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人権・校閲

こちら人権情報局

在日の新しい歴史を

〈特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■今週のことば

 試合ごとにヒーローが生まれ、アジア王者に返り咲いたサッカー日本代表。決勝で貴重なゴールを決めたのは、交代出場の李忠成(り・ただなり)選手(25)。東京都西東京市出身の在日コリアン4世だ。活躍の陰に、父と交わした約束があった。「堂々と本名を名乗りながら、日本のために頑張る在日がいてもいい。一つでも在日の新しい歴史をつくろう」(2011年1月30日「李忠成『父さん、やったよ!』日本のため頑張る在日4世」から)

ア杯)李忠成ゴール拡大延長後半、ボレーでゴールを決める李忠成=29日、ドーハ、西畑志朗撮影

◎父・鉄泰さんが「頑張れ」というのは、サッカーだけの意味ではない。日本と朝鮮半島の間で生きてきた者としての思いがある。「我々は周りと同じレベルでは認められない。いい時はいいが、だめだと必要以上に批判される」

  ※一方で、こんなニュースも報じられました。「中1女子、同級生切りつける」(1月29日)。父親が外国籍であることで嫌がらせを受けていたことが背景にあったようです。読売新聞によると、「(事件当日は)サッカー日韓戦の翌朝で、父親が韓国籍であることをなじられた」。かかわった生徒たちは、李選手の活躍をどう受け止めるでしょうか。
※李忠成選手について書かれた本を2冊ご紹介します。
「祖国と母国とフットボール ザイニチ・サッカー・アイデンティティ」(慎武宏)
「忠成 生まれ育った日本のために」(加部究)

「焼肉ドラゴン」再び 7日から日韓で公演(2/3)
 2008年に初演され、その年の主要演劇賞を軒並み獲得した日韓合同公演「焼肉ドラゴン」(鄭義信作・演出)が帰ってくる。7日に東京・初台の新国立劇場小劇場で始まり、ソウル、北九州などでも公演する。1970年前後の関西を舞台に、焼き肉屋を営む在日コリアン一家と、そこに集う人々を描いた「焼肉ドラゴン」は、新国立劇場と韓国の「芸術の殿堂」が協力して作った。在日3世である鄭が初めて自身のルーツを正面から書いた演劇作品でもある。

ウトロ地区、韓国系財団と地権者が土地売買で契約結ぶ(2/3大阪本社版)
 京都府宇治市のウトロ地区に暮らす在日韓国・朝鮮人らが土地購入で居住権の確立を目指している問題で、支援する韓国政府系財団は3日、地権者の不動産会社との間で、地区の土地の一部を買い取る契約を結んだ。市民らの寄付金などですでに買い取った土地を含め、地区全体の約3割にあたる6550平方メートルの買収を完了、土地購入の問題が決着した。
ウトロ地区、韓国系財団が土地買い取りで地権者と合意(2/3大阪本社版)

■今週の注目記事

「成年後見で選挙権失効は違憲」ダウン症の女性が国提訴(2/2)
 障害などで十分な判断ができない人を法的に支援する「成年後見制度」を利用すると、選挙権を失ってしまうのは憲法が定める法の下の平等などに違反するとして、茨城県牛久市の女性が1日、国を相手に国政選挙権があることの確認を求める訴えを東京地裁に起こした。弁護団によると、こうした訴訟は初めて。

■点字ブロックとホームドア

転落事故あったJR目白駅、点字ブロック全て交換へ(1/29)
 ブラインドテニスの考案者で全盲の武井視良(みよし)さん(42)がホームから転落して電車にひかれて死亡した事故を受け、JR東日本は28日、現場の山手線・目白駅(東京都豊島区)のホームの点字ブロックを全て取り換えると発表した。首都圏の主要駅や、視覚障害者施設の最寄り駅など同社管内の計約330駅でも点字ブロックを調査し、必要な場合は取り換える。

  
  ※突起が36個あるブロックを、靴の裏で認識しやすい25個のタイプに交換するとのことです。山手線ではホームドアの工事が始まっていますが、視覚障害者の要望とは必ずしも一致していないという問題もあります。「『ホームドアで転落防止を』視覚障害者がJR東に要望」(2月1日)によると、視覚障害者団体が設置を求めているのは、関連施設が近くにある高田馬場、田町、御徒町の各駅ですが、JR東が工事を始めているのは駒込、大塚、大崎。工事のしやすさや人身事故の発生状況などを総合的に判断した結果ということです。
 同じく視覚障害者のための設備がうまく生かされていない例がもうひとつありました。

【北海道】冬の駅、なんでウグイスの声? 誘導音にブーイング続出(1/30)
 ホーホケキョの鳴き声が、真冬のホームに鳴り響く――。JR北海道は、目が不自由な人にホームの出入り口の位置を知らせる「誘導チャイム」にウグイスの鳴き声を使っている。しかし周知が十分でなく、利用者から「何で冬にウグイスなのか」という声が届くだけでなく、視覚障害者にも何の音か知らない人がいるという。

※障害物を超音波センサーで認識できる「電子白杖」。初めて国産のものが登場しました(毎日新聞2月1日夕刊)。秋田県立大の岡安光博准教授が開発。4月から販売されるとのことです。

3期で勇退する長岡市議の藤田芳雄氏/盲導犬と共に…市議が勇退へ拡大市議会での一般質問を終え、盲導犬ウリエルの先導で自席に戻る藤田市議=昨年12月7日、新潟県長岡市
盲導犬連れた市議勇退へ「議会にいた意義あった」 新潟(2/2)
 全国で初めて盲導犬を連れて議員活動を始めた新潟県長岡市の藤田芳雄市議(62)が4月の市議選に立候補せず、3期限りで勇退する。議員活動を通じ、バリアフリーの考え方を浸透させたとして障害者団体の高い評価を受けている藤田さん。引退後は本職の鍼灸(しんきゅう)師に戻り、「しばらく休んでいたマラソンに再挑戦したい」という。

【宮城】盲導犬と歩く安心を体験(1/24)
 子どもたちが視覚障害者や盲導犬と交流する「盲導犬キャラバン」が24日、NECと盲導犬協会の協力により、柴田町の船岡小学校で開かれ、3年生の約80人が参加した。

【大分】失明乗り越え音楽の楽しさ伝え(1/31)
 幼い時に失明し、2歳からピアノを続けている中津市栄町2丁目、宇都宮幸子さん(31)が子どもらに音楽の楽しさを伝えるボランティア活動を行っている。知人と2人組のユニットを組み、今月には同市社会福祉協議会にボランティア登録。28日、同市立城井小(中山賢一校長、児童55人)で演奏を披露した。

■母親ランナー

会心スパート、赤羽初V 31歳の進化 大阪国際女子マラソン(1/31)
 5度目のマラソンで公約通り初勝利をつかみ、世界選手権代表もほぼ確実にした。「もうひと段階レベルを上げた練習を積み、ロンドン五輪代表に選ばれるような走りをしたい」。31歳の母親ランナーはまだまだ進化している。

  
  ※「ママさん選手」「ママさんランナー」とする新聞もありましたが、この記事は「母親ランナー」。朝日新聞でも過去にあまり例のない表現です。ステレオタイプな決めつけ感を避けたようですが、母親であることを強調する点ではあまり変わらない気もします。「イクメン」が話題になる昨今ですが、「イクメン選手」や「パパさん選手」「父親ランナー」というのは見かけません。

■映画

【多摩】バングラデシュの子を支援の上映会(1/28)
 元青年海外協力隊員でバングラデシュに派遣された、町田市原町田5丁目の宮下遼士さん(26)が2月8日、同国の首都ダッカで路上生活をする子どもたちを描いた映画、「アリ地獄のような街」の上映会と、体験談の発表会を町田市民フォーラムで開く。

■イベント

【岩手】冤罪訴えた元死刑囚、生への思い絵に 盛岡で獄中画展(1/29)
 1948年に銀行員12人が毒殺された帝銀事件の犯人とされ、冤罪(えんざい)を訴えた故平沢貞通・元死刑囚が獄中から支援者に送った絵手紙の作品展「平沢貞通獄中画展」が、2月4日から6日まで盛岡市盛岡駅西通1丁目のアイーナで開かれる。昨年4月に見つかった3点は今回が初公開となる。

障害ある人の芸術展 全国から作品公募 千代田 /東京都拡大障害者によるアートの全国公募展会場で作品に見入る来場者=千代田区外神田6丁目のアーツ千代田3331
【東京】障害ある人のアート展 全国から251点展示 千代田(1/31)
 障害のある人によるアート作品の公募展「ポコラート全国公募展」が、千代田区外神田6丁目の「アーツ千代田3331」で開かれている。絵画や写真、毛糸や割り箸で作った立体作品が展示され、訪れた人は鮮やかな色彩を楽しんでいる。2月10日まで(火曜定休)、入場無料。

■本

認知症と長寿社会―笑顔のままで [著]信濃毎日新聞取材班(1/31)
 人は誰しも、健康で長命を願い、他人に迷惑をかけずに天寿をまっとうしたい。でも、人間は生物であるが故に衰える。病にもかかる。往々にして誰かの手助けが必要になる。まして、記憶があやふやになり、認知の力が衰える「認知症」と診断されたらどうすればいいのか。本書は、少子高齢化が進むこの国で、ますます大きな課題になりつつある老人介護の問題を、現場取材を中心に正面から取り組んだ新聞連載をまとめたものだ。2010年度の新聞協会賞をはじめ、数多く賞を受けた本文を読むと、その深刻さが、胸を突く。

■マイタウン>asahi.comから

■買い物弱者

【愛知】「買い物弱者」救え 宅配や移動販売実験 県が新城市で(2/3)
 市街地のスーパーに買い物に行けない山村のお年寄りら「買い物弱者」に、食料品や生活用品を届ける愛知県の実験が、1月から同県新城市作手地区(旧作手村)で始まった。地区内の雑貨店の商品を宅配し、移動販売もする。県は来年度まで実験を続け、ほかの山間部に拡大できるか検証する。

【群馬】買い物弱者、どう支える 前橋のNPOが活動報告(1/31)
 前橋市のNPO法人「まえばし市民活動支援センター」が、昨年実施したお年寄りの買い物をサポートする活動について報告した。「買い物弱者」が中心商店街で買い物しやすい仕組みを作り、街中に人を呼び込もうという試み。課題も浮かび上がった。

■スポーツ

【三重】車いす2種目で金 鈴鹿の伊藤選手(2/3)
 鈴鹿市在住の車椅子アスリート伊藤智也選手(47)がニュージーランドで1月22~30日に開催された国際パラリンピック委員会(IPC)陸上競技世界選手権大会で、車椅子競技の400メートル、800メートルのクラスでともに優勝、金メダルを獲得した。1日、同市が発表した。

P2 岡さん指導拡大車いすの参加者にラケットの構え方をアドバイスする岡さん(右)=岡山市北区の桃太郎アリーナ
【岡山】世界の技を障害者へ 卓球講習 打ち方伝授(1/31)
 北京パラリンピック(2008年)に出場した卓球選手の岡紀彦さん(46)と別所キミヱさん(63)を招いた卓球講習会が29日、岡山市北区の桃太郎アリーナであった。身体障害者や知的障害者ら18人が参加し、世界トップ級の技に触れた。

■被爆者

【長崎】被爆語り部・室園さん死去(2/3)
 被爆の語り部で、長崎平和推進協会継承部会の碑巡り班長だった室園久信(むろぞの・ひさのぶ)さん=長崎市川平町=が1日、胃がんのため死去した。84歳だった。室園さんは三菱長崎造船所太田尾工場(爆心地から約4.5キロ)で被爆、三菱兵器製作所大橋工場(同1.3キロ)で救護にあたった。被爆遺構や慰霊碑の調査に長年取り組み、1998年には長崎平和推進協会に入会、語り部に加わった。

【広島】「被爆者の立場で」検討会で被団協(1/28)
 申請却下が相次ぐ原爆症認定制度を見直す検討会の第2回会合が1月27日、厚生労働省省であった。日本被団協の代表3人が、被爆者の立場に沿った改革を訴えた。

■自殺を防ぐ

【広島】自責の日々 交流会で光(1/31)
 自ら命を絶たなければならなかった人とともに、残された家族も苦しさを背負う。2月には、遺族向けの交流会や、自殺防止をテーマにした講演会などが各地である。

【奈良】自殺対策「年代・職業別に」(1/28)
 奈良市役所で、自殺予防の対策を検討する研修会が開かれた。初めての試みで、市職員や保健師ら約200人が参加した。市保健所の松本善孝所長が、市の自殺者数は年間60~70人で推移し、年齢別では20代と50~60代の自殺者が多いほか、自殺の原因は健康問題が約6割を占めていることを報告した。

■etc.

【青森】DV被害383件、過去最多(1/27)
 県警は、昨年1年間に相談や通報を受けるなどストーカーと配偶者暴力(DV)の被害に応対した件数をまとめた。DVは383件(前年比175件増)で、統計を取り始めた2002年以来、最多となった。また、検挙した件数はストーカー、DVともに前年を上回った。

【宮城】性犯罪者GPS条例案に知事「相当の県民の支持感じた」(2/1)
 村井嘉浩知事は31日の定例記者会見で、性犯罪の前歴者らに全地球測位システム(GPS)の携帯を義務づける条例案について、「相当の県民の方が支持していると感じた」と話した。 

【宮城】性犯罪者にGPS案、県へ賛否の声(1/29)
 性犯罪の前歴者らに全地球測位システム(GPS)の携帯を義務づける条例の検討を始めた県に対し、賛否の声が手紙やメールで相次いでいる。28日までに100件が寄せられ、賛成は51件、反対は33件、不明16件だった。

【群馬】育児・家事を楽しみ、イクメンに NPO代表が講演(2/2)
 父親による育児参加を呼びかけるNPO法人「ファザーリング・ジャパン」代表の安藤哲也さん(48)がこのほど、前橋市の県ぐんま男女共同参画センターで、「イクメンでいこう! 父親の家庭と仕事のハッピーバランス」と題して講演した。会場は子どもを持つ男性たち約80人でいっぱいになった。

【群馬】発達障害の子ども支援、高崎市がセンター設置 4月から(1/29)
 引きこもりなどの要因となる発達障害がある子どもを支援するため、高崎市は4月に「こども発達支援センター」を設置、0歳児から中学生まで通してサポートしていくことになった。県内の市町村で、子どもの成長に合わせて一貫した支援体制をとるのは初めて。

【神奈川】子ども兵士現状 中央大生が紹介(1/31)
 幼いころから兵士として使役されている「子ども兵士」の現状を紹介する展示会「Pieces of Heart~戦場に生きる子ども展」が、横浜市中区の市民活動支援センターであった。中央大生がつくる国際協力団体「PIECE×PEACE FESTA」の主催。

【富山】県内初のNPOバンク、発足へ着々 代表は富山の主婦(1/31)
 個人から資金を募り、環境、福祉・介護や地域活性化などの事業に無担保、低金利で融資する「NPOバンク」。社会貢献の仕組みとして全国で立ち上げが相次ぐ中、県内初となる「はちどりBank」が年内の貸し出し開始に向け、動き出した。

【山梨】福祉施設の不在者投票 深刻な人手不足(1/28)
 福祉施設や病院で行われる不在者投票で職員が勝手に投票した事件を受け、不正防止策として1月30日投開票の知事選で県内で初めて導入された「外部立会人」の利用が2割にとどまることがわかった。多くの施設が導入を歓迎する一方、立会人の人手不足は深刻で、課題も浮き彫りになってきている。

胃がん患者がコンサート 瀬戸、南米の笛の音に拍手 /愛知県拡大ケーナを演奏する柴田康代さん=瀬戸市西追分町の公立陶生病院
【愛知】胃がん患者がコンサート(1/29)
 瀬戸市の公立陶生病院で28日、スキルス性胃がんで入院中の柴田康代さん(52)=春日井市=が、南米の笛の演奏をミニ・コンサートで披露した。点滴チューブをつないだままでの演奏に、大きな拍手がわいた。

【京都】本場の英会話楽しむカフェ 慈善活動も精力的(1/27)
 伏見区の大手筋商店街そばに、米国人と英会話を楽しめるカフェがある。「コズモズ・ニューヨーク・コーヒー」。気さくな雰囲気の中で本場の英語にふれられるカフェには、慈善団体の本部という顔もある。大忙しの店主、ベリー・ワイエトさん(50)が笑顔で出迎えてくれた。

【鳥取】認知症、優しさこそが遠ざける 鳥取でフォーラム(1/30)
 認知症の理解を深めてもらう「認知症フォーラム2011」(鳥取市主催)が、鳥取市富安2丁目のさざんか会館で開かれた。認知症を引き起こすメカニズムや予防法が紹介され、参加者は熱心にメモを取っていた。

【高知】障害者駐車場利用証を交付(2/3)
 障害や病気で移動に困難を伴う人や妊娠中の女性らが障害者用駐車場に安心して車を止められるよう、県が対象者に利用証を交付する「こうちあったかパーキング制度」の運用が1日から始まった。交付証制度は徳島と愛媛、鳥取、島根、山口、岡山の6県でも既に実施されており、高知県の利用証を持っている人は他県でも協力施設の駐車場を利用できる。

【熊本】火災警報器 設置支援(2/1)
 人吉市で1月7日未明に発生した住宅火災で4人が亡くなったことを教訓に、人吉下球磨消防本部は住宅用火災警報器を普及させるため、職員による無償取り付けサポートを2月から始める。県内の消防では初の取り組みで、同本部は「火災警報器は住宅火災による死者を減らす切り札。積極的に設置を呼びかけていく」としている。取り付けサポートの対象は原則、高齢者世帯と身体障害者のいる世帯。取り付けが困難という女性の世帯なども状況によって対応する。