メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

人権・校閲

こちら人権情報局

もうすぐ障害者週間

※「こちら人権情報局」は11月26日にも「番外編」として記事を更新します。

■「障害者週間」特集
 12月3~9日は「障害者週間」。各地で開かれるイベントや、障害者関連の記事をまとめてご紹介します。

イベントなど
心の輪広げる体験作文・障害者週間ポスター、入賞者決定(11/18)
 障害者に対する理解を深めるための「心の輪を広げる体験作文」「障害者週間のポスター」(内閣府主催、朝日新聞厚生文化事業団など後援)の入賞者が18日、発表された。12月2日に東京都港区の日本学術会議講堂で開かれる「障害者フォーラム2011」で表彰される。

障害者の人権110番:弁護士が相談来月6日/東京(11/20毎日新聞)
見えない障害:バッジで知って 自己免疫疾患の作家ら制作(11/15毎日新聞)
ふれあいタッチング交流:「あざはトレードマーク」 藤井輝明さん、各地の学校で講演(11/11毎日新聞)
障害者への理解 もっと 富山でフェス 作品展や手話体験(11/9中日新聞)

■映画・ドキュメンタリー
無垢なイケメン 演技者へ 「アントキノイノチ」に主演 岡田将生(11/20)
 このところ、物語空間に新たな磁場を生み出すような、クセのある役どころが多い。「悪人」(2010年)での地方の屈折した御曹司や「告白」(同)の異様に熱血漢な新米教師、そして「プリンセストヨトミ」(11年)の謎めいた会計検査院の調査官。いずれも、意外なほど適役だった。瀬々敬久監督の新作「アントキノイノチ」では、高校生活での複雑な人間関係に疲弊し、遺品整理業に従事しながら自身の再生を試みる青年・永島杏平を演じた。精神の均衡を崩し、吃音(きつおん)という、繊細な役どころだ。

◎吃音の自分、嫌わないで 悩み語る子を撮ったDVD完成(11/10)
 言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする「吃音(きつおん)」のある子は、話しにくさだけではなく、授業での発表や友達との会話などたくさんの不安を抱えている。そんな子どもたちが語り合う様子を撮ったドキュメンタリーDVD「ただ、そばにいる」が完成した。製作したのはテレビドラマの演出などを手がける埼玉県の北川敬一さん。北川さんも吃音があり、小学生のころはどもることが多くて悩んだという。「吃音の子やその親にみてもらい、向き合うきっかけになれば」と話す。DVDは全3巻。市販はしないが、吃音の子たちが通う「ことばの教室」や、言語聴覚士のいる病院に実費で提供している。

【神奈川】障害者、自然体で喜劇(11/16)
 川崎市で10月に開催された「KAWASAKIしんゆり映画祭」で、ダウン症の男性が主演したコメディー映画が公開された。監督を務めた兄が映し出す障害者の自然体の姿に「健常者との懸け橋になる映画」という声が寄せられている。題名は「39(サンキュー)窃盗団」。心神喪失者の不法行為を罰しないと定めた刑法39条にちなんだ。

【愛知】口筆画家の記録映画 日進で来月上映(11/18)
 両腕をなくしながら、口で絵筆をとって描き続ける日本画家、南正文(まさのり)さん(60)=堺市=の半生を紹介するドキュメンタリー映画が12月2日、日進市折戸町の日進市民会館で上映される。生涯の師との出会いを通じ、豊かな人生を築いた軌跡だ。「他人への思いやり」を伝えようと地元のNPO法人が主催する。

拡大足で筆を持ち、文字を書く白井のり子さん=北方町の町立北方中学校
【岐阜】「典子は、今」主演 白井さん講演(11/12)
 サリドマイド被害者を描いた30年前の映画「典子は、今」で主演した白井のり子さん(49)が11日、北方町の町立北方中学校で生徒約650人を前に講演した。自身の半生を振り返りながら「生きていることを幸せに感じてほしい」と生徒たちにメッセージを送った。

■障害者の詩・アート
◎ひと 大越桂さん 野田首相が所信表明に引用した仙台の詩人 (11/9)
 視力が弱いので、いつも耳をすましている。〈小さな小さな種だって 君と一緒に育てれば 大きな大きな花になる〉。震災ひと月後に「私も、できることをしよう」と書いた詩「花の冠」を、野田佳彦首相が所信表明演説に引用した。合唱曲になって仙台で歌われている。

【三重】不安障害 詩が人生(11/17)
 「精神障碍者が想う 二十四の心の詩集展」が18~20日、津市中心部の百貨店「津松菱」で開かれる。不安障害がある伊賀市緑ケ丘南町の西島寿幸さん(43)が、毛筆で書きつづった詩を展示。「自分の人生を振り返って書きあげた詩。ぜひ見にきてほしい」と呼びかけている。

【島根】障害者アート見本市始まる(11/7)
 障害者の芸術作品「チャレンジドアート」を、商品として展示する全国見本市「チャレンジドアート・エキスポ・イン・ジャパン2011」が6日、松江市西浜佐陀町の松江イングリッシュガーデンで始まった。13日までで、入場無料。

■障害者スポーツ

拡大全国優勝を市長に報告した兵後正剛さん=名張市役所
【三重】全国優勝を市長に報告 名張市の兵後さん(11/9)
 山口県で10月下旬にあった第11回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技で初優勝した三重県チームのヘッドコーチ兼選手を務めた名張市春日丘2番町の鍼灸(しんきゅう)院経営、兵後正剛(ひょうご・まさかた)さん(50)が7日、同市役所を訪れ、亀井利克市長に報告した。グランドソフトボールは約70年前に日本で始まった視覚障害者のための野球。三重県チームは3年ぶりに全国大会に出場。決勝は鹿児島県と1対1だったが、抽選の結果、勝者となった。兵後さんは1番打者、中堅手で優勝に貢献した。

【愛知】全国障害者スポーツ 金・銅メダルを獲得(11/8)
 10月に山口市で開かれた全国障害者スポーツ大会の「ビーンバッグ投げ」で金メダル、車いすのスラローム競技で銅メダルを獲得した安城市の梅村祐紀さん(17)が7日、同市役所を訪れ、神谷学市長に喜びの報告をした。

■視覚障害者
【長野】「心」が写した 東御で視覚障害者の作品展(11/20)
 視覚障害者が撮った写真作品を展示する「心眼――全国盲人写真展の受賞作品を中心に」が、19日から東御市の梅野記念絵画館で始まった。家族やボランティアらの助言などを支えに撮った、風景や人物、花や動物などの作品112点を展示。各作品には点字の説明のほか、視覚障害者の人たちがさわってみることの出来る立体コピー写真も展示されている。

点字・音声の公務員試験、全市未導入 視覚障害者に障壁/奈良(11/9毎日新聞)
韓国:KBS全盲アナが初放送 「よくできた」(11/8毎日新聞)

■手話・聴覚障害者
元気のひみつ 歌手・今井絵理子さん 一人で抱え込まない(11/12)
 人気女性グループ「SPEED」のメーンボーカルとして一世を風靡(ふうび)してから15年。28歳となった今、仕事に、子育てにと充実した日々を送っている。生後3日目で聴覚に障害があることが分かった息子の礼夢(らいむ)君は今年1年生になった。「障害の有無にかかわらず、だれもが笑顔でいられるよう私がその懸け橋になりたい」。10年4月からNHK教育「みんなの手話」の司会を務めている。

CS「衛星デフシアター」劇場版 日本語字幕の邦画上映(11/16読売新聞)
東日本大震災:不便強いられる聴覚障害者 小平で12日、現状伝える講演 /東京(11/10毎日新聞)

■その他障害者関連記事
◎障害者福祉施設 利益率が改善(11/12)
 厚生労働省は11日、2010年度の障害福祉施設の経営実態調査の結果を公表した。全体の収入に対する利益の割合(利益率)は3年前より3・6ポイント上がり、9.7%の黒字。大半の事業分野で収支が改善した。

【高知】発達障害専門医養成へ協定結ぶ(11/19)
 県と、スウェーデンのイエーテボリ大学ギルバーグ神経精神医学センターが18日、発達障害の研究に協力する協定書に調印した。県は来年4月、発達障害や児童虐待に対応できる医師の養成センターを高知市に設置する。運営に同大のクリストファー・ギルバーグ博士が協力し、年1回来日して指導する。イ大に高知から研究員の派遣もする。

【佐賀】自白任意性を認める(11/16)
 知的障害のある男性被告(59)が公選法違反(選挙の自由妨害)の罪に問われている事件の15日の公判で、佐賀地裁は、警察官作成の2通の自白調書を証拠採用した。弁護側は「調書は知的障害者の特性を理解せず作られ、任意性はない」として却下を求めていたが、地裁は「誘導や知的障害につけ込むような取り調べがあったとはいえない」と述べ、自白に任意性があったことを認めた。

24時間365日看護に悲鳴 重い心身障害がある子の家族(11/17東京新聞)

■本
◎「人権という幻 対話と尊厳の憲法学(遠藤比呂通著、勁草書房、2835円)
 野宿のテントを強制撤去されたホームレス、夜間中学の学校運営を批判して卒業文集の作文を勝手に修正された在日韓国人女性、日の丸・君が代の強制に反対して処分された小学校教師。人間の尊厳を訴える様々な依頼人たちと出会い、憲法を実践するための対話を重ねてきた。「幻なき民は滅ぶ、という聖書の言葉があります。人権という幻は決して虚妄ではなく、共同体が共有すべきvision(先見)なのです」。人権という幻」は、常に完全に実現することはないだろう。しかし、依頼者たちの苦しみと怒りの中から立ち上がってくる言葉が刻みつけた「幻」は、消えることもない。(朝日新聞11/13)

◎「女性への暴力防止・法整備のための国連ハンドブック」(矯風会ステップハウス編、梨の木舎、1890円)
 国連女性の地位向上部がまとめたハンドブック。女性のための宿泊所を運営する「矯風会ステップハウス」(東京)が「女性の暴力を根絶するために役立てよう」と編集した。特徴は、「捜査」「法的手続きと証拠」「保護命令」など14の項目ごとに各国の法律の実例を紹介し、課題を解説している点だ。日本で課題を見つけ、変えていく手がかりになる。(朝日新聞11/10)

◎「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」(夾竹桃ジン作画、水野光博シナリオ、小宮純一取材・企画協力、小学館、440円)
 11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、児童相談所(児相)を舞台にした漫画の連載が、「週刊少年サンデー」(小学館)で始まる。児童虐待に正面から向き合った漫画の連載は、少年誌では異例という。虐待問題を取材してきた元新聞記者が原案を書く。読者の子どもたちに「救ってくれる大人がいると伝えたい」。漫画は「ちいさいひと 青葉児童相談所物語」。2日の販売号から始まる。主人公は新人の男性児童福祉司で、虐待を察知し、子どもを救う。物語の進展に連れて主人公の生い立ちも明らかにされる。作者は夾竹桃(きょうちくとう)ジンさん、シナリオは水野光博さんだが、元埼玉新聞記者の小宮純一さん(52)が「取材・企画協力」として原案を提供する。小宮さんは約20年にわたって虐待問題を取材。NPO法人「埼玉子どもを虐待から守る会」の理事も務める。(朝日新聞10/27)

■虐待
障害リハビリ中の9歳児死亡 埼玉、父親に傷害致死容疑(11/17)
 埼玉県新座市で今年7月、9歳の男児が自宅で死亡した事件があり、県警が16日、男児の父親を傷害致死容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。捜査関係者によると、男児は障害があり、7月16日夜、新座市の自宅で父親とリハビリ中に倒れたという。母親が「子どもが頭を打った」と119番通報したが、男児は病院に向かっている途中に死亡が確認された。
【埼玉】新座 障害ある9歳死亡(11/17)
 親子でのリハビリ中、何があったのか。新座市を管轄する県所沢児童相談所によると、男児は身体障害者1級で、手足が自由に動かせずに車椅子が手放せない状態という。会話による意思疎通も困難だった。

【埼玉】虐待 なぜ防げぬ/春日部の5歳男児衰弱死(11/16)
 真夏のマンションの密室に閉じ込められた5歳の男児は、衰弱して死亡した。県警は父親らを保護責任者遺棄致傷容疑で再逮捕したが、なぜ事件は防げなかったのか。県は検証に乗り出した。

【岐阜】児童虐待防止 加害者・被害者の兆候見抜け(11/7)
 11月は児童虐待防止推進月間。大人から暴力を受ける子どもに、隣近所や行政はどうやって救いの手を差し伸べればいいのか。専門家は、加害者にも被害者にも特有の特徴や兆候があると指摘する。6日、美濃加茂市の講演会では、過去の事例を紹介しながら説明した。

拡大虐待防止シンポジウムで質問に答える大藪小PTA会長の穂山弘美さん(左)ら=田川市平松町
【福岡・北九州】子育て、地域で支えて/虐待防止シンポ(11/16)
 田川市子ども虐待防止シンポジウム(田川地区子育てネットワーク「たんたん」主催、同市共催)が15日、同市平松町の田川青少年文化ホールであった。3回目の今年は「取り戻す 地域の子育て力」をテーマに、同市や北九州市で育児支援に携わる団体の代表者らが事例報告。育児中の母親ら約200人が熱心に耳を傾け、地域ぐるみで育児に関わる各地の事例について理解を深めた。

【福岡・北九州】高齢者虐待、県内で544件/昨年度(11/16)
 家族などによる高齢者への虐待に関する相談・通報は昨年度、県内で845件に上ったことが、県の調査で分かった。このうち822件について相談・通報を受けた市町村が事実確認をし、実際に虐待があった、または虐待があったと思われると判断した事案が544件あったという。

■心の健康・自殺防止
◎「男の鎧」重すぎませんか 心折れて、妻が救いに 過信しないで相談を(11/12)
 弱音をはかない、涙もみせない。そんな「男の鎧(よろい)」を脱いで、疲れた心をときほぐそう――。「心が折れない男の生き方」を探る講座で、心が折れた経験のある男性が生き方を指南した。男性のための相談窓口も各地に開かれ、「気軽に相談を」と呼びかけている。

【秋田】自殺予防へ常設拠点(11/18)
 さまざまな専門分野の団体が連携し、強みを生かして自殺予防に取り組んできた「いのちの総合相談会」が来年1月20日、秋田市に常設の拠点を設ける。無料相談に加え、ふさわしい民間団体や専門家を紹介する「案内所」の役割も果たす全国初の試みだ。

【群馬】心のケア 先生学習(11/18)
 東日本大震災で被災した児童生徒への心のケアについて学んでもらおうと、群馬大学の子ども総合サポートセンターは、教諭向けの研修会を前橋市内で開いた。教諭ら約30人が子どもの心理やストレスを和らげる方法を学んだ。

【山梨】自殺予防ネット 県内で近く設立(11/12)
 自殺予防に取り組む民間組織「自殺予防ネットワーク山梨」が近く、県内で設立される。4年連続で自殺率(警察庁まとめ)が全国ワーストという深刻な状況に、「何とかしたい」と市民が立ち上がった。

【鳥取】自殺被告の遺族 国を提訴(11/8)
 鳥取刑務所で男性被告が自殺したのは、禁止されているネクタイの差し入れを職員が見逃したのが原因だとして、男性の母親が国を相手取り、約647万円の損害賠償を求める訴訟を鳥取地裁に起こした。提訴は10月21日付。

■性犯罪被害
【北海道】性犯罪被害 相談の壁厚い 警察官らに講演(11/7)
 性犯罪被害者への理解を深め、捜査や診療段階などでの二次被害を防ごうと、性犯罪被害に遭った小林美佳さん(36)が6日、札幌市で講演した。医師や警察官らを対象に、道や道警などが主催。小林さんは出席した約100人に「最初に被害を打ち明けられる人間関係を築いてほしい」と訴えた。

【静岡】性被害 思いを歌に(11/16)
 県警とNPO法人「静岡犯罪被害者支援センター」などが26日に開く講演会で、愛知県出身の女性アコースティックデュオ「PANSAKU(ぱんさく)」が初めて県内でライブを開く。性暴力の被害に遭った自らの経験を歌にして、「自分を責めないで」と訴えかける。

【愛媛】性犯罪被害者が23日、松山で講演(11/18)
 犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)に合わせ、性犯罪の被害者の心情や取り巻く現状を知ってもらおうと、性犯罪被害者の小林美佳さん(36)の講演会が23日午後2時から、松山市内で開かれる。小林さんは実名で被害をつづった「性犯罪被害にあうということ」(朝日新聞出版)などの著者で、各地での講演や執筆活動に取り組むが、四国での講演は初めて。

性犯罪:電子足輪の遡及適用めぐり混乱(11/18朝鮮日報)

■ジェンダー
◎小中高は男子校で「紅一点」 椿姫彩菜さん 女子校へようこそ13(11/16)
 「私は、心と体の性別が一致せずに生まれました。病気という感覚ではないんですが、一般に性同一性障害と呼ばれます。昔はコンプレックスでしたが、今では個性のひとつだと思っています」「戸籍上の性別は、男と女しかないけど、本当はグラデーションがあると思うんです。男の子っぽい女の子もいるし、女の子っぽい男の子もいる。それが個性というものだと思います。男子校、女子校は異性がいないので、同じ性別同士、個性を認めあう関係をつくれるんじゃないでしょうか」

拡大男性向けのメーク講座で、ビューラーを使いまつげを上にあげる練習をする受講者たち=東京都千代田区
「男の娘(オトコノコ)」になりたくて 服・メークは女の子…でも中身は男(11/12夕刊)
 今月初旬、都内で男性向けのメーク講座「NTメークレクチャークラブ」が開かれた。参加したのは20~50代の男性8人。講座が教えるのは女性になるための女性用メークだ。10月に開講した講座には、都内を中心に全国から生徒が通う。「初級」の費用は約3万円。講座の代表で、女装した男子が働く居酒屋も経営する茶漬けさんは「反応は非常によい。実際のニーズはかなりあると思う」と話す。服装やメークは女の子。でも、中身は男の子を指すのに、「男の娘(こ)」という言葉が使われることが多い。「女装と性の問題は別の問題です」と茶漬けさん。一迅社は2007年に女装の仕方のノウハウを掲載した「オンナノコになりたい!」を出版。続編を含めて計3冊で累計11万部超を記録した。

■在日外国人
永住外国人も「生活保護の対象」 福岡高裁・控訴審判決(11/16)
 永住権を持つ大分市の中国籍の女性(79)が、市が生活保護を認めなかったのは違法だとして、市を相手に、却下決定の取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決が15日、福岡高裁であった。古賀寛裁判長は、外国籍を理由に原告の訴えを退けた一審・大分地裁判決を取り消し、市の却下決定を取り消すよう命じた。
【大分】裁判中中国籍女性へ生活保護決定/大分市(11/12)
 生活保護の受給申請を却下され、裁判で争っている中国籍の女性(79)に対して、大分市が先月26日付で生活保護の開始を決定したことが明らかになった。

【群馬】日系人の現状を心理学者に聞く(11/19)
 日系ブラジル人で、心理学者の田港・原・エライネさん(26)が5月から伊勢崎市に滞在している。国際協力機構(JICA)の研修で、日本に暮らす日系人の生活を観察し、心理支援の経験を積んだ。将来はブラジルで日系人のカウンセリングや心理療法に携わりたいという。12月1日の帰国を前に感想を聞いた。

【群馬】元中国人実習生訴訟「企業は制度悪用」(11/14)
 最低賃金に満たない賃金で働かされたうえ、不当に解雇されたとして、中国人の元技能実習生・李金艶さん(37)ら3人が富岡市の園芸会社に賃金の不足分の支払いを求め、前橋地裁に提訴した。外国人技能実習制度の目的は、実習で得た技能を持ち帰り、自国の発展に生かすこと。だが、低賃金で労働力を確保したい企業が賃金を支払わないなどのトラブルが後を絶たない。

【長野】飯田で「外国人集住都市会議」(11/9)
 外国人住民が多い全国の自治体で組織する「外国人集住都市会議」の年次会合が8日、飯田市内で開かれた。防災や教育、地域コミュニティー参加での各地の活動報告や内閣府など中央省庁の担当者との質疑・意見交換後、国への要望や提言を文書で渡した。群馬や静岡、岐阜、愛知、岡山など8県28都市の首長ら約400人が参加した。28都市は昨年11月、日本語の理解が十分でない外国人が災害弱者となることを避けるため、災害時相互応援協定を結んだ。

■アイヌ民族

【北海道】「アイヌ民族党」 団体の名称決定(11/21)
  アイヌ民族の政治団体の発足に向けた結成準備会(準備会発起人代表=萱野志朗・萱野茂二風谷アイヌ資料館長)が20日、札幌市内であり、名称を「アイヌ民族党」と決めた。アイヌ民族を巡る差別や偏見から民族呼称をそのまま使うことに異論もあったが、道外でも幅広く支持を得るためには分かりやすさが必要と判断した。

【北海道】文科省 アイヌ民族遺骨調査(11/15)
 文部科学省が、全国の大学などに散らばっているアイヌ民族の遺骨の保管状況の把握に乗り出すことになった。遺骨をめぐっては、各大学などが可能な限り遺族に返還するとともに、身元が分からない場合、国が白老町に整備する「象徴空間」で慰霊する方針だ。国としての調査は初めて。政府の調査によると、遺骨は江戸時代から人類学の分野で研究対象とされてきた。アイヌの人々の同意を得ずに集められたものもあるという。

■ハンセン病
会報にハンセン病差別的表現 大阪弁護士会が次号で謝罪(11/16大阪本社版)
 9月の会報にハンセン病の差別的表現を掲載したとして、大阪弁護士会は翌10月の会報に「ハンセン病患者・関係者及び会員の皆様に陳謝します」とする謝罪文を掲載した。

青木恵哉の詩歌を本に 県出身、ハンセン病救済に尽力(11/19徳島新聞)
栗生楽泉園・藤田自治会長が講演「無知ほど恐ろしいものない」/群馬(11/19毎日新聞)
「理解を」元患者が歌の訴え 宮里さん、名張で来月コンサート/三重(11/18毎日新聞)

■買い物弱者

拡大移動販売車とオーナーの越沼さん夫妻=大田原市蛭田
【栃木】「買い物難民」に移動販売車(11/10)
 大田原市の「セブンイレブン湯津上蛭田店」に9日、同社としては県内初の移動販売車がお目見えした。「買い物難民」と呼ばれる山村集落の高齢者の利用を見込み、平日の日中に旧黒羽町、旧湯津上村の計5地区を巡回する。同社は「お年寄りへの声かけ、見守りの役割も果たしていきたい」としている。

【静岡】お店、軽トラに乗って(11/15)
 JA函南東部(函南町)が、軽トラックを使った移動販売を地元で始めた。乳製品や総菜などを車に載せ、町内の丹那地区を巡回。高齢化や商店不足で、買い物に困る住民のニーズに応えようと始めた。

【三重】買い物送迎 無料バス 伊賀で試行(11/11)
 旧伊賀町で街づくりなどに取り組むNPO法人「ゆいの里」(伊賀市)が11日から、高齢者向けの「お買い物無料送迎バス」の運行を始める。一人で買い物に行くことが難しい「買い物難民」を解消しようと、国の補助をうけて試験的に取りくむ。採算があうかどうかを調べて、来年度から連携スーパーが無料バスを運行することを目指すという。

【愛知】宅配サービス開始 瀬戸市(11/18)
 高齢者などの買い物支援と商店街の活性化を目的に愛知県が17日、瀬戸市内の二つの商店街と連携した宅配サービスを試験的に始めた。国のふるさと雇用再生特別基金を活用し、西濃運輸に委託して失業者5人を雇用する事業。

■教育
【茨城】東北の特別支援学校 支援活動の成果報告(11/16)
 養護、盲、ろう学校など県内の特別支援学校の先生21人で始めた東北の被災3県の特別支援学校への支援が、実を結び始めた。県庁で15日、支援プロジェクトの報告会があり、来年度も活動を継続する方針などを確認した。

【神奈川】肢体不自由児の自立へ「教科書」(11/17)
 横浜市南区の市立中村特別支援学校(佐塚丈彦校長)の教員が、肢体不自由児の「自立活動」の授業の“教科書”を自ら作り上げた。その取り組みが評価され、同校は第42回博報賞(博報児童教育振興会主催)を受賞した。「自立活動」は、障害に応じて運動やコミュニケーションなどの訓練をする授業だ。ただ、具体的な指導書はなく、教員の裁量に任されている状態で、体系的な指導はできていなかった。

【大阪】大阪府教育基本条例 私はこう考える(11/9)
 府議会で審議中の「教育基本条例案」は、学力低下対策など、保護者の期待に応えられない公教育への不満を背景につくられたという。だが保護者代表ともいえる府立高等学校PTA協議会が先月、条例案の見直しを求める嘆願書を橋下徹知事(当時)らに提出した。理由を聞きに藤田城光会長を訪ねた。

【沖縄】東京書籍版配布求め提訴(11/11)
 沖縄県石垣市教委が中学の公民教科書に「つくる会」系の育鵬社版を採択したことをめぐる訴訟が9日、那覇地裁に起こされた。原告は、いずれ中学で教科書を使う小学生の母親2人。石垣市内で会見し、「市教委の手法はルール破り。親として見過ごせなかった」と語った。

■アラカルト
痴漢で起訴の競艇選手に無罪 巡査証言「信用できず」(11/16)
 私服の女性巡査(25)の胸を触る痴漢行為をしたとして、兵庫県迷惑防止条例違反の罪に問われた競艇選手の被告(26)=神戸市=の判決が15日、神戸地裁であった。片田真志裁判官は「巡査の証言は信用できない」と述べ、無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。

少年院退所後、再犯4割 無職者は高割合 犯罪白書(11/11)
 非行や犯罪で少年院に入った少年が、再び罪を犯してしまう割合はどのくらいか。法務省の研究機関が初めて調べたところ、25歳までに4割が何らかの再犯をしていた。同省が11日公表した今年の「犯罪白書」の中で紹介した。

【愛知】この印 覚えてね(11/16)
 駅などのトイレで付き添っているときに怪しまれないようにしようと、知立市は、「介護中」のマークをつくり、12月1日から希望者に無料で配布する。介護していることを周囲にさりげなく知らせ、誤解されないようにするのがねらいだ。

【愛知】脱・野宿 集い100回(11/7)
 野宿生活を脱した人たちの自助組織「救生の会」が6日、一宮市の梅ケ枝公園で100回目となる集いを開いた。仕事を見つけて生活を再建しつつある人たちや、会を支援するボランティアら約120人が集まり、映画や大道芸を楽しんだ。「救生の会」は、生活困窮者向けの緊急宿泊施設や食堂を運営する「のわみ相談所」の肝いりで、2006年に発足。施設に宿泊している人や仕事を見つけて施設を出て行った人が、定期的に集まって近況を報告し合える場をつくるのがねらいだった。

【山口】混合型血管奇形 早く難病指定を(11/9)
 発症の原因や治療方法がはっきりしていない「混合型血管奇形」の難病指定を求め、全国の患者たちが14日、厚生労働省に署名を出す。患者の一人、防府市の有富健さんは「この病気について知ってもらい、病気であることが分からないまま苦しんでいる人の治療につながれば」と話している。

【徳島】パパを応援、県「イクメン大賞」(11/10)
 育児に積極的にかかわる男性・イクメンを増やそうと、県は「とくしまイクメン大賞」を設け、男性からの子育てエピソードを募っている。父親だけではなく、孫育てに励む祖父も対象。イクメンへの理解がある企業の表彰も新設した。

【愛媛】「塀のない刑務所」 50周年(11/9)
 「塀のない刑務所」 として知られる新来島どっく大西工場(今治市大西町) 内の松山刑務所大井造船作業場が、開設50周年を迎えた。8日、記念式典があり、受刑者代表の男性は「過ちを犯した私たちを温かく見守っていただき、『絶対に更生する』と改めて決意しました」 と誓いの言葉を述べた。

【愛媛】知らぬ間に防犯カメラ 松山中心部(11/12)
 県警が松山市中心部に防犯カメラ8台を設置した。地元住民の代表らには説明会を実施、住民からは「犯罪抑止になる」 とおおむね好評だが、市民全体向けの発表などはなかった。不特定多数の市民が通る繁華街にそっと設置されたカメラに期待と戸惑いの声が交錯している。

【大分】介護保険サミット(11/9)
 介護保険制度など社会保障問題について全国の自治体関係者や研究者が意見交換する「介護保険推進全国サミットinうすき」がこのほど臼杵市で開かれた。社会保障の財源問題や認知症ケアの取り組みなどについて発表があった。

治療への偏見ない社会に 不妊症への思いを聞く/1 プロゴルファー・東尾理子さん(11/15毎日新聞)

※「こちら人権情報局」は11月26日にも「番外編」として記事を更新します。