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人権・校閲

こちら人権情報局

かつおくんが笑った

(特に注記のない場合、新聞記事の日付などは東京本社最終版です〉
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■本
「重い障害を生きるということ」(高谷清著、岩波新書)
 2歳9カ月で第一びわこ学園にやってきたかつおくんは、大脳などが形成されていない水頭無脳症で、重度の障害がある。かつおくんは看護師たちの懸命なケアによって、「笑う」ようになる。脳のない子が笑うはずがない? いや、本人が気持ちよく感じる状態は可能なのだという。

 重い障害のある子どもや大人が生活し、医療と介護を受ける病院であり、福祉施設でもある「びわこ学園」。著者はそこに長年勤めてきた医師だ。寝たきりの人、知能的には「ほとんどなにもわからない」と言ってよい状態の人も多くいる。そうした人たちが人生を生きていることが本当に幸せなのか、と著者は自らに問いかける。

 一見何の「反応」も見せないように思われる子どもでも、いつも世話をしてくれる人から見れば、「この子はわかっている」「自分を待っていてくれる」と感じられる。それは「反応」の問題ではなく、「人間関係」なのだと著者は悟る。社会に普通にある人と人との関係が、障害児との関係でも当たり前に存在するのだと。

 人間の自意識や理性も、脳内に勝手に芽生えるものではなく、人と人とがお互いに協力し、分かち合い、共感することで形成される。著者はそこに人間的な「こころ」の成熟を見る。介護する側もされる側も「生きている喜び」を感じられる状態が実現するとき、「生きていることが幸せか」という問いを超えることができるのだ。

■映画
【東京】重度障害者のいま 映画に (10/22)
 生まれつき重い心身障害を持つ人が通う生活介護事業所を追ったドキュメンタリー映画を都内の映像作家らが撮影し、映画にまとめた。タイトルは「普通に生きる」。静岡県富士市にある通所施設「でらーと」を約5年間にわたって追い、今年5月に完成。22~28日、中野区の映画館「ポレポレ東中野」で上映された。来年1月には再度「ポレポレ東中野」で上映するほか、横浜市や大阪市でも上映が予定されている。
公式ホームページで予告編が見られます。

拡大上映会とトークイベントを企画した武庫川女子大の学生ら=西宮市役所
【兵庫】伝えたい先輩の再起/12月、武庫川女子大(10/28)
 2005年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で重体となった女性が出演したドキュメンタリー映画がある。この映画の上演とトークライブを、来月12日に女性の母校の武庫川女子大の現役学生らが企画した。リハビリに励む先輩から学んだ気持ちを伝えたいという。

映画「希望のシグナル」完成 双子プロデューサー、秋田の自殺防ぐ活動追う/秋田(11/7毎日新聞)

■ハンセン病
企画展「たたかいつづけたから、今がある全療協60年の歩み」関連の連続講演会
 11月12日~12月3日の毎週土曜日午後1時から、国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)。全国の国立ハンセン病療養所入所者でつくる全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)会長らがエピソードを振り返る。展覧会は12月27日(火)まで。全療協の60年の歴史を写真や映像でたどる。

【青森】隔離から共生へ重い歩み(11/1)
 ハンセン病患者に対する隔離政策を違憲とした熊本地裁判決を国が受け入れて10年。5月には青森市で、全国に13ある国立療養所の入所者らが東日本大震災の被災者受け入れを表明するなど、地域との共生を目指している。だが、入所者の高齢化や医師と職員の不足など、新しく、重い課題に直面している。

【群馬】草津ハンセン病療養所 監禁施設復元へ協議(10/27)
 草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」で、かつて懲罰のために使われた「重監房」と呼ばれる監禁施設の復元に向け、入所者(元患者)と行政側などの協議が行われている。早ければ来年度から建設に入り、2013年度の完成を目指す。歴史資料館も併設する予定だ。全国のハンセン病療養所では1916年以降、職員が反抗的な患者を監禁するなど懲罰を加えることが法律で認められた。入所者の谺(こだま)雄二さん(79)は「施設を永久に保存し、ハンセン病政策の誤りを後世に伝えたい」と話した。

【岡山】ハンセン病 ありのままを/29日試写会 (10/29)
 在日韓国・朝鮮人で、ハンセン病元患者。療養所に強制隔離され、二重の差別に苦しみながら、偏見をなくそうと生きる男性がいる。その歩みに思いを寄せる小中学校教諭らが、ドキュメンタリー映画「虎ハ眠ラズ」を完成させた。29日午後、岡山市北区で試写会がある。

■心の健康
作家の北杜夫さん死去 「どくとるマンボウ」シリーズ(10/26)
◎マンボウ 日本人を解放 そううつ病に光・北杜夫さんを悼む(10/30)
 なだいなださんによる北杜夫さんの追悼記事。「(北杜夫さんの著書の解説で)かれが『自分はそううつ病だ』と、いってくれたおかげで、精神科の臨床がやりやすくなった、とぼくは書いた」「かれの文学的功績はいくつもあるが、そううつ病と名乗ったことは社会的な、大きな功績だ」と書いている。

休職中の職員に「病気でなく甘え」 元産業医に賠償命令(10/26大阪本社版)
 奈良県に住む40代の団体職員男性が「休職中に『病気ではなく甘え』などと言われ、自律神経失調症が悪化した」として、当時の産業医に530万円の慰謝料と休業損害の支払いを求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であった。寺元義人裁判官は「病状を悪化させるような圧迫的な言動は控えるべきだった」と判断し、60万円の賠償を命じた。

拡大大日本プロレス鳥取大会に出場したブラックバファロー=19日、鳥取市天神町の鳥取産業体育館
【鳥取】闘牛 うつ病KO(10/29)
 うつ病を克服し、リングに復帰したプロレスラーがいる。鳥取市出身で、大阪プロレス(大阪市中央区)の人気レスラー、ブラックバファローこと山田圭介さん(37)だ。「うつ病は、誰でもなりえる風邪みたいなもの。重く考えず、病院や周りの人に相談することが大事」と語る。

【鳥取】働く人の「心の健康」守ろう(10/26)
 職場のストレスによる「心の病」が深刻になっている。県内で昨年、「勤務問題」を理由に自殺した人は11人。鳥取労働局によると、中小企業が多い県内の事業所には心のケアの専門家もいないことが多い。そんな企業の対策を支援しようという動きがある。11月には相談会も予定されている。

■大分車いすマラソン
【大分】雨の大分路レース白熱/国際車いすマラソン(10/31)
 30日に大分市で開かれた第31回大分国際車いすマラソン大会(県、日本障害者スポーツ協会・日本パラリンピック委員会など主催)では、16カ国からの261選手が雨の大分市街地を駆け抜けた。来年のロンドン・パラリンピックの国内最終選考レースを兼ねており、白熱したレースが繰り広げられた。

【大分】五輪照準に国際車いすマラソン30日号砲(10/28)
 第31回大分国際車いすマラソン大会(県、日本障害者スポーツ協会・日本パラリンピック委員会など主催)が30日、大分市内で開かれる。来年のロンドン・パラリンピックに向けた国内最終選考レースだ。大会事務局は「例年以上に緊張感ある白熱したレースは必至。大勢の人に応援に来てほしい」としている。

【大分】車いす選手が練習(10/29)
 30日に競技がある第31回大分国際車いすマラソン大会に出場する選手4人が28日、サイクリング専用道路として知られる中津市のメイプル耶馬サイクリングロードを走って練習をした。

ひと:工藤金次郎さん 車椅子マラソンに挑む国内最高齢(10/28毎日新聞)

■障害者とスポーツ

拡大大会の成果を報告する選手たち=秋田県庁第2庁舎
【秋田】知的バスケ男子V・女子準V(10/28)
 山口県であった全国障害者スポーツ大会「おいでませ! 山口大会」の知的バスケットボール競技で、県の男子チームが優勝、女子チームが準優勝と過去最高の成績を収めた選手がこのほど、県教委を訪れた。男女とも特別支援学校の在校生と卒業生の混成チームで週末に集まって練習している。日本FIDバスケットボール連盟(横浜市)によると、知的バスケットボールの競技人口は全国で約千人。

【山口】感動 記憶に刻み閉幕/山口大会(10/25)
 第11回全国障害者スポーツ大会「おいでませ!山口大会」は24日、3日間の熱戦が終わり、閉会式があった。県勢は金88、銀54、銅29個のメダルを獲得。「障害があってもスポーツはできる」。プレーでそう証明した選手の姿は、多くの県民の記憶に刻まれた。

【山口】【鼓動】バレーボール/西田篤・聡選手(10/25)
 全国屈指のスパイク攻撃力を持ち、2本の大黒柱として、バレーボール知的障害者の男子山口チームを引っ張ってきた。試合後、主将の西田篤(33)は、双子の弟、聡(33)に「良い試合だった。上向こうや」と声をかけた。

■障害者に対する犯罪・事件
入所男性に暴行容疑 知的障害者施設の介護員逮捕(11/8)
 知的障害者施設に入所する男性の頭を押さえつけるなどしたとして、警視庁はこの施設の身体介護員(70)=東京都江東区=を暴行の疑いで逮捕した。警視庁への取材で7日わかった。調べに対し、「言うことをきかないので、6月ごろからおしりをたたくようになった」と供述しているという。

障害ある女性に性交渉強要、賠償命令 JR西社員(11/5大阪本社版)
 JR西日本の男性社員に性的暴行を受けたとして、契約社員の女性(37)=兵庫県=が男性とJR西に計1650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が4日、大阪高裁であった。坂本倫城(みちき)裁判長は請求を棄却した一審・神戸地裁龍野支部判決を変更し、男性に計100万円の支払いを命じた。JR西の責任については退けたため、女性は上告を検討している。

◎職員がわいせつ行為、障害者施設側に賠償命じる判決 東京地裁(10/29)
 東京都世田谷区の知的障害者向け施設で宿泊中に職員にわいせつな行為をされたとして、被害を訴える姉妹とその母親が約8300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(三村晶子裁判長)は28日、施設を運営する社会福祉法人と元職員に連帯して計約660万円を支払うよう命じる判決を言い渡した。

わいせつ裁判:原告の知的障害者側が勝訴 東京地裁(10/29毎日新聞)

■いじめ・虐待
◎「景気後退で子の虐待増加」(10/30)
 景気後退の局面では子どもの虐待が6割も増える――そんな分析結果を米ピッツバーグ子ども病院などの研究グループがまとめた。「減給や失職などのストレスがきっかけになった可能性がある」としている。

【北海道】虐待に歯止め 札幌市24時間ホットライン(11/2)
 児童虐待防止推進月間が1日、全国で始まった。子どもへの虐待防止に取り組む札幌市児童福祉総合センターによると、虐待の疑いがあるとして通告を受けた件数は昨年度、過去最高を記録した。だが、児童虐待の現場は家庭内が多く、十分につかみきれていないとみられ、同センターは「小さな情報でも寄せてほしい」と呼びかけている。

【埼玉】職場のいじめ相談 最多/10年度まとめ(10/26)
 職場での「いじめ・嫌がらせ」について、埼玉労働局などに寄せられる県内の相談件数が増え、2010年度は過去最多だったことが、同局のまとめで分かった。今年度も、上半期(4~9月)分が過去の同期比で最多となり、昨年度を上回るペースだという。

【滋賀】防げ児童虐待/琵琶湖ぐるり(10/28)
 11月の児童虐待防止推進月間を前に29、30の両日、虐待防止を訴えながらオレンジのたすきをつないで琵琶湖を1周するイベントが開かれる。主催者は「子どもを虐待から守ろうというオレンジリボンのメッセージを多くの人に伝えたい」と話している。

【広島】福山市、児童虐待 過去最多ペース(10/25)
 今年度上半期(4~9月)の、福山市内の児童虐待に関する相談受付件数は126件で、過去最多だった昨年度を上回るペースで推移していることが、市のまとめでわかった。児童虐待防止月間の11月を前に、市は「通告が子どもを救う」とし、少しでも気になることがあれば積極的に通告してほしいと呼びかけている。

■手話・聴覚障害者
アシモ早足、ケンケンも手話も 原発作業用アーム披露(11/8)
 ホンダは8日、二足歩行ロボット「アシモ」を4年ぶりに改良して発表した。安定した姿勢で足を動かせるようになり、片足ジャンプの「ケンケン」や両足ジャンプを披露。判断能力も上がり、歩いて向かって来る人の進路を予想して、よけることができる。手にはすべての指にセンサーを搭載。水筒のふたをひねって開けるような複雑な作業もして見せた。手話もできる。最高速度は時速9キロ。

手話落語、笑顔お届け 11月3日、宮崎・延岡で(11/1)
 耳が不自由な人にも楽しんでもらえる「手話落語」の公演が3日、宮崎県延岡市で開かれる。高座に上るのは、手話落語を考案した落語家の桂福団治さん(71)。落語2席を予定しているが、内容は「お客さんの雰囲気に応じて即興で決める」という。桂さんはかつて声帯ポリープの手術を受け、数カ月間しゃべることができなくなった。失意の体験から、「聞こえない人にも落語のおもしろさを伝えたい」と、手話落語という新しい芸域を開拓。日本手話落語協会長も務めながら、普及に努めている。

眼鏡に映画の字幕(10/30日付毎日新聞)

■アラカルト
◎バリアフリー? 4割の駅に問題点 会計検査院調査(11/8)
 全国の駅や周辺道路のバリアフリー対策を会計検査院が調べたところ、全体の4割超の405駅で取り組みが不十分で、道路の不備も次々見つかった。検査院は7日に公表した検査報告で、国土交通省に改善を求めた。

◎妄想や幻聴、かるたに 個性的で切実な言葉、商品化 東京の精神障害者ら(11/6)
 こころの障害を持つ人たちが、自らの妄想や幻聴を「かるた」にした。何かと苦労の多い日常を切り取った言葉の数々が、近く商品になって発売される。今月14日、医学書院から発売される「幻聴妄想かるた」は、精神障害者の支援施設「ハーモニー」(東京都世田谷区)への通所者とスタッフたちが、妄想や幻聴の苦労を語り合う中から、言葉を集めて札にした。

まひ患者、思い通り義手操作 脳波読み取りに阪大成功(11/3)
 人が手や腕を動かそうとイメージするときの脳波を、脳の表面に置いた電極で読み取り、義手のロボットを思う通りに動かすことに、大阪大学の吉峰俊樹教授(脳神経外科)らのチームが成功した。実際に事故などで運動まひが残る患者らを対象にした実験だ。今後は、患者の対象を広げ、実用化に向けて取り組むという。

「虫けら」 生活保護受給者に暴言か 豊中市嘱託職員(11/2大阪本社版)
 大阪府豊中市役所の嘱託職員が市民に暴言を浴びせたとして、大阪弁護士会は1日、市に再発防止を求める勧告書を送ったと発表した。弁護士会は先月31日付の勧告書で、職員が2009年10月、「生活保護の支給が遅れている」と訴えた50代の男性に出張所の個室で応対した際、「虫けら」などと大声で暴言を浴びせたと指摘。男性の自尊心や名誉を傷つけ、人格権を侵害したとしている。

アイヌ民族が初の政党結成へ 参院比例に候補擁立目指す(10/30)
 アイヌ民族による政治団体が北海道で発足することが29日決まった。アイヌ民族が求める施策が実現しないことへの不満と危機感が背景にあり、参院選比例区や地方選での候補者擁立を目指す。政治団体として選管へ届け出をし、年明けに結成大会を開く予定だ。

【北海道】【主役】こどもミュージカル30年 細川真理子さん(10/26)
 「心と体を育てる教育の場です」。自らが会長を務める「札幌こどもミュージカル育成会」をこう言い表す。1981年の活動開始以来、人間と自然の共生やアイヌ民族の文化をテーマにした創作ミュージカルを国内外で上演してきた。現在、小学生を中心に約50人を率いる。会は25日、道功労賞を贈られた。

拡大フラダンスを披露する宇佐美さん(前列左)、鎌田さん(同右)=秋田市
【秋田】とっておきの音楽祭in秋田(10/31)
 「みんなちがって みんないい」を合言葉に障害のある人もない人も一緒に楽しむ「とっておきの音楽祭inあきた」が30日、JR秋田駅東口のアルヴェであった。24団体、約280人が参加。会場には約150人が集まり、聴き入った。

【福島】障害のある児童・生徒支援(11/1)
 発達障害など障害のある児童や生徒について、通う学校だけに任せず地域や関係機関が連携して支援することをめざす文部科学省と県の「特別支援教育総合推進事業」の運営協議会が31日、福島市で開かれた。一人ひとりの教育支援計画である「相談支援ファイル」を充実させ、進学前後の学校同士で引き継ぎをすることの重要性などが話し合われた。

【茨城】筑波大学付属視覚特別支援学校で出前授業(11/5)
 海の生き物をテーマにした沖縄美(ちゅ)ら海(うみ)水族館の学芸員による「出前授業」が4日、筑波大学付属視覚特別支援学校(東京都文京区)で開かれた。生徒たちはサメの肌や歯の手触りを確かめながら、海中の世界に思いをめぐらせた。

【山梨】苦悩の果て 事件相次ぐ(10/27)
 県内で介護の苦悩が一因とみられる心中や傷害致死事件が9月に相次いだ。いずれも男性が母や妻をひとりで介護していた。事件からは家族や地域から孤立した「男性介護者」の姿が浮かび上がってくる。韮崎市を中心に男性介護者が集う「やろうの会」を主宰する清水昭二さん(55)は男性介護者の特徴として「地域社会とのつながりが希薄な場合も多く、最後までひとりで頑張ってしまい、周りの人に見えにくい」と指摘する。心理的な問題に加え、介護の知識や家事の経験不足、仕事と介護の両立など、生活や経済面での負担も大きいという。

【福井】障害者自立センターしいのみが募金活動(10/27)
 東日本大震災の被災地を支援するため、坂井市のNPO法人「障害者自立援助センターしいのみ」は26日、近くのスーパー前で募金活動をした。メンバー14人が募金箱や看板を持ち「お願いします」と呼びかけた。「自分たちにできることをやろう」と3月から募金活動を始め、これで6回目。職員の山木綾美さん(22)は「活動を通し、施設のメンバーにも少しずつ良い変化が出てきました」と話す。

【静岡】外国人の不就学者(10/28)
 今春から義務教育年齢の外国人児童・生徒の「不就学ゼロ作戦」を始めた浜松市は、本格的な実態調査の結果を26日に公表した。外国人登録者数をもとに推定される不就学者727人を戸別訪問して調べたところ、多くが居住実態がないか帰国しており、9月時点で実際に就学していない子どもは48人となった。市は今年度から3年計画で不就学者を出さない仕組み作りを目指しており、対象家庭へのカウンセリングや、小学校入学前の日本語指導などを予定している。

【愛知】ミャンマー元政治囚「援助見直し」訴え(10/31)
 ミャンマーで昨年11月、20年ぶりの総選挙が行われて1年となるのを前に、元政治囚のトゥイン・リン・アウン氏(39)が、名古屋市中区の女性会館で講演した。国際的な人権問題に取り組む「アムネスティ・インターナショナル日本 わやグループ」が主催し、約30人が参加。トゥイン氏はミャンマーの新政府については「まやかしの民主化。信用できない」と批判。「人権侵害を助長するような経済援助は、日本政府や企業にも考え直してほしい」と訴えた。

【愛知】岡崎医療刑務所 市民53人が見学(10/23)
 岡崎市の岡崎医療刑務所の見学会が22日あった。裁判員裁判で量刑判断などの参考にしてもらうため毎年開いており、応募した市民53人が、数重に施錠された施設内を巡った。医療刑務所は全国4カ所にあり、岡崎では精神障害がある男性受刑者が治療を受けながら服役している。現在の入所者約220人のうち8割が精神障害者で、最高で無期刑までの受刑者がいる。残る2割は初犯の健常者で、調理や洗濯などの作業にあたっている。

【京都】生涯・作品を紹介(10/23)
 アウシュビッツ強制収容所での体験を書き残したイタリア人作家の業績を紹介する特別展「プリーモ・レーヴィ~アウシュヴィッツを考えぬいた作家」(朝日新聞社など後援)が22日、北区の立命館大国際平和ミュージアムで始まった。12月17日まで。

【山口】小児がんから見つめる命(11/2)
 小児がんの子たちを10年にわたって撮り続け、2009年度の文化庁映画賞を受けたドキュメンタリー映画「風のかたち―小児がんと仲間たちの10年―」が5日、萩市土原のサンライフ萩で自主上映される。この2年で欧米を含む150カ所以上で上映されてきたが、県内では初めて。

【香川】「難民の現実を映画で知って」(10/29)
 映画で難民問題を知ってもらおうと、国連UNHCR協会(東京)が主催する「ヒューマン・シネマ・フェスティバル」が28日、高松市のワーナー・マイカル・シネマズ高松(087・822・0505)で始まった。29日まで。

【愛媛】労組結成で差別 会社に賠償命令(11/2)
 労働組合結成後、手当の多い仕事を外されるなど仕事上差別を受けたなどとして、伊予市の運送会社「カネサ運輸」 の男性従業員(58) が同社を相手取り、約760万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10月31日、松山地裁であった。浜口浩裁判官は「原告は組合の正当な行為をしたために、他の従業員と異なる扱いを受けた。労働組合法に反するもので違法」などとして、同社に約580万円の支払いを命じた。

【福岡・北九州】在宅ターミナルケア、地域・職域を超え連携(10/24)
 人生の最期を自宅で迎える在宅ターミナルケアに長年取り組んでいる「宗像医師会訪問看護ステーション」が第63回保健文化賞(第一生命保険主催、厚生労働省、朝日新聞社など後援)を受賞した。患者・家族の支援へ、介護にかかわる他職種との地域連携を県内各地で進めている活動が、在宅医療の推進に貢献していると評価された。

拡大秋の暖かな日差しの中で、気持ちよさそうに髪をカットしてもらう森永アサノさん。「自宅まできてもらってうれしいです」と話していた=嬉野市
【佐賀】嬉野市で出張ヘアカット(11/1)
 お宅までうかがい、髪をきれいに整えます――。嬉野市の理容師と美容師が31日から市内の高齢者や障害者向けの訪問サービスを始めた。この日、市と結んだ「うれしカット協定書」に基づく活動で、組合単位で広範囲の対象者に実施するのは県内初という。

【宮崎】犯罪・事故被害者、支え合う(10/31)
 孤立しがちな犯罪被害者らが悩みを打ち明け、支えあう場をつくる動きが県内で広がっている。6月に発足した「九州沖縄犯罪被害者連絡会 みどりの風」が活動への理解を呼びかけ、息子を亡くした延岡市の女性は自助グループ立ち上げに向けて、第一歩を踏み出そうとしている。

【熊本】母を水俣病と認め、県の怠慢に裁きを(10/25)
 提訴から12月で10年。水俣市の溝口秋生さん(80)が亡くなった母チエさんを水俣病と認定するよう県に求めた「水俣病溝口訴訟」の控訴審は、24日の最終弁論で結審した。法廷で意見を述べた溝口さんは、生前の母親の姿を振り返りながら「打ち捨てられた水俣病被害者が救われる道を開いてください」と訴えた。

【沖縄】前宜野湾市長がメア氏の告訴状(10/28)
 「沖縄はゆすりの名人」などと発言したとして米国務省日本部長を更迭されたケビン・メア元沖縄総領事の著書「決断できない日本」(文春新書)の記述で名誉を傷つけられたとして、沖縄県の伊波洋一・前宜野湾市長は26日、メア氏を名誉毀損容疑で告訴する書面を那覇地検に出した。

障害者のパン屋さん 日本に学び、ブータンで人気店に(11/6産経新聞)

境界を生きる:性分化疾患・決断のとき ~当事者、読者の声~ 男、女である前に人間(11/3毎日新聞)

ベルギー漫画「タンタンの冒険」第2巻、「黒人差別を助長」 男性が提訴(10/31日付毎日新聞)

明大の柴田、難病乗り越え巨人へ=プロ野球・ドラフト(10/27時事通信)

牧太郎の大きな声では言えないが…:再婚に「差別」あり(10/25毎日新聞)