(9月2日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 今年、ミス・ユニバース・ジャパンの優勝者が例年以上に注目を集めました。大会史上初めて、いわゆる「ハーフ」の女性が日本代表になったためです。

 その宮本エリアナさんは母が日本人、父がアフリカ系米国人。生まれも育ちも国籍も日本ですが、学校では肌の色を理由にいじめられ、代表に選ばれた際も「本物の日本人じゃない」「代表にふさわしくない」と心ない批判を浴びたそうです。7月14日付本紙「ひと」欄にも登場し、「ハーフへの偏見をなくしたい」と語っています。

 「ハーフ」は英語のhalf(半分)から来た言葉ですが、国籍や人種の異なる両親の間に生まれた人を指す使い方は和製英語とされます。当事者にも広く使われていますが、「日本人として半人前と言われているようだ」と嫌がる人もいます。本紙「声」欄にも、二つの文化を受け継いでいることにもっと自信を持てる呼び方に変えられないか、という意見が寄せられています。