観字紀行
全国各地にあふれる様々な「文字」。看板などの写真を中心にご紹介する「旅」のコーナーです。ふだんは机にかじりつきっぱなしの校閲記者が、赤えんぴつをカメラに持ち替え、ある地域でしか見られない「地域文字」や、ちょっと笑える表記など、色んな文字を探しに出かけます。文字に注目すれば、ひと味違う旅の面白さを見つけることができたり、住み慣れた町の新しい姿が見えてきたりするかも知れません。難読地名・珍地名、不思議な看板など、みなさんからの情報もお待ちしています。
◇「四つ橋線の四ツ橋駅」 注意深い人なら一度はあれっと思ったことのありそうなこの駅から、今回は歩き始めます。 大阪市営地下鉄、四つ橋線の四ツ橋駅。 同…続きを読む
◇「阿部野」表記のわけ 近鉄「大阪阿部野橋駅」に戻って、なぜこの表記になったのかを聞いてみました。 近鉄南大阪線の「大阪阿部野橋駅」は、1923(大正12…続きを読む
◇展望台にのぼってみた あべのハルカス展望台「ハルカス300」への入り口は16階。16階から、60階の展望台行きのエレベーターに乗ると、星が降ってくるような…続きを読む
日々、紙面の点検をしていると、まぎらわしい要注意な地名に出くわすことがあります。 有名なところでは、東京の「霞が関」。地名は「東京都千代田区霞が関」だけれ…続きを読む
朝日新聞の題字のふるさとを訪ねて、山梨県市川三郷町の大門碑林公園に来ています。 題字の元となった大唐宗聖観記碑を鑑賞し終えた後は、往路に気になっていた拓本…続きを読む
朝日新聞の題字のふるさとを訪ねて、山梨県市川三郷町の大門碑林公園に来ています。前回は「朝」と「日」を見つけたので、引き続き「新」と「聞」を探したいと思います…続きを読む
朝日新聞の題字のふるさとを訪ねて、山梨県市川三郷町の大門碑林公園に来ています。 前回は目的の大唐宗聖観記碑(だいとうそうせいかんきひ)にたどり着く前に、欧…続きを読む
元の文字は欧陽詢 筆者は、朝日新聞の校閲センターで、フォント部門の仕事をしています。フォント部門は、紙面で使う文字を作ったり、管理したりするところです。昔は…続きを読む
会津若松に涙橋を訪ねて 各地に残る「なみだ橋」を訪ねる旅の最終回は、福島県会津若松市に行きました。市内にある「柳橋」という橋の別名が「涙橋」だそうです。現在…続きを読む
南国の涙橋を訪ねて 「なみだ橋」を訪ねる旅の3回目は、南国の鹿児島市です。 これまで紹介した東京の二つの「なみだ橋」は、どちらも江戸の処刑場に続く道中にあ…続きを読む
「なみだ橋」を巡る旅の第2回は、東京都品川区の鈴ケ森を訪ねます。前回の小塚原(こづかっぱら)と並ぶ江戸時代のお仕置き場(刑場)にも、やはり「なみだ橋」があり…続きを読む
泪橋からあしたの栄光めざして 「なみだばし」。いわくありげな橋の名を聞いて、小さな橋のたもとの掘っ立て小屋を思い出した方は、今から45年ほど前に大ヒットした…続きを読む
福島県二本松市 全国で唯一自治体名に 前回は字(あざ)に残る「○本松」を回った筆者。文字を見る「観字紀行」なのになかなか地名表記が見当たらず、「本松」の字が…続きを読む
名古屋にも「○本松」が 福岡を出発し、広島、奈良、京都と東進中の筆者。次は名古屋です。インターネットの地図サイトで「○本松」を検索すると、愛知県の地名がいく…続きを読む
東に針路を取れ 前回、駅名を頼りに福岡県と広島県にある「六」「一」「八」の「○本松」を訪ねた筆者。次に目指したのは「三本松駅」です。実は香川県東かがわ市(J…続きを読む
思い出の六本松はいま 筆者は普段、「昔の新聞点検隊」を担当しています。 黒田官兵衛もの の取材で、先日福岡に行きました。たまたま通りかかったのが、以前住んで…続きを読む
高知県は太平洋に面した東西に長い県です。最終回では、これまでの連載で訪ねた中部から一気に西部へ車で移動します。 めざすは四万十川。 高知自動車道を須崎中…続きを読む
前回訪れた「ごめん」という停留所は土佐電気鉄道(土佐電鉄)の後免町停留所でした。 この名前は周辺の地名に由来します。南国市後免町。さらに、この地名はもとも…続きを読む
四国の高知と言えば、まず思い浮かぶのが坂本龍馬(1836~67)。そして、桜前線が真っ先に訪れる所でもあります。 「ソメイヨシノが咲いたぜよ」 東京都内…続きを読む
前回、猫啼(ねこなき)温泉で本物の猫に会えなかったので、猫を求める旅はまだまだ続きます。 リムジンバスに乗るために福島空港に立ち寄ると、入り口には仁王立ち…続きを読む