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人権・校閲

こちら人権情報局

12月24日号の人権情報


拡大来日し出迎えられる李明博・韓国大統領(中央)=17日午後、伊丹空港、筋野健太撮影
■従軍慰安婦問題
李大統領「慰安婦問題、優先的に解決を」 日韓首脳会談(12/19)
 野田佳彦首相は18日、京都迎賓館(京都市)で韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と約1時間会談した。李大統領は元日本軍従軍慰安婦問題について「両国の障害になっている慰安婦問題を優先的に解決する真の勇気を持たなければならない」と述べ、問題解決を強く求めた。首相は「法的に決着済みだ」と日本政府の立場を伝えた。

韓国、元慰安婦の教科書記載を義務づけへ(12/19)
 韓国の国史編纂(へんさん)委員会の傘下機関は19日までに、2013年からの高校歴史教科書に元日本軍従軍慰安婦の記述を義務づける方針を決めた。同機関は国定教科書の記述の基準を定める権限を持つ。慰安婦問題はこれまでも記述されていたが、義務ではなかった。

「永遠に負担抱え続けることに」李大統領、慰安婦問題で(12/18)
 韓国の李明博大統領が17日、来日した。李大統領は在日本大韓民国民団大阪府地方本部(大阪市)で在日韓国人らと懇談し、元日本軍慰安婦問題について「(元慰安婦たちが)生きている間に(日本が)問題を解決してくれれば、両国が未来に向かっていくことに大いに役立つ」と語り、日本政府に具体的な行動を求めた。

韓国元慰安婦集会1000回 ソウル日本大使館そばに記念碑設置(12/15)
 元日本軍慰安婦らが「日本政府の謝罪と賠償」を訴えてソウルの日本大使館前で続けてきた集会が14日、通算千回に達した。支援団体は「歴史を忘れないため」として、大使館そばに元慰安婦の少女時代を題材にした記念碑を設置。日韓に横たわる懸案は解決のめどがたっていない。 

■性犯罪・セクハラ
性犯罪出所者、居住地届け出 条例案策定へ報告書 大阪(12/16大阪本社版)
 大阪府青少年健全育成審議会(会長=野口克海・大阪教育大監事)は16日、子どもへの性犯罪で服役し出所した人に対し、府への居住地などの届け出を義務づける全国初の条例制定を求める報告書を松井一郎知事に手渡した。知事は来年の2月府議会に条例案の提案を目指す。
性犯罪前歴者に住所の届け出義務づけ…大阪府、全国初の条例案(12/14読売新聞)

■性的少数者
同性愛者の支援、行政からも(12/17)
 自分も同性愛者だという派遣社員からの投稿。米国が性的少数者の人権保護を支援するため国際基金を設置するという記事を読み、「性的少数者の人権が国際社会の表舞台で『人権』として取り扱われたことの意義の大きさに胸が熱くなった」「日本政府にも性的少数者への支援を人権の問題としてとらえる視点を積極的に取り入れ、有形無形の差別やハラスメントをなくすことを課題としていっていただきたい。また、同性愛者カップルの法的位置づけの明確化を進めてほしい」

性的少数者支援の国際基金設置へ 米政府、2億円余出資(12/7)
 クリントン米国務長官は6日夜、ジュネーブの国連欧州本部で演説し、同性愛者といった性的少数者の人権保護に取り組むNGOを支援するため、国際基金を設置すると発表した。米政府が300万ドル(2億3千万円)を出資する。

「性的少数者」と「外」つなぎたい 名古屋・新栄にダイニングバー開店(12/2名古屋本社版)
 名古屋市の繁華街・新栄の雑居ビルに2日、20席ほどの小さなダイニングバー「Queer+s」(クイアーズ)が開店する。オーナー(42)は男性として生まれ、女性として生きることを選んだ。店は性的少数者だけでなく、民族や貧困など様々な少数者も歓迎だ。そして、少数者を理解し、積極的にかかわろうとする人々も集まってくるよう、懇親会などの企画に知恵を絞る。

■事件被害者
【石川】傷ついた心 包みます(12/13)
 交通事故や犯罪の被害者から警察が預かった衣類などを被害者や家族らに返却する際に使う「サポートパック」を県警県民支援相談課が作った。「被害者や関係者の心の傷を少しでも和らげられれば」との思いから生まれたもので、県内15署で11月から使用を始めている。交通事故で亡くなった人や、犯罪被害者が身につけていた衣服や持ち物は、捜査のため県警が一時預かった後、洗濯をするなどして返却している。その際、これまでは紙袋やポリ袋などに入れることも多かったという。

拡大冤罪について語る菅家利和さん(右)と浅野健一さん=甲府市朝気1丁目
【山梨】「足利事件」の菅家さん招きシンポ(12/12)
 「足利事件」の再審で無罪が確定した菅家利和さん(65)を招いて人権や差別について考えるシンポジウムが10日、甲府市であった。菅家さんは、冤罪(えんざい)を防ぐため、取り調べの全面可視化や弁護士の同席などの制度を整えていく必要性を訴えた。現在は全国各地で講演をしていて、「冤罪で困っている人の支援をしていきたい」としている。

【静岡】性被害 心も深い傷(12/6)
 9人の女性に対する強姦(ごうかん)致傷罪などが審理された被告(35)の裁判員裁判で、地裁沼津支部の片山隆夫裁判長は女性たちが「暗がりや男性に恐怖を覚えるようになった」「仕事を退職した」「同じところに暮らせなくなった」と指摘した。性犯罪の被害を受けた女性は体だけでなく、心にも深い傷を負う。その傷が癒えるのには、周囲が思う以上に時間がかかり、被害を受ける前と全く同じ状態に戻ることは難しい。

拡大ポコラート全国公募展=東京都千代田区外神田
■障害者アート
輝き増す障害者のアート、展示の目玉にも(12/7)
 障害のある人たちのアートに対し、社会的な注目がとみに高まっている。まちづくりの目玉になったり、各地で大きな展示が相次いだり。ありのままの輝きをもつ作品に、閉塞(へいそく)した時代を打ち破る役割が期待されている。色の群れが走るペン画に、おびただしい点が刻まれた立体作品……。エネルギーが会場にほとばしる。東京都千代田区のアーツ千代田3331で開かれている2回目のポコラート全国公募展(3~25日)の様子だ。全国からの1267点のうち237点が選ばれた。3日は滋賀県近江八幡市のボーダレス・アートミュージアムNO―MAでも、県内の福祉施設21カ所の人たちによる第8回合同企画展が幕を開けた(来年1月11日まで)。

【岐阜】障害者芸術、東北を元気に(12/7)
 「がんばろう東北!」。障害者週間(12月3~9日)に合わせて開かれる「岐阜市オンリーワンわたしたちの芸術祭」が6日、JR岐阜駅構内のハートフルスクエアーGで始まった。特別支援学校などに通う障害者らの芸術作品約500点が並ぶ。今年は東日本大震災の被災地を元気づける作品が目立つ。

■障害者・難病とスポーツ
スポーツ人物館 難病とも闘い1軍狙う 柴田章吾(明大→巨人育成)(12/9)
 「難病と闘う球児」として注目を集めていた左腕。「体の心配は、ほとんどない。これからが本当の勝負だと思う」。野球人生の第2章が始まる。中学3年の春、原因不明の難病「ベーチェット病」を発症。口内や内臓の炎症を繰り返す慢性疾患で、「高校で野球を続けるのは無理」と診断された。猛烈な腹痛で入退院を繰り返しながら、愛工大名電高3年夏に甲子園の土を踏んだ。

【大分】「太陽の家」準V/九州車いすバスケ(12/5)
 第32回朝日九州車いすバスケットボール選手権大会(九州車椅子バスケットボール連盟、朝日新聞厚生文化事業団主催)は最終日の4日、佐賀市立諸富文化体育館で準決勝・決勝と3位決定戦があった。県勢は6連覇中の太陽の家スパーズが決勝でSEASIRS(沖縄)に48―59で敗れ準優勝。両チームと、3位の佐世保WBC(長崎)は来年5月に東京で開かれる全国大会に出場する。

拡大4キロ付近で、障害者クラブの仲間から声援を受ける原田真一さん(中央)=12日午前、宮崎市佐土原町
【宮崎】大会出場 願いかなえて(12/13)
 時速4キロ――。これが原田真一さん(55)のスピードだ。約20年前の交通事故で右半身が不自由になった。しかし、国内でのフルマラソン完走を夢見ている。生活用車いすでの挑戦だ。この日は、自分だけの大会「赤耐(あかたい)」で西都市の自宅から県庁までの約20キロを完走した。タイムは目標より約30分遅い4時間56分。それでも「気持ちよかった」と、笑みがこぼれた。

■障害者による犯罪と更生支援
累犯:長崎からの挑戦(毎日新聞西部本社版連載)
1(その1) 出所後の知的障害者に支援の手 福祉から漏れ、服役28回(12/14)
1(その2止) 司法と福祉の懸け橋目指し 人生と向き合う(12/14)
2 福祉施設で個別に更生訓練 自信付けて成長(12/15)
3 「居住実態」で支援拒む自治体 生活基盤を求めて(12/16)
4 工夫重ね「常識を学び直す」 障害と罪、乗り越え(12/17)
5 法曹界、変化の兆し 更生への期待、量刑に影響(12/18)
6止 乏しい障害者の受け皿 生き直す新たな道(12/19)

大阪弁護士会:知的障害者に専門弁護士 「国選」で新派遣制度(12/14毎日新聞)

■障害者支援
脳性まひ介護「18時間超」 2時間増命じる 大阪高裁(12/15大阪本社版)
 脳性まひの男性に自治体が介護サービス時間をどの程度提供すべきかが争われた訴訟で、大阪高裁の小島浩裁判長は14日、1日当たり約16時間以上とした一審・和歌山地裁判決を変更し、約18時間以上が必要とする判断を示した。

目が不自由でも安心、しゃべる線量計開発(12/9)
 「目が不自由でも放射線量を知りたい」。そんな声に応えようと、福島県盲人協会と同県の製作所が、音声で数値を案内する線量計を開発した。その名も「しゃべる線量計」。 スピーカーを耳に近づけてボタンを押すと、女性の声で「○○マイクロシーベルト」と液晶画面の数字を読み上げる。来年1月の販売を予定している。

【岩手】障害者施設虐待で運営法人が謝罪(12/4)
 障害者施設「みたけの園」(岩手県滝沢村)で嘱託職員(60)=11月30日付で依願退職=が入所者に虐待行為をしたとされる問題で、施設を運営する県社会福祉事業団が3日、県庁で記者会見し、「二度と繰り返さないように対策を構築する」と謝罪した。事業団の高橋友三事務局次長は「どこまでが人権侵害にあたるか、どこまでが制止行動か、各職場で確認し合う取り組みが甘かった」と話している。

【多摩】絵本で「差別やめよう」児童に読み聞かせ(12/6)
 血管の病気で顔がふくれ、いじめられた経験から、子どもたちに差別や偏見をなくすための講演を続けてきた国立市の藤井輝明さん(54)が、半生を振り返った絵本「てるちゃんのかお」(金の星社)を出版した。「全国の学校を回り、絵本の読み聞かせをしていきたい」という。

【新潟】県「許可証」発行へ 障害者用駐車スペース(12/15)
 ショッピングセンターなどの障害者用駐車スペースに体が不自由ではない人が車を止めてしまい、身体障害者や妊婦、けがをしている人が駐車できずに困ることがないよう、県はそうしたスペースに駐車できる「許可証」を発行することにした。協力店には「許可証があれば駐車できる」との看板を置いてもらう。15日から受け付けを始め、来年1月15日から使える。

【石川】障害者雇用 低い企業(12/17)
 県内企業の約半数が、法律で定められた障害者の雇用率を達成していないことが、石川労働局の今年6月時点のまとめでわかった。約3割の企業は、障害者を1人も雇っていなかった。雇用率を20年前と比べると、全国平均は1.32%から1.65%へと増加傾向なのに対し、石川県はほぼ横ばい。石川労働局は「東京などに本社がある大企業では障害者雇用への意識が高まっているが、地方の中小企業は経営に余裕がなく雇用が進んでいない。今後も指導を続けたい」とする。

【石川】300人、障害者支える輪(12/5)
 障害者への理解を深める障害者週間(3~9日)にちなみ、障害の有無を超えて互いにふれあうウオークラリーが4日、内灘町役場であり、ボランティアも含め約300人が参加し、交流を深めた。今年で6回目。今回は東日本大震災を受け、「災害時の障害者支援」をテーマに、目隠しをした避難訓練や、車いすの人を安全に誘導する練習をした。

拡大ルワンダでの義足作りの活動について話すルダシングワ真美さん=福井市問屋町3丁目
【福井】「希望の義足」支援を ルワンダで活動の女性、福井で講演(12/18)
 アフリカで義足作りに取り組むNGO法人代表のルダシングワ真美さん(48)が17日、「ルワンダ希望の義足作り」と題し、福井市内でチャリティー講演会を開いた。会場に集まった約200人を前に、活動への支援を求めた。真美さんはルワンダ人の夫ガテラさんとともに1996年に設立した「ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」の代表。94年の民族紛争で多くの人が障害を負ったルワンダや隣国のブルンジで、義足や車いすを提供する活動に取り組んでいる。真美さんは東日本大震災の後に現地で多くの人から声をかけられたことにも触れ、「ルワンダ人は94年、日本人は3月に愛する人をたくさん失った。同じ心の痛みが分かるからこそ、一人でも多くのルワンダ人が笑えるよう、できることを一つずつやっていきたい」と話した。

【滋賀】職員、障害者虐待(12/14)
 障害者の救護施設「滋賀保護院」(大津市本宮2丁目)で、男性職員(38)が12人の利用者に対して暴力を振るったり、嫌がらせをしたりするなどの虐待を繰り返していたことがわかった。施設を運営する社会福祉法人「滋賀同仁会」が13日明らかにした。発覚後、男性職員は退職している。

【兵庫】パティシエ夢へ一歩 障害ある受講生ら(12/6)
 パティシエを目指す障害者を支援する「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の講習会修了式が5日、神戸市中央区のホテルで開かれた。受講生が腕をふるった洋菓子やパンを出席者にふるまい、講習の成果を披露した。

拡大自作の紙芝居(右)と、統合失調症の男性が描いたパネルを持つ鈴木常勝さん=大阪市北区
【大阪】精神障害者の姿紙芝居に 10日枚方で披露(12/9)
 紙芝居師の鈴木常勝さん(64)=大阪市東住吉区=が、統合失調症や躁鬱(そううつ)病などの当事者や家族の声を盛り込んだ紙芝居を10日、枚方市内で開かれるイベント「しあわせHOTフェスティバル」で演じる。偏見の目にさらされがちで、当事者が声を上げづらい精神障害。和やかな雰囲気の中で、少しでも隔たりをなくせたらと願う。

【高知】誰でも楽しめる街に(12/5)
 障害や高齢で移動が不便な人に車いすなどを貸し出したり、付き添いのボランティアをしたりする催しが4日、高知市中心部であった。利用者は車いすを押してもらいながら、商店街での買い物などを楽しんだ。障害者週間(3~9日)に合わせた1日限りの開催だったが、必要性を訴える声が多く聞かれた。

【佐賀】SPEED今井さん 聴覚障害の子育て語る(12/11)
 4~10日の人権週間に合わせ、神埼市千代田文化会館で10日、「ふれあい人権フェスタ」(県など主催)があった。聴覚障害の息子がいる音楽グループ「SPEED」の今井絵理子さん(28)がトークショーを行い、子育ての難しさや楽しさを手話を交えて語った。

■高齢者・介護
【群馬】入居者の外出制限 高齢者住むマンション(12/13)
 介護が必要な高齢者がまとまって住む賃貸マンションが高崎市内にあり、オートロック式の共同玄関の番号を大半の入居者に教えないなど外出が制限されていることが市の調査でわかった。市は、建物を事実上、管理する介護事業者に対し、高齢者虐待防止法に基づき改善勧告などの処分を検討している。

拡大自らの体験から介護マークを提唱した小泉さん=島田市
【静岡】「介護マーク」全国へ(12/14)
 県が全国に先駆けて作った「介護マーク」を全国に普及させようと、大村慎一副知事が13日、厚生労働省を訪れ、全国統一マークとして採用してはどうかと提案し、同省は都道府県に紹介するなど前向きな取り組みを約束した。認知症の妻の介護体験からマークの必要性を訴えていた島田市の小泉欽市さん(68)は「一人でも多くの人に役立てて欲しい」と期待する。

【和歌山】介護訴訟 時間増判決 笑顔(12/15)
 24時間の介護を求める脳性まひの男性の闘いが、また一歩前進した。14日の大阪高裁判決は、和歌山市黒田の石田雅俊さん(43)の訴えについて、1日あたり約18時間以上の介護サービスを提供するよう市に命じた。石田さんは大阪市内で会見し、「思っていたよりも(提供時間が)増えたのはうれしく思う」と笑顔を見せた。

【山口】高齢者虐待 最多168件(12/8)
 県内の市町が2010年度に把握した高齢者への虐待は、168件で過去5年間で最多だったことが県のまとめでわかった。前年度から12件増え、息子からの虐待が4割を占めた。県長寿社会課は「高齢者も家族も周囲の人も、1人で悩まずに支援センターに相談を」と呼び掛けている。

【佐賀】高齢者虐待 解決の糸口(12/13)
 高齢者虐待の事例を紹介し、解決法を掲載した本「高齢者虐待を防げ」が出版された。西九州大(神埼市)の倉田康路教授(45)と滝口真教授(44)が監修した。倉田教授は「何が虐待で、どういう行動をすればいいかのマニュアルの一つになればいい」と話している。

【佐賀】要介護者らの自宅改修補助 最大200万円(12/10)
 要介護認定や障害等級認定を受けている県内在住者が自宅をバリアフリー化する際、最大で200万円の補助金を助成する事業が始まった。住宅メーカーや病院などからなる「がばいいきいきタウン推進協議会」(宮原武士会長)が国から事業採択を受けた。

【大分】介護の苦闘を紹介/高校弁論大会で江口さん(12/9)
 福沢諭吉記念祭第50回全国高校弁論大会(大分県中津市、慶応義塾主催)が8日、中津市の中津文化会館で、全国から選抜された27人が参加して開かれ、認知症の祖父の介護に苦闘する家族の姿をリアルに描いた福岡県大川市幡保、同県立伝習館高校2年の江口磨美さん(17)が最優秀賞を獲得した。

■いじめ・自殺
【多摩】いじめ対処法 自身の経験生かし本に(12/4)
 インターネットでいじめの相談を受けている立川市の玉聞伸啓さん(36)が「いじめと戦おう!」という本を書いた。いじめ、いじめられ、芸人を志した経験から「周囲の笑いがいじめを助長する」と気づき、その構図を崩す戦術を盛り込んでいる。

拡大小冊子「死ぬな!」を持つ新潟NPO協会の富沢佳恵事務局長=新潟市中央区
【新潟】「死ぬな!」の声よ、届け(12/10)
 さまざまな相談に乗ったり、悩みを語り合える場を提供したりする15団体を紹介し、なかなか減らない自殺を防ごうと、新潟NPO協会(新潟市中央区)が小冊子を発行した。題は「死ぬな!」。協会は「県内各地に人の支援に取り組む団体がある。冊子を手がかりに自分に合った居場所を見つけてほしい」と呼びかけている。

【熊本】県警剣道部訴訟 二審もいじめ認定(12/16)
 自殺した県警の巡査に対するいじめ行為を司法が再び認定した。福岡高裁で15日に言い渡された、巡査の自殺をめぐる損害賠償請求訴訟の控訴審判決。事実上の勝訴が維持された内容だが、自殺との因果関係はまたも否定され、両親の表情は晴れなかった。

■生活保護・生活弱者
不正申請2千回 生活保護指定医院、初の取り消し 大阪(12/16大阪本社版)
 阪市は15日、生活保護受給者の医療費を全額公費負担する「医療扶助」で、訪問診療料などの不正・不当請求を過去5年間で2千回以上、総額3116万円していたとして、同市東住吉区湯里2丁目の「山本医院」(山本嘉治院長)に対し、生活保護指定医療機関の指定を来年2月1日から取り消すと発表した。同指定の取り消しは大阪市で初めてという。

単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%(12/9)
 勤労世代(20~64歳)の単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」であることが、国立社会保障・人口問題研究所の分析でわかった。2030年には生涯未婚で過ごす女性が5人に1人になると見込まれ、貧困女性の増加に対応した安全網の整備が急がれる。

【北海道】ビッグイシュー常設販売 地下歩行空間(12/12)
 札幌駅前通地下歩行空間に12日、ホームレスらがスタッフの案内所がオープンした。道案内やイベント場所の紹介などが主な仕事だが、ホームレスが販売する雑誌ビッグイシューの最新号とバッグナンバーも販売する。ビッグイシューさっぽろ事務局によると、札幌市内で雑誌が販売できる通年の常設場所の確保が念願だった。

【静岡】路上脱出 助けたい(12/11)
 年の瀬が迫り、市街地には忘年会などで行き交う人があふれている。だが、すぐそばの公園や地下道では、家を持たないホームレスの人たちが暮らす。9日の金曜日の夜、ホームレスへの自立支援活動を続けている笹沼弘志・静岡大教授(憲法学)の「静岡パトロール」に同行した。

【広島】弱者の支え 貧困拡大(12/15)
 「わし保険証ないけえ、何とかならんじゃろか」。広島市安佐南区の広島共立病院。救急車で昨年3月に運ばれてきた市内の男性(55)は、病室で胸ポケットから通帳と印鑑を出して言った。医療ソーシャルワーカーの山地恭子さんが事情を聴くと、前年暮れに勤め先をリストラされたという。勤め先の健康保険証を失った後、国民健康保険(国保)に加入せず、生活費を切りつめた末の栄養失調だった。結局、国保に加入。無収入のため、治療費は軽減された。

拡大田之筋地区のミニスーパー「喜ちゃんない屋」=西予市宇和町常定寺
【愛媛】買い物弱者を救え(12/14)
 車やバスなどの交通手段が無いため買い物が出来ない「買い物弱者」 を助けようとする取り組みが、県内で広がっている。スーパーが無くなりそうになった地域では住民自らが店舗を引き継ぎ、町の団地では企業が移動式スーパーを立ち上げた。

【愛媛】生活保護費200億円超(12/7)
 松山市の生活保護の年間支給額が、1950年の制度開始以来初めて200億円を超えそうだ。2日開会の市議会に出された補正予算案で、予算額は206億円(昨年度比9.4%増)となった。野志克仁市長は「過度の抑制になってはいけないが、増えていかない手立てを考える必要がある」 とし、市は生活保護からの自立に向けた支援に取り組んでいる。

■里親・里子
【長崎】里親制度 もっと知って 県が初の出前講座(12/13)
 経済的事情や虐待、育児放棄などで親と暮らせない子の里親を増やそうと、県長崎こども・女性・障害者支援センターは12日から、初の里親制度出前講座を始めた。里親になるための具体的な方法や資金面での援助、実際に里親となった場合の子どもの育て方の注意点などを伝える。

【富山】里子の実名 一部掲載(12/10)
 里親制度について理解を深めるため県などが作った小冊子500部が、里子の個人情報が記されていて個人が特定される恐れがあるとして、自主回収されていたことが分かった。県によると、冊子は里親の体験談を紹介する内容で、冊子で使われている里子たちが描いたイラストについて、巻末で複数の里子の実名の一部がひらがなで記されていた。冊子は県内の社会福祉協議会や図書館、市町村に配られた。これに対しイラストを提供した里親らから「身近な人の目にさらすのはやめてほしい」などとして、里子の特定につながる恐れがあるとの指摘があった。

■在日外国人
イラン国籍理由に入学拒否、違憲 東工大が敗訴(12/20)
 難民として日本で暮らすイラン国籍の男性(43)が、東京工業大(東京都目黒区)の原子炉工学研究所への入学を拒否されたのは「国籍を理由にした不当な差別だ」として大学を訴えた訴訟で、東京地裁は19日、入学不許可決定を無効とする判決を言い渡した。

「北のスパイ」と服役の在日韓国人に無罪判決 韓国(12/17)
 1975年に韓国留学中、北朝鮮のスパイだとして連行、収監された大阪市在住の在日韓国人、金東輝(キム・ドンフィ)さん(57)に対する再審の判決公判で、ソウル高裁は16日、証拠とされた調書について「警察当局が20日間不法に拘禁し、殴打するなどしてつくった」とし、無罪判決を言い渡した。

拡大音楽などで交流した子どもサミット=八千代市立村上小
【千葉】八千代 外国籍小中生と子どもサミット(12/9)
 八千代市立村上小で8日、同小の児童と村上地区で暮らす外国籍の小中学生59人が交流する「むらかみインターナショナル子どもサミット」があった。工業団地や大規模団地がある村上地区には中南米、アジア各国など約千人の外国人が暮らす。外国籍のほか外国からきた日本籍、日系の子どももいる。子どもサミットは2009年から始まり、今年が3回目。

【大阪】外国人家族の生活支援「関西生命線」表彰(12/11)
 在日外国人を対象にお弁当づくり講習会や電話相談によるサポートを21年にわたって続けているボランティア団体「関西生命線」(伊藤みどり代表)が、今年度の「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰」を内閣府から受けた。

■アラカルト
【石川】患者の金を着服 横領罪で追起訴(12/8)
 精神科の入院患者から預かった金を着服したとして、金沢地検は7日、金沢市の元病院事務員(50)=業務上横領罪で起訴=を同罪で追起訴した。起訴状によると、被告は2006年1~12月、勤務先の病院で、患者ら30人から預かった預金通帳を使って、57回にわたり計約2423万円を自分の口座に振り込み、横領したとされる。

【新潟】ミスコン門戸開放 応募者減で見直し(12/9)
 既婚の40歳の方もふるって応募を――。十日町市で30回を数えたコンテスト「ミス十日町雪まつり」が来年2月の次回から「きもの女王」と名を変えることになった。未婚女性に限っていた応募資格も、未婚・既婚を問わず、40歳前後の人の応募も促す。20代の未婚女性の応募が減ったのがきっかけだが、実行委員会は「アラフォー世代」の女性の魅力に光をあてようと発想を転換した。

【栃木】ひとり親自立へ、カフェ 経営者を募集(12/6)
 母子家庭など「ひとり親」の自立を支援する「チャレンジカフェ」が5日、宇都宮市内にオープンした。飲食や喫茶の店を経営したいと希望する人たちにスペースを格安で提供し、店舗経営の実際を経験してもらう試みだ。経済的な自立をめざして店を借りたいという参加者を募っている。運営するのはNPO法人「コドモネットらくだーず」。2階建て店舗兼住宅を借り、活動の拠点づくりを進めてきた。ここをひとり親家庭の相談や交流に使うほか、職業訓練の場とするために、1階部分を改装した。

【和歌山】ママ友と社会起業(12/8)
 出産や育児のために仕事を辞めたことで、それまでに築いた社会との関わりを失ったように感じる女性は多い。そんな専業主婦のひとりだった和歌山市の上田茜さん(27)が10月、同じような思いを持つママたちのためのカフェを始めた。

【宮崎】強制連行 苦難語り継ぐ(12/4)
 太平洋戦争末期、中国から強制連行され、日之影町の槙峰(まきみね)鉱山で亡くなった中国人犠牲者たちの追悼式が3日、鉱山跡に立つ慰霊碑前で開かれた。参列者たちは犠牲者への賠償実現と、悲惨な史実を多くの県民に知ってもらう活動を続けていくことを誓った。

東日本大震災:アイヌの歌手・熊谷さん寄付 CD売上金を震災遺児に(12/15毎日新聞東京版)

そううつ・うつ病 患者急増の原因究明へ(12/4毎日新聞)

 ※次は1月20日に更新します。