(1月10日付朝刊に掲載した「ことばの広場」を再録しました)

 新年を迎え、初詣などで神様を身近に感じる時期です。そんな「神」を、物事の程度を強調する言葉として使う人が増えています。もとは若者らが主にネットの世界で使っていた用法が一般に広まってきています。

 「神(かみ)対応」という語を見聞きしたことはありますか。「心配りの行き届いた対応」といった意味。ファンへのサービスに熱心な芸能人に対してや、機転を利かせてトラブルをうまく処理した際などに使われます。

 「現代用語の基礎知識2017年版」は「神」について、「何かのレベルが神の領域であり、超すばらしいこと」と解説します。「神曲(かみきょく)」や「神(かみ)ゲー(ゲーム)」、親友ならぬ「神友(しんゆう)」など、名詞を修飾します。

永川 佳幸(ながかわ・よしゆき)

1985年生まれ、大阪府出身。2008年入社。以来、東京本社校閲センターに籍を置き、13年から大阪本社校閲センター。バスケットボールをこよなく愛する。30歳を過ぎても、いまだに新人臭さが抜けないのが最近の悩み。