(10月17日に公開されたwithnews記事を再録しました)

 出版社で校閲をする女性が主人公のテレビドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」。昨秋の連ドラから1年たち、9月にスペシャル版が放送されました。実は私、この春入社した駆け出しの新聞校閲記者。連ドラのときはまだ大学生でした。実際の仕事は、ドラマの通りだったことも、全然違ったことも。「リアル校閲ガール」の姿を紹介します。

写真・図版

紙面のゲラをチェック。ドラマと一緒で赤鉛筆は校閲を象徴するアイテムです

学生時代に見たドラマ

 石原さとみさん演じる河野悦子が1年ぶりに帰って来たスペシャルドラマ。悦子は仕事も恋もファッションもどれも手を抜かず、今回もパワフルに動き回っていました。

 「楽しいだけの仕事はもう卒業しなさい」と雑誌の新編集長に言われながらも、結局は自分の気持ちを大事にして周りの人たちを動かしていく前向きな姿からは、元気をもらえます。

 学生時代に見た前回の放送のときに私も校閲の仕事に就いたならこんな感じかなと想像していたことを思い出しました。でも実際に新聞社で働いてみると、違う世界だと感じることがたくさんありました。

 まずは勤務の時間帯。朝刊の校閲を担当する場合、夕方から日をまたいで夜更けまで、ひたすら記事や見出し、レイアウトの点検をします。悦子のようにアフター5は自宅の階下のおでん屋で飲み会、というわけにはいきません。

 土日も新聞は発行されるので、出勤日はシフト制でカレンダー通りには休めません。でも、平日が休みの場合は、買い物に行くときは混雑が避けられますし、映画やコンサートも平日の昼の回で楽しめるのは助かります。