(3月2日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 月曜日は4年ぶりの2月29日でした。朝刊1面の題字脇に「閏日(うるうび)」とあるのに気づいた方もいらっしゃるでしょう。この「うるう」という言葉、なぜこう呼ばれるのでしょうか。

 新月から新月までを1カ月と数える旧暦では、12カ月は約354日。地球が太陽の周りを1周する時間(1太陽年)より10日以上短いため、何年かに1度、1年を13カ月に増やして調整していました。この増やした月を「閏月」といい、「閏年」は閏月がある年を指しました。

 日本語学が専門の今野真二・清泉女子大教授によると、約1300年前に書かれた「日本書紀」に、7月と8月の間に「閏七月」という記述があります。平安時代末期には、ここに「ウルフ」と読み仮名をつけた文献もあるそうです。