(5月4日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 「『がいじ』って、どういう意味?」。数年前、東京都内の小学校4年生だった長男から尋ねられました。友達をからかう時などに言うようでした。

 当時の担任の先生に聞くと、「教員の前では使わない言葉。最初は私も意味が分かりませんでしたが、ほとんどの子も分かっていませんでした」。

 調べてみると、この言葉はかなり前から使われていました。朝日新聞では1988年、都内の中学校教員からの投書にありました。生徒がよく使っていると紹介し、こう続けます。「大変いやな、耳ざわりな言葉です。なぜなら『身体障害児』を縮めて言ったものだからです」