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観字紀行

「單」か「単」か 「ひだ」を歩く~前編~

奈良岡 勉

 今回は「」と「騨」を巡って旅に出ます。この漢字がつく地名と言えば、そうです、北アルプスのふもと、下の2枚の写真に関係する街です。

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 同じ地名ですが、漢字が微妙に違います。「」は右側のつくりの上が「口口」(口二つ)。「騨」はカタカナの「ツ」。

 二つの漢字は現地でどう使われているのでしょう。風薫る5月、飛地方の都市、高山市と飛市を訪ねました。

 東京から向かいます。東海道新幹線で約1時間40分で名古屋へ。ここで高山線の「ワイドビューひだ」に乗り換えて約2時間25分、渓谷の景色を眺めていると、飛地方の玄関口、JR高山駅に着きます。乗り換え時間をいれて所要時間は計約4時間20分でした。

拡大高山に向かう「ワイドビューひだ」
拡大高山に到着

 高山市は岐阜県北部に位置し、市域は東西81キロ、南北55キロ。面積は東京都とほぼ同じ2177平方キロ。2005年2月1日に近隣9町村と合併して新しい高山市になりました。現在、日本で一番広い市です。大阪府や香川県よりも広く、都道府県の面積より広い市町村は高山市だけ。人口9万3606人、世帯数3万4500世帯(2011年6月1日現在)。