(11月25日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 集団的自衛権をめぐるニュースで、「自衛隊が地球の裏側にまで行くことになる」などと言われることがあります。この「裏側」について、「日本が表側とは思い上がり。『裏』にされた方は面白くないはず」とのメールが読者から届きました。

 「地球の裏側」は、場所を特定しない抽象的な表現のほか、南米を指す際にも使われます。本紙声欄にもブラジルの日系2世の女性から「南米というと必ず『地球の裏側』と形容され不愉快」との投稿がありました。共通するのは、「裏」には負のイメージがあるとの指摘です。