げたまま走るキャスター上げ走行の応用で、砂利道、段差、坂道も1人で乗り越えられる。颯太ちゃんもあっという間にキャスター上げ走行ができるようになった。
 「こんなにもアクティブに動き回れる乗り物なんだ」
 粟野さんは、車いすの楽しさと可能性を、車いすが必要な人ばかりでなく、多くの人に知ってほしいと考えた。
 「大変さではなく楽しさを共感してもらった方が理解が広がるのではと思いました」

車いすマラソン初の賞金レース350人挑む(10/26大分版)
 11月14日に大分市で開かれる第30回記念大分国際車いすマラソン大会の概要が25日、発表された。参加人数は国内外から計350人で、前回大会の同期と比べ48人増えた。海外で主流の賞金制度を単独レースとしては国内大会で初めて採り入れる。マラソンの部男女各3クラスで優勝50万円、2位30万円、3位10万円が贈られ、さらに世界新を記録すれば50万円、日本新は30万円、大会新は10万円のボーナスがつく。

車いすバスケットボール体験講座in温泉津(10/22島根版)
 11月20日13時半、島根県大田市温泉津町温泉津の温泉津総合体育館。パラリンピックの日本代表選手らを講師に車いすバスケットを体験する。温泉津中学校の生徒らが参加するほか誰でも体験できる。定員は一般参加者約50人、観覧約200人。無料。同10日までに温泉津公民館内の実行委員会に申し込む。

車いすの画家 元由正明さん(10/20富山版)
 作品には、画家として付けた名前「元由緑峰」と添える。車いすの上で、ベッドの上で、心のままに描き上げた絵や書は300点は超えるという。鮮やかな色彩と大胆な構図で描かれた花や人物は、見る者に命の美しさや生きる喜びを訴える。8年前、登山中に滑落し、頸椎(けいつい)を損傷。首から下の自由を失った。治療とリハビリを続け、魚津市の障害者支援施設「ひゞき」に入ったのは2006年春。「子どものころから描くことが好きだった」というが、本格的に挑戦したのは入所後だ。

車いすの旅人、県内で施設行脚 日本一周の途中に寄り道(10/20高知版)
 簡易電動車いすで日本一周を目指している北海道函館市の武藤孝記さん(58)が、先月上旬から県内に入り、あえて寄り道して障害者施設を慰問しながら交流を続けている。出会う支援者には「ありがとう」と毛筆で書いて色紙を贈る。旅ができること、「生かされていること」への感謝の気持ちを込めて。

■本

◎「もうどうけん ふりふりとまり」(セアまり作、はまのゆか絵、幻冬舎エデュケーション)=10/23生活面「色彩の世界、あきらめない 盲導犬との出会い、絵本に」で紹介
 50代で視力をほとんど失った女性が、盲導犬との出会いを通じて絶望を乗り越えた経験を絵本「もうどうけん ふりふりとまり」にまとめ、出版した。染織家の著者は、網膜の病が進んで視力が急激に低下。メスのラブラドルレトリバーの盲導犬フリルと出会って、前向きな気持ちが生まれた。「視力は失っても、色彩の世界に身を置き、想像力で心が温かくなる話を書きたい」。そう思い立って書き下ろしたのが、フリルと自分自身をモデルにした物語だ。 

■イベント

◎「フリードルと小さな画家たち」展=10/25夕刊「命のメッセージ、教科書に ナチス収容所の子らが描いた絵」で紹介
 埼玉県平和資料館(http://homepage3.nifty.com/saitamapeacemuseum/)で11月28日まで。第2次世界大戦中、1万5千人の子どもたちが収容されていた東欧・テレジン収容所。一人の画家が、ひそかに開いた「教室」で、子どもたちは、思い出や自分の内面を懸命に描き続けた。子どもたちのほとんどはアウシュビッツ収容所に送られ、ガス室で殺されたが、その後、収容所で、彼らの描いた約4千枚の絵が見つかった。残された絵の一部を展示する。11月7日には歌と朗読によるコンサート「テレジン もう蝶々はいない」を同館で開く。

SPEED今井さん障害語る 11月23日(10/22徳島版)
 人権について考えるイベント「ヒューマンフェスタとくしま2010」が11月23日、徳島市内で開催される。人気グループ「SPEED」のメンバーで、聴覚障害の長男をもつ母親でもある、今井絵理子さんのトークショーとミニコンサートがある。

■asahi.com>マイタウンから

【青森】県療育施設あすなろ、医師2人維持へ 反発受け見直し(10/21)
 青森市にある肢体不自由児のリハビリ施設、県あすなろ医療療育センターの2人の常勤医を、県が障害児の療育態勢の再編計画に伴い引き揚げようとしていた問題で、県は20日、計画を改め、2人を残すことを明らかにした。同センターの常勤医の意義を訴えてきた利用者らのニーズを把握しないまま、計画作りを進めた県のずさんさが浮き彫りになったかっこうだ。

【秋田】教育と医療で障害児サポート(10/20)
 障害を持つ子どもたちを教育と医療の両面から支援する「あきた総合支援エリア かがやきの丘」(秋田市上北手百崎)の完成を記念する式典が19日、開かれた。入居する県立盲、聾(ろう)、秋田きらり支援の3校の在校生や教職員、保護者らが出席し、新しい建物で門出を祝った。

【群馬】障害者 就職へ奮闘(10/22)
 障害者を対象にした就職面接会が21日、高崎市で開かれた。26社のブースが設けられ、144人の就職希望者が訪れた。近年は不況で頼りの製造業の求人が減り、清掃などサービス関係の雇用に期待が高まっている。養護学校などでは教諭が自ら清掃の実務を学び、生徒たちに教え、就職口を見つけようと懸命だ。

【群馬】朝鮮学校を知って(10/21)
 県内の在日朝鮮人の子どもたちが通う前橋市荒牧町2丁目の群馬朝鮮初中級学校(児童・生徒36人)が9月に創立50周年を迎えた。24日、祝賀行事として、子どもらが民族舞踊や打楽器演奏、合唱を披露し、父母らがホルモン焼きなどの模擬店を出す。「朝鮮学校のことを知ってほしい」と地域住民に来校を呼びかけている。

【群馬】全盲歌手・清水さん、二十歳の熱唱 「地元は温かい」(10/17)
 渋川市出身の全盲の演歌歌手、清水博正さんが16日、20歳の誕生日を迎え、高崎市で記念コンサートを開いた。県立盲学校高等部時代に歌手デビューしてから約3年。友人や昔からのファンの熱い声援を浴び、2時間以上にわたり歌声を披露した。

【埼玉】貧困と低学力の連鎖断とう 県の中3学習教室が公開授業(10/17)
 生活保護世帯の中学3年生を対象に県が今秋から始めた学習教室で16日、公開授業が行われた。親の経済的な貧しさが子どもの学力の低さと結びつき、貧困が次世代に引き継がれる「貧困の連鎖」を防ぐための試みで、ふじみ野市の特別養護老人ホームには、11人の生徒が集まり、ボランティアの大学生らからマンツーマンで勉強を教わった。

【千葉】県勢、初日に金メダル53個 障害者スポーツ大会開幕(10/24)
 第10回全国障害者スポーツ大会「ゆめ半島千葉大会」は23日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開会式があり、3日間の日程で開幕した。「ゆめ半島 みんなが主役 花咲く笑顔」をスローガンに、初日は13の正式競技のうち水泳、陸上など8競技が行われた。障害の部位や程度、年齢別に細かく分かれて競技が繰り広げられ、県選手団と千葉市選手団による県勢は、この日53個の金メダルを獲得した。

【神奈川】「さくら学級」5年継続方針(10/20)
 川崎市の特別支援学校再編整備検討委員会が19日、開かれた。重度・重複障害児を受け入れているさくら小学校の「さくら学級」について、市教委は2014年度から受け入れ停止としていた従来案に代わり、来年度から5年間、研究校として現在の態勢を維持し、14年度に改めて検討する修正案を示した。

【静岡】おばあちゃん劇団、うつをテーマに家庭劇 代表に聞く(10/21)
 女ばかり5人の団員。平均年齢が80歳を超すおばあちゃん劇団「ほのお」が、うつをテーマに家庭劇に初挑戦した。お年寄りの視点で家族の介護や嫁姑問題などをユーモラスに取り上げ続けて35年。通算公演850回に迫る劇団の代表大石さきさんに「お年寄りの心」を聞いた。

(インタビューしずおか)大石さきさん おばあちゃん劇団代表 /静岡県拡大座右の銘の「生きる 生かされる ありがとう」を事務所に掲げる大石さきさん。「命は一つ、人生は二度ない。だから、生きることがどれほど大切なことか」

【和歌山】「第二の人生」支えて10年(10/23)
 元は健常者だったが事故や病気で体が不自由になった「中途障害者」の人たちが通う作業所「ワークショップ フラット」(和歌山市中之島)が、開所から10周年を迎えた。人生の半ばで思わぬハンディキャップを背負った人たちが第二の人生へと歩み出すのを後押しし、これまでに通った人は40人を超える。和歌山市内でこのほど設立10周年を祝う会が開かれ、利用者や家族ら約120人が集まった。

【香川】芸術祭、バリアフリーに課題残る(10/22)
 七つの島が舞台の瀬戸内国際芸術祭は、牧歌的なあぜ道や昔懐かしい路地、廃屋や廃校を利用した作品の展示が特徴の一つだ。ただ、それだけに施設が古かったり通りにくい道もあったりして、車いすの利用者や体が不自由な人には困難もあった。実行委のホームページに「バリアフリー情報」が掲載されたのは開幕から約3週間が過ぎていた。来場者は予想をはるかに超えるが、検証課題も少なくない。

【福岡・北九州】障害ある子 共に舞台(10/24)
 名刺には「障がいのある子もない子も共に演劇を!」と書いてある。1998年、小学4年だった長女あやのさん(22)とその弟2人の親子4人だけで立ち上げた劇団はいま、児童部(小学生~高校生)、青年部(高校生~成人)などあわせて約80人の規模に育った。きっかけは、あやのさんの学習障害(LD)だった。