(3月30日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 カレーやシチューなど洋風の煮込み料理を作るとき、味に深みを出すのに使う洋風調味料。主なものではブイヨンとコンソメがあります。カレーを作るときなど、「どちらを使ったらよいのか」と悩んでしまいます。

 レシピ本などには「固形スープのもと」「洋風だしの素」などと表記されるだけのこともよくあります。同じような形状に似たような味。両者の違いとはどういったものか、調べてみました。

 平凡社「世界大百科事典」や白水社「フランス 食の事典」によると、ブイヨン(bouillon)は「沸騰する」という意味のフランス語bouillir(ブイイール)に由来し、肉と野菜を水から煮出したもので、日本の「だし」にあたります。