それぞれの「目的地」へ

 一時期、「しつもん! ドラえもん」の出題を担当していた。趣味を仕事に生かせる要素もあり、「飛行機と言葉」、そして「鉄道と言葉」をテーマにさまざまな問題を作成したが、そのなかの一つに、3月9日付紙面で次のようなものを出した。

 「出発進行」という言葉があるけど、出発も進行も似た意味だね。なぜこう言うのかな。

 紙面をご覧の方は覚えておられるだろうが、いかがだろうか。鉄道に関する用語のなかで、言葉自体はかなり知られているが、その意味まではあまり理解されていないように思う。

 答えは、「出発信号機が進行を示すという意味」だ。解説は以下のように書いた。

 「出発進行」は列車の前方にある出発用の信号機が進行(青)を示しているよ、という意味なんだ。声を出すことによって安全を確認しているんだよ。

 ほかにも今春のダイヤ改定で廃止になった夜行急行列車「はまなす」や、引退した熊本電鉄の「青ガエル」など、テツ分豊富な出題をさせてもらったが、この問題だけは鉄道趣味とは関係なく、主に問題を解いてくれる小中学生に対し、「出発」という言葉自体を意識してもらいたくて作成した。

チア&ダンス全国大会で優勝

 「出発」は筆者が好きな言葉である。空港に行っても、「Departures」(出発便ご案内)ボードのさまざまな行き先を見ているとわくわくする。広辞苑(6版)では、「目的地に向かって出かけること。しゅったつ」「何かをめざして始めること」、とある。

 年度末にかけて、「お別れもの」を立て続けに書いた。筆者のキャラのせいもあって、過去の拙稿もそういった内容が多い。心機一転、今回は新たなスタートについての話をお読みいただきたい。
 
 3月末の千葉・幕張メッセ。例年、国内最大規模のダンス大会、チアリーディング&ダンス全国選手権大会「USAナショナルズ」が開催されている。今春は記念すべき第20回大会が行われ、全国11都市で行われた地区大会を勝ち抜いた約500のチーム、約6700名の選手が演技をした。